オレオロジー(Oreology)とは、オレオの謎についての学問である。
年間販売数が400億枚を超えるという世界で最も売れているクッキー菓子、オレオ。
このナビスコの世界的ヒット商品はそのまま食べるのは勿論、捻って二つにして、牛乳やバニラアイスにディップする食べ方を好む人も多い。
ただし、ここで一つ不思議な現象が発生する。オレオをねじってクッキーを二つにした場合、どちらか片方にクリームが偏るのである。
この現象に疑問を持った人々がいる。幼少期からオレオが大好きだったという、マサチューセッツ工科大学の流体力学者、クリスタル・オーエンス氏がその筆頭だ。
オーエンス氏らは「レオメータ」と名付けた専用の機器を使い、様々なフレーバーでオレオのクリームを調査。一連の研究をオレオ+レオロジー(流動学)からオレオロジーと命名。論文を発表した。
それによると、オレオのクリームの分割状態はねじる速度やクリームの量、クリームのフレーバーとは関係がないことが判明。また、クリームの断面が、主に金属やプラスチックが欠損した時に見られる「カップアンドコーン破断面」となることや、歯ごたえに大きく関わる破損ひずみと破壊応力の二つが相対的に低い値を示したことから、クリームが食品科学の分野で定義される「Mushy(ねっとり、どろどろ)」に分類されることが明らかになった。
ポストを読み込み中です
https://twitter.com/Science_Release/status/1516586060209606660
オーエンス氏らは自分たちが使用した研究室で用いられるようなレオメーターがなくともオレオの流体力学的研究が行える「オレオメーター」も開発し、その設計図も公開しているので興味がある人は自分でも研究してみると楽しいかもしれない。
掲示板
掲示板に書き込みがありません。
急上昇ワード改
最終更新:2025/05/13(火) 01:00
最終更新:2025/05/13(火) 00:00
ウォッチリストに追加しました!
すでにウォッチリストに
入っています。
追加に失敗しました。
ほめた!
ほめるを取消しました。
ほめるに失敗しました。
ほめるの取消しに失敗しました。