オニキンメ(学名:Anoplogaster cornuta)とは、キンメダイ目オニキンメ科の深海魚である。
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オニキンメ | |
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目 | キンメダイ目 |
科 | オニキンメ科 |
学名 | Anoplogaster cornuta |
英名 | Fangtooth Common fangtooth Ogrefish Fangfish |
世界中の熱帯~温帯の水深約500~2,000mの深海に主に生息するが、水深5,000m近くからも見つかっている。
強面に定評がある代表的な深海魚として知られている。頭は体全体の三分の一を占め、口は大きく、牙のような歯が上顎に左右3本ずつ、下顎に左右4本ずつ生えている。下顎の歯は口を閉じるときに上顎のポケットに収まるようになっているが、それでも口を完全に閉じることはできない。
顔には多くの凹凸や溝がありとても恐ろしい形相をしている。眼は小さめだが鼻や側線がよく発達している。
体色は真っ黒。アメリカのデューク大学の研究者らの2020年の論文[1]によれば、光の99.5%以上を吸収する皮膚を持っていることが判明した。
見た目に反して意外と小さく、普通は全長10cm台前半くらい、大きくても全長17~18cmしかない。
名前の由来はもちろん「鬼」+「キンメダイ」からだが、「恐ろしい形相をしているから」という理由だけではなく、稚魚の時だけ頭部に複数生えている長い突起を鬼の角に見立てたのが由来となっている。この「角」は成熟すると消えてしまうが、よく見ると同じ場所に短い突起が残っているのがわかる。英名は「Ogrefish(鬼魚)」。「Fangtooth(牙歯)」、「Common fangtooth」とも呼ばれる。
また、稚魚は漆黒の体を持つ成魚とは異なり淡い灰色をしており、歯が短く、相対的に眼が大きい。多くの深海魚と同じく、稚魚は浅い場所で生活する。
稚魚は成魚とは形態がかなり異なるため、最初は稚魚と成魚が別の属に分類されていた。
稚魚時代は甲殻類を、成熟すると魚やイカを捕食する。獲物にとっては恐ろしい捕食者だが、オニキンメ自身もマグロやカジキなどに捕食されている。
近年では、本家キンメダイの仲間はオニキンメよりも別の目に分類されていたカブトウオやクジラウオ、カンムリキンメダイなどの魚に近いことが分かっている。
オニキンメの仲間として、同属の種のAnoplogaster brachycera[2](英名は「Shorthorn fangtooth」)がいる。今のところ未成熟の個体しか見つかっておらず、全長7cm程の個体が最大の記録である。
オニキンメはタイトーのSTG『ダライアス外伝』で巨大戦艦「ゴールデンオーガ」並びに「ストームコーザー」のモチーフになっており、オニキンメと言えばこれを思い浮かべる人は少なくないと思われる。ニコニコ動画にも多くのプレイ動画が上がっている。
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最終更新:2024/12/12(木) 01:00
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