『オザワマン』とは、民主党の公式チャンネル『小沢一郎チャンネル』で公開されている、モンティパイソン以上の皮肉を極限まで追及した作品である。シンプルなラインで構成された絵は禅の心にも通じる。
かつての『ゴッドマン』や『スパイダーマン(東映版)』のようにMAD素材になってもおかしくないクオリティだが、普段の党の活動のほうがおもしろいため、あまりMADにはなっていないようだ。
こうみえて公式動画。小沢元代表が「あなたの思い。すべて、僕にぶつけてください」と仰っている。やってみよう。
だからといって「これでマンガってなめてんのか」とか言うな。小沢元代表が描いた絵じゃない。
第一話 『ムダ遣い打破篇』
政業官の癒着がどうしたこうした、無駄があーだこうだという話。軽く公務員に対する職業差別・蔑視を招きかねない表現がある気がするが、現実はそんなものをとっくに超越してしまった。
例の「西松問題」で「何だかんだ無駄を作っていたのはおメーじゃねえのか?」という話に。特大のブーメラン。いいものをみせていただきました。勉強させてもらいました。
第二話 『定額給付金篇』
定額給付金は経済活動の萎縮を防止ないしは縮小速度を遅らせ、お金の循環をすこしでも維持するための、いわば「心臓マッサージ」のような、救急救命措置的な施策である。「とにかく無理矢理にでも経済活動を循環させる」のが目的であり、この施策単体で景気回復が達成されるなどと、国民の誰もが考えていないだろう。
定額給付金の批判は結構だが、対案としてこの動画の中で出している施策は特定分野に限定されすぎており、また経済効果を生み出すまでに時間がかかりすぎる。効果のほどが疑わしいものもある。
民主案4つのうちで、一番経済活性化に効果がありそうなのは「小中学校耐震化補強工事」である。ご存知のとおり小中学校は、地域の防災拠点としても活用されている。ここを耐震強化することは防災の観点からも大変望ましいだろう。
が、見積もり→入札→発注を経て、工事会社・資材会社に代金支払いがあり、それらの会社の従業員にお金が賃金として支払われ、従業員が消費行動をする、という流れに行き着くまでに時間がかかる。いわば「遅効性の治療」である。
この民主案施策の経済効果が現れるまでの「つなぎ」がないのは危険すぎる。定額給付金とバッティングするどころか、組み合わせることでより大きな効果を生むことが期待される。
2008年12月12日の麻生総理(当時)緊急記者会見上で、麻生総理(当時)から「政策協議にいつでも応じる」という発言があったとおり、与党側も民主党との政策協議を待望・歓迎しているようである。この「耐震補強」の実現のため、財源確保と実施期日の対話をすればよいのではないか。
――ていうか福田内閣時代に学校耐震化の費用2/3の国側負担が決められ、一次補正で2065億円、二次補正で787億円投じられるけどそこに更に2兆円投じる意味はなんだろうか。
あと医療・年金に「単年度・一時的」に2兆円投じても、来年からどうすんだろうか。答えは聞いた事がない。
民間有志まとめの資料
タイトルは適当にこちらでつけたもの。正式タイトルはもはや不明。オバマっぽい男が登場し日米連携を確認する。
本来の『オザワマン』にはBGMしかないが、心優しいニコニコユーザーがアテレコ。
オタコンvsオザワマンの戦い。勝ち負けを越えた何かが見えた。
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最終更新:2024/04/24(水) 07:00
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