エディンバラ(アズールレーン)とは (エディンバラとは) [単語記事]

エディンバラとは、STG アプリゲーム「アズールレーン」に登場する、第二次大戦時のエディンバラ級軽巡洋艦1番艦〈HMS エディンバラ〉をモチーフにしたキャラクター（KAN-SEN）である。

指揮官、レディは概要をこんなところに隠しません！

ロイヤル（アズレンの世界観でいうところのイギリス）所属の軽巡洋艦で、エディンバラ級（タウン級）メイド姉妹の頼りない姉の方。そして、さらに上の姉としてサウサンプトン級（タウン級）のシェフィールドがいる。こっちは直接の姉妹というよりは、重巡のケント級とノーフォーク級、ロンドン級（3つ合わせてカウンティ級）のような従姉妹の如き関係とも言えるが。レアリティはSRと妹のSSRより低いのは、おそらく終戦後現代まで残っている妹に対して姉は対独戦で戦没してしまったため。

長らく小型艦建造からのみの出現となっていたが、2020年 7月2日のアップデートで、勲章交換の戦力支援で一定確率で出現するようになった。代わりに小型艦建造からは出現しなくなってしまった。

ちょっとドジっぽい眼鏡っ子メイド。ロイヤルの誇るメイド姉妹の姉なのだが、自信たっぷり（ついでに胸部装甲もたっぷり）な妹に対して、ドジなところが目立ってしまう。とはいえ仕事はきっちりとこなす。プロですから。妹のベルファストは「アイツ」呼ばわりすることもあるが、普段は「ベル」と呼んでおり仲良くしている。イベントなどでも大体はコンビで登場しているが、そのほとんどがなんやかんやでドジを踏む彼女をしっかりフォローする妹、という展開になってしまっている。たまには姉っぽいところを見てみたいと思う指揮官は少なくないはずである。
（といっても、実は隠し持っている金塊は妹のためにとってある（しかも指揮官とケッコンしてもそこは譲らない）しっかりお姉さんだったりする。だけど、隠し場所がツッコミ待ちとしか思えない）
しっかりした姉と妹の間でコンプレックスになやみつつも、お菓子作りなどの腕はなかなかのものであるようで、寮舎のアイテムにもケーキセットという彼女の作品と思しきものがある。

さて、そんな彼女のファンアートは残念ながら姉と妹に比べて少ない。トップに上げられるような静画は、1周年にしてようやく投稿されたほどである。あとは、さすがにトップに上げるのはためらわれるネタ絵やお色気絵しか無かった。現在のトップ絵も中の人ネタな絵ではあるが…。ここに代表的な一枚を紹介しておこう。

左の眼鏡っ娘がエディンバラ、真ん中はベルファスト、右はシェフィールドです

固有スキル「徹甲弾専門」は、妹の「榴弾強化」とは対になるスキルで、こちらは徹甲弾のダメージを15%（スキルレベル最大で25％）アップするもの。それを生かすためにも彼女にはぜひ徹甲弾主砲を装備してあげよう。本来敵勢力である鉄血の兵器だが、150 mmT bts KC/36連装砲が最も好適だろう。自軍ロイヤルの兵器である152mm連装砲Bも相性がいい。
また、元々耐久力も重巡なみにあるため、高いレベルで火力と耐久を両立させていると言え、姉、妹と共にロイヤル艦隊の前衛を務めるに足る性能である。レアリティ詐欺とまでは言わないが十分な高性能艦である。三姉妹で女王陛下の前衛艦隊を組んだ上で、敵をエディの徹甲弾で蜂の巣にし、ベルの榴弾でこんがり焼き上げて、シェフィのクリティカルでチリにまでバラバラにしてお掃除してやることこそ、ロイヤルメイド隊の嗜みというものだろう。

余談だが、エディンバラはレアリティの割に意外に出にくい。妹共々小型建造限定なのだが、実は小型建造のSSRはベルファストとサンディエゴ（と明石）のみなのに対し、SRは20隻以上いる。相対的にSRのうちの1隻であるエディンバラが建造できる確率は、ベルファストよりも低くなっていると考えられており、下手をするとベルは完凸出来るくらいいるがエディンバラはいない、なんてこともありえたりする。上記の通り、現在は入手状況が変わっている。未入手の指揮官は戦力支援のラインナップをマメにチェックしていればいつか出会えるだろう。

さて、そんなエディンバラについに妹に優るものが出来た。着せ替え衣装の実装である。2018年 3月27日、新イベント「母港の新学期？」に伴って、エディンバラに新衣装「図書室の妖精さん」がショップで販売開始された。
いつものメイド服とは違った雰囲気のブレザー姿であり、大きな辞書に腰掛けつつフライドポテトをパクついている。本が汚れるがな…。艤装は三連装砲を肩掛けカバンに突っ込んでおり、そこにはベルファストのお人形がぶら下がっている。ベルファストが一緒に学校へ来てくれないことを、悔しさと寂しさのないまぜになったセリフで語っており、妹への複雑な愛情が透けて見えるのである。んで、その足元をよくよく見てみると、右足で踏みつけているテスト用紙らしきものには「F」の文字が…やっぱり勉強でもドジっ娘みたいである。
ともあれ、この姿にピンときた指揮官諸君はショップにダイヤを握りしめて走るがいいにゃ。

2019年 10月23日には、ハロウィン着せ替え「お菓子メイド」が実装された。なにげにエディンバラとしては初の表情バリエーション付き衣装である。

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 https://twitter.com/azurlane_staff/status/1185097006663921664

この可愛い笑顔に魅せられてお菓子を受け取りたくてしょうがない指揮官は、ショップに行くことにゃ。

史実は厚くても、金の力には勝てませんよ！

ロイヤルネイビーが、ロンドン軍縮条約に従って設計した条約型軽巡洋艦は、艦名にイギリスの都市の名前を付けたところから、総称して「タウン級軽巡」と呼ばれている（ちなみに、第一次大戦前にも同様に都市の名前シリーズ軽巡を作っており、そちらを「初代タウン級」、こちらは「二代目タウン級」と呼ばれている）。
このタウン級は、建造時期で大きく3種類に分類されている。サウサンプトン級、グロスター級、そしてエディンバラ級である。
二代目タウン級は、アメリカのブルックリン級や日本の最上型を意識して設計された。その最終ロットであるエディンバラ級は、前級と比較して対空装備を充実させ、そのために艦を延長している。防御能力も向上させ、またイギリス海軍の巡洋艦では初の三連装砲塔を採用している。

エディンバラ級のネームシップである1番艦〈HMS Edinb urgh〉は、1936年 12月30日起工、1938年 3月31日に進水し、1939年 7月6日竣工した。艦名はスコットランドの首都「エディンバラ」（「エジンバラ」とも）より。ちなみに2番艦の〈HMS Belf ast〉は、起工・進水は実はエディンバラより早かったが、竣工はエディンバラの1ヶ月後であった。

竣工後早々に、エディンバラは北大西洋で哨戒や船団護衛の任務に当たった。11月には補助巡洋艦ラワルピンディを撃沈したドイツの艦隊（シャルンホルスト、グナウゼナウの姉妹）を追撃するも取り逃がしてしまう。おまけにこの頃、妹のベルファストが機雷によって竜骨がへし折れるほどの損傷を受けてしまう。
完成早々にドックへ逆戻りした妹の分も、とばかりにエディンバラは頑張った。大西洋を北へ南へと駆け回り、かのビスマルク追撃戦にも参加している（残念ながら戦闘には参加出来なかったが）。

1941年 11月からは、ソ連へ向かう船団の護衛任務を務めていた。

1942年 4月30日。連合国からソ連へ送った軍需物資の代金を乗せて戻る途中、北欧付近でドイツの潜水艦 U-456に襲われ、魚雷2発を受けてしまう。これによって沈没こそ免れたが、舵が故障したエディンバラは、随行の駆逐艦に曳航されつつソ連のムルマンスク港に戻ろうとしたが、5月2日、今度はドイツの水雷戦隊に襲われる。
Z7ヘルマン･シェーンとZ24、Z25の3隻の駆逐艦はエディンバラに襲いかかったが、エディンバラは大破している振りをして近くまでおびき寄せたうえで砲門を開き、ヘルマン･シェーンを撃破（後で自沈）したが、エディンバラ自身も最初とは反対側に魚雷を受け、艦に大きな穴が開いてしまい、竜骨と甲板のみでつながっているような状況になる。
ことここに至ってはどうしようもなく、総員退艦の後、随伴していた駆逐艦フォアサイトの雷撃によってエディンバラは沈んだ。軍需物資の代金だった金塊を乗せたまま。

大破していた妹のベルファストがようやく前線に復帰したのは、姉が北の海に沈んでから半年後の1942年 11月になってからだった。

その後、紆余曲折を経て、1980年代になってようやくエディンバラと共に沈んだ金塊の大部分が引き上げられ、イギリスの国庫に納められた。その金額は現在の日本円に換算して63億円以上になったという。
ちなみにエディンバラのセリフにある「ベルファスト基金」は、史実的には退役したベルファストを博物館に改装するための基金である。