エメラルド(英:emerald)とは、緑色をしている鉱石の一種である。またそれを加工した宝石。翠玉、緑玉。
ベリル(緑柱石、Be3Al2Si6O18)という鉱物の一種で、緑色が特徴的な宝石としても扱われる。エメラルド・グリーンとも呼ばれる特徴的な緑色は不純物としてクロムやバナジウムを含んでいることによる。ちなみに不純物として鉄を含む淡青色のベリルがアクアマリンである。最大の産出国は南米コロンビアで、ムゾー鉱山のものが一番いいと言われている。
ベリルという鉱物は様々な色があるが、その中でもエメラルドが最高級とされるのはその生成条件のためである。ほとんどのベリルは地表付近で作られるが、エメラルドは地中深くで強い圧力を受けて生成される岩石中から産し、また生成過程で傷やひび割れがつくことが多く、大きく綺麗な結晶はとても貴重である。
近年アメリカで赤いベリル(レッドベリル)が発見され話題を呼んだが、宝石質の大粒の石が取れず鉱山は閉鎖された。その為コレクターで集めている人が多い宝石の一つである。
宝石としての処理は古くから、無色透明のオイルをクラック部分に含浸させる処理を行っており、含浸をさせると透明度が増す(ルビーやサファイアと違いエメラルドの無色透明なオイル含浸処理は天然宝石として認められている)
インクルージョン(不純物)の含み方によっては「エメラルド・キャッツアイ(キャッツアイ効果)」や「スターエメラルド(スター効果)」という非常に貴重なエメラルドが生成される。
英語エメラルド(emerald)は、セム語で「闇に差す一条の輝き」を意味する語幹 b-r-q (例:ヘブライ語バーレケット(ラテン文字転写: bāreqet 「エメラルド、輝く宝石」)が古典ギリシア語で「緑色の宝石一般」を意味する(ス)マラグドス((σ)μάραγδος)を介して、古典ラテン語スマラグドゥス(Smaragdus)、俗ラテン語(推定形)エスマラルドゥス/エスマラルダ(*esmaraldus/-da)、古仏語エスメラウデ(esmeraude 、現代仏語エメロード émeraude)を経て中世英語エメラウデ(emeraude)となり、さらに近世に入ってから綴りの一部を俗ラテン語っぽく戻したもの。
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最終更新:2025/03/15(土) 20:00
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