「余は、暗黒の支配者」
エンペラ星人とは、特撮番組ウルトラマンシリーズに登場する宇宙人である。
別名「暗黒宇宙大皇帝」
「ウルトラマンメビウス」のラスボスで、M78星雲・光の国シリーズにおける最大の敵。全身を漆黒の鎧と「リフレクターマント」で包んでおり、その姿はさながら「闇のウルトラマン」といったところ。空中で移動する際には赤黒い炎を纏っている。
必殺技は右手から放つ破壊光線「レゾリューム光線」でウルトラマンの体を分解して消滅させてしまうほどの威力を持つ(但し、分解するのはあくまで純粋な体を持ったウルトラ一族であるため、人間と一体化したウルトラマンには通用しない)。また、左手から衝撃波を放ったり、太陽の黒点を増大させて光を失わせるといった強大な超能力を持つ。
3万年前に光の国に侵攻し、宇宙警備隊発足のきっかけとなった「ウルトラ大戦争」を引き起こした。ウルトラの父とはそこで一度戦い、結果お互いに傷つき引き分けている。脇腹に残る古傷はその時についたもの。
また、ウルトラマンべリアルはエンペラ星人の闇の力に魅入られ、これが後に大きな力を欲して闇堕ちする要因にもなっている
太陽が光を失ったことで母星が死の星になってしまい、暗闇を彷徨う内に闇の力を入手したという過去を持っており、以来全ての光の者に対し強い憎しみを抱いている。よってあくまでも「エンペラ星人」というのは自称で、同じ姿をした同族(エンペラ星の人類)等はいないとされる。
「メビウス」等でのCVは内海賢二。
そのためファンからは声優ネタでよく「暗黒宇宙大拳王」ないし「ラオウ星人」等と言われている。
魔闘気的にむしろカイオウのような気もするが。
第25話「燃えろ! ウルトラ6兄弟」に登場。
とは言っても本人が登場したわけでなく、解説シーンで名前と設定が明かされたのみ。
作中では黒い人影で表されており、当時の書籍によれば改造ベムスターをヤプールに貸し与えたとされていた。
また後の話で登場するテンペラー星人は忠実な下僕であったとのこと。
「タロウ」から時が流れること30余年。
メビウスの最終回三部作においてついに初登場を果たす。
本作における全ての事件の黒幕で、本人曰く「余興でやった」とのこと。
巨大ヤプール(ヤプール人)、デスレム、グローザム、メフィラス星人を「暗黒四天王」として配下に置いている。
47話のラストで、地球を去ろうとしていた部下のメフィラス星人をレゾリューム光線で瞬殺。かつての大物星人の同胞を噛ませにするという衝撃的な演出でファンを動揺させた(その後2chの特撮板にメフィラス星人の追悼スレが立った)。
その後インペライザー軍団を退けたGUYSと宇宙人(ザムシャー、サイコキノ星人カコ、ファントン星人)の前に降り立ち交戦、一撃のもとに下し、途中から参戦したウルトラマンヒカリをも退けてしまう。
(この間エンペラはただの1歩も動くことはなく、全ての攻撃と防御を片手でこなしていた)
途中、殺害されたザムシャーの愛刀の星斬丸を使ったヒカリの一撃をくらい傷つくも、その勢いは衰えるどころかむしろ増し、リュウ隊員と合体したヒカリの攻撃をも物ともせず、挙句の果てにはメビウスをレゾリューム光線で一度完全に消滅させてしまった。
こうして完全に勝利したかに見えたエンペラ星人であったが、ウルトラ兄弟の声援を受けたGUYS達の力でメビウスが「フェニックスブレイブ」として蘇ってからは形成が逆転。
メビウスを倒したレゾリューム光線も効かず、逆に人類側の秘密兵器「スペシウム・リダブライザー」で威力を増したメビュームナイトシュートの直撃を受けてしまう。
それでも一歩も引かなかったエンペラであったが、ダメ押しとばかりにサコミズと一体化して颯爽と登場したゾフィーのM87光線、メビウスのメビュームフェニックスによる度重なる攻撃を受けついにダウン。
最期は「自分はウルトラマンに負けたのではなく、人類の希望とウルトラマンとの絆に負けた。」という己の敗因を悟りながら、光となって静かに消えていった。
こうして滅んだエンペラ星人であったが、死後もその存在はあらゆる面に影響を与えていた。
また一部のライブステージ等では復活も成し遂げており、当分の間は大人しく光になる気は無さそうである。
なお、メビウスよりも前に漫画「ウルトラマン超闘士激伝」にもエンペラ星人という名の宇宙人が登場しているが、こちらは名前が同じなだけで別名も姿も全く違う……かに思われたのだが、メビウスを主人公にした『新章』に、グローザムとデスレムを配下として再登場。
そして、かつて漫画で見せた姿はオーバーボディであり、その下にメビウスの時と全く同じ姿を隠していたというまさかの展開が起きたのだった……メビウスの時の姿へと変身するのではないかという予想は連載開始時から度々あったのだが、その変身方法がオーバーボディ式であった事を予想できた者は恐らくそうはいなかっただろう。
最近ではゲーム「グレイトバトルフルブラスト」でも怪獣軍団の総大将として登場、活躍した。
「メビウス外伝」や「ウルトラギャラクシーNEO」に登場した、エンペラ星人の鎧。
ウルトラの星へ再度侵攻する時に使うため、本拠地であるダークプラネットに隠されていた。
装着すれば全宇宙をも支配できる程の力を秘めており、エンペラの死後もその力を欲した凶悪宇宙人達に度々狙われることとなる。
が、実際はエンペラ星人以外に操れるような代物ではなく、一部でも身に付けたら最期、即座に鎧に吸収されてしまう。
挙句の果てにはパーツ1つ1つが幾多の宇宙人を吸収し合体。
自らの意思を持つかのように行動を初め、暴れまわるようになってしまった。
最終的にメビウスによって破壊されるのだが、どうやら不死身であるらしく度々復活を遂げている。
主人同様、つくづく傍迷惑な存在である。
ウルトラギャラクシーNEOでは惑星ハマーにおいてウルトラセブンが自ら装着、その力を封印していた。
だがアーマードメフィラスの手によって封印を解かれてしまい覚醒。
直後にレイのゴモラ・リトラと対決し圧倒するが、レイの投げたアイスラッガーによって顔を損傷、更にセブンの力で動きを抑えられた所にゴモラの超振動波をくらい、砕け散った。
ところがそれで終わりではなく、12話でレイブラッド星人が自ら蘇生、憑依することで復活。
ラスボスとなって再びレイの前に立ち塞がった。
その強さは復活前の比ではなく、レイのゴモラとグランデのレッドキングの2体がかりでも歯がたたない程であった。
が、ペンドラゴンの助けによってゴモラとレッドキングがそれぞれ進化してからは逆に圧倒され、最期は2体の必殺技コンボを決められて爆散した。
「ウルトラゼロファイト」第2部には、アーマードダークネスとウルトラマンベリアルが一体化したカイザーダークネスが登場した。
「ウルトラマンメビウス外伝 ゴーストリバース」に登場したエンペラ星人の復活装置。またの名を暗黒機靱メカザム。
エンペラ星人の怨念をゴーストリバースに憑依させることにより主君を復活をさせようと目論む暗黒四天王だったが、怪獣墓場での攻防の末ゴーストリバースはメビウスに破壊された。
詳細はメカザムの記事を参照。
▶もっと見る
掲示板
85 ななしのよっしん
2020/12/13(日) 11:20:29 ID: QHx9+nyVPh
皇帝の剣の威力がやばすぎる
モブトラマンとはいえ数十人を消し去るとか
86 ななしのよっしん
2020/12/14(月) 16:17:51 ID: Qd2aqDp7Vk
ウルトラ大戦争の時、このお方だけで何人のウルトラマンが殺されたのだろうか
下手したら数万から数億単位で死んでないか…?
87 ななしのよっしん
2022/05/30(月) 09:26:01 ID: kdgtByPnu8
ゼロやニュージェネが戦うとしてもサーガやレイガにならないと勝てる気しないな
急上昇ワード改
最終更新:2024/04/19(金) 19:00
最終更新:2024/04/19(金) 19:00
ウォッチリストに追加しました!
すでにウォッチリストに
入っています。
追加に失敗しました。
ほめた!
ほめるを取消しました。
ほめるに失敗しました。
ほめるの取消しに失敗しました。