エトピリカとは、
チドリ目ウミスズメ科ツノメドリ属に分類される海鳥の仲間で、渡り鳥。アイヌ語で「クチバシが美しい」という意味の通り、色鮮やかなクチバシを持っている。
体長はおよそ40㎝ほど、体重はおよそ750gほど。足はだいだい色で、顔と足以外の全身は黒い。夏羽と冬羽で違い、冬羽は顔が灰色で、飾り羽がなく、夏は顔が白くなり、目の後ろに黄色い飾り羽が垂れ下がり、色鮮やかな頭部になる。この、夏の姿が艶やかで美しいことから、別名花魁鳥とも呼ばれる。
北海道からカルフォルニア州の北太平洋沿岸地域に数多く生息しており、繁殖地も各地に存在する。
他のパフィンと同じように、そのクチバシは魚を捕まえて運ぶのに適している。複数の小魚をクチバシに複数の魚を咥えて、そのまま移動することができる。主にオキアミや小エビ、ニシンやイカナゴを食べる。海沿いの切り立った崖にある営巣するので、ヒナにエサを運ぶために複数の小魚を運べるような構造になっている。羽根は短く、水中を移動するのに適している。一方で、飛ぶのにはそれほど適していない。海に潜ることが多い場合は、羽根が短くなり、エサを求めて長距離を飛ぶ鳥は羽根が長くなるのが海鳥の傾向なので、この鳥は海に潜ることでエサを得るタイプの海鳥なのである。
世界的にみれば結構の数が生息しているのであるが、日本においては北海道にわずかながらしか営巣しない。また、葛西臨海水族館などの施設で飼育されている。生で見たい人は北海道まで行くかこれら水族館などを訪れよう。また、北方領土にはエトピリカのコロニーが観察されている。
葛西臨海水族館、旭山動物園、釧路市動物園、アクアマリンふくしま、アクアワールド茨城県大洗水族館で展示・飼育されている。
掲示板
掲示板に書き込みがありません。
急上昇ワード改
最終更新:2024/04/18(木) 06:00
最終更新:2024/04/18(木) 06:00
ウォッチリストに追加しました!
すでにウォッチリストに
入っています。
追加に失敗しました。
ほめた!
ほめるを取消しました。
ほめるに失敗しました。
ほめるの取消しに失敗しました。