オーク英雄物語 忖度列伝とは、理不尽な孫の手による小説である。小説家になろうに連載されている小説を原作に書籍版はファンタジア文庫で、コミック版は角川コミックス・エースで刊行されている。
2020年に書籍版第1巻が発行されている。イラストは朝凪が担当している。既刊5巻。
コミック版は2020年12月より連載されている。漫画は柴田燕ウが担当している。既刊2巻
ヴェストニア大陸全土を巻き込んだ5000年にも亘る長い戦争。
この永遠ともいえる戦争は《デーモンの王》ゲディグズの死をきっかけに力を失った七種族連合が無条件降伏に等しい和睦を締結したことにより終結した。
終結から3年後、オークの中でも最強の称号である英雄《ヒーロー》と呼ばれる男、バッシュは仲間にすら打ち明けられない秘密を抱えていた。それは童貞であること。長き戦争の中で戦場を渡り歩き、闘争に明け暮れていたバッシュは終結するころにはオークで唯一の童貞となってしまっていた。
加えてオークは童貞で30歳になると額から紋章が現れて魔法使いになるという事実。基本的には尊重される魔法使いだがバッシュのような戦士にその紋章が浮かび上がるということはオーク族における恥部を意味することになる。また、強き戦士として子孫を残すのはオークの義務。それらを胸にオークキングから許しを得てバッシュの嫁探しの旅が始まる。
28歳童貞。先の大戦で捕虜にされたヒューマンの女性から誰が父ともわからぬ状態で生まれた。生まれてから10年目で戦場に立ち、何度も窮地に陥ることもあったが15年目には最強の戦士になり、英雄《ヒーロー》の称号を得る。家や武具、食料に特権、全オークからの羨望の眼差しをほしいままにしてきた彼だが女性経験は皆無。30歳まで童貞を貫くと浮き上がる紋章、それを原因とする生き恥を晒す前に嫁を探す旅に出る。ちなみに終戦後に結ばれた条約により合意なき性交は禁じられている。オークと他種族の常識や文化の違いに翻弄されることもあるが真摯な性格である。
フェアリー。大戦中ではバッシュの相棒だった。終戦後、妖精としての生活に嫌気がさして飛び出したところを人間に捕まり密売されそうになっていたがバッシュに救われる。情報収集能力の高さと他種族の生活習慣に精通していることからバッシュと行動を共にする。万能薬ではあるがその実、排泄物である鱗粉をあげるくらいにはバッシュを信頼している。
女騎士。終戦後に騎士になったためバッシュを知らずはぐれオークと勘違いし身柄を拘束してしまう。オークの国に近い要塞都市クラッセルに配属されたのにはある訳が…?
先の大戦で《豚殺し》の二つ名を持つ。大戦中に繰り上げでオーク方面軍の指揮官になりオークを観察し文献を漁り時には捕虜から話を聞くことでオークに対しては悪感情もありながらも深い理解と尊敬を抱いている。
先の大戦では100を超えるバグベアを従えてメイスを振り回してヒューマンを血祭りにあげるビーストマスターであり大隊長だった。バッシュのかつての憧れの戦士でもあった。
先の大戦で《デーモンの王》ゲディグズを打倒した大英雄の一人。バッシュとは浅からぬ因縁があるようだが…?
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最終更新:2025/12/07(日) 22:00
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