エンダーマンとは (エンダーマンとは) [単語記事]

エンダーマン (Enderman) とは、PCゲーム『Minecraft』における恐怖の引越し業者である。

概要

外見

細長い人のような形をしている。身長が高く (約3メートル)、長い腕と脚を持っている。
体全体が黒く、目だけが白く光っている。敵対すると口が大きく開く。

行動

出現した時点では中立的で、周辺をうろうろしたり、ブロックを持ち上げて運んでいたりする。
プレイヤーがエンダーマンに照準を合わせると敵対的になる。
- その場でなぜか激しく震えはじめ、プレイヤーをじっと見つめたまま動かなくなる。
  （この状態でプレイヤーが攻撃すると、HITした瞬間にテレポートする）
その後、エンダーマンから照準を外すと、瞬時にテレポートで詰め寄って攻撃してくる。
- プレイヤーからかなり遠い位置にいる場合でも、距離を無視していきなり近くにテレポートしてくる。
  ヒットアンドアウェイ戦法と、地味に高い攻撃力とで、不慣れなプレイヤーのパニックを誘う。
- ただし当然ながら、身長分（3ブロック分）の高さがない場所には入れない。
実装当初は、プレイヤーの建造物だろうと何だろうと容赦なく破壊、もとい、リフォームの限りを尽くしていた。
- ブロックならば岩盤でも簡単にひっぺがすという、限りなくバグに近い荒業。いや普通にバグ。
- 特にトラップタワーの改装が得意。日の光を取り入れる小窓等、繊細な業を見せてくれる。
  多くのTT マスターが対策に頭を悩ませた。（湧き層の高さを2にする、全部黒曜石で作る、かまどで作る等）
- その後、創造者Notchいわく「おｋ、エンダーマンやっぱうぜえ。ちょっと弱体化入れるわ」。
  持ち運べるブロックの種類が大幅に制限されて現在に至るが、あまり弱体化された感はないような……。

その他

出現率は低く、ややレアな敵キャラクターである。
プレイヤーがカボチャをかぶっている時は、目（照準）を合わせてもなぜか無反応になる。
β1.8での初登場時から製品版1.0に至るまで、非常に多くの仕様変更が行われた珍しいmob。
一時はテレポートの早さにプレイヤーが追い付けず、倒すことが事実上不可能だった時期すらあった。
Notchはこのmobで「恐怖」という概念を追求しており、こだわりや思い入れが感じられる。
現在のラストステージであるThe Endは、そこに多く住まうエンダーマンに合わせて命名された。
pre1.9からは独自のSEが付与され、よりおどろおどろしい雰囲気を持つようになった。
水と接触するとダメージを受けるが、その瞬間にテレポートして逃げるという複雑な挙動をもつ。
これは雨でも同様のため、雨宿りの場所を求めてさまようエンダーマンの動きは一層不気味ちょっとかわいい。
「エンダーマン」という名称は「スレンダーマン」(Slender Man) に由来している。
- 補足: 「スレンダーマン」とは、「黒いスーツと白いシャツとネクタイ」、「顔に目や口が全くない(のっぺらぼう)」、「背の高い痩せた体型」などが特徴の架空のクリーチャー。Something Awfulという英語圏のコメディウェブサイトにおいて2009年に開催された「超常現象的画像」を作るという趣旨のコンテストで生まれた。(参考: Slender Man | Know Your Meme [英語])
目を合わせるとキレて殴ってくる、背が高い、というところから、あだ名は「先輩」