カウボーイ(Cowboy)とは、北アメリカやオーストラリアに見られる職業。アメリカ文化を象徴する存在である。
現在は主に牧場で畜産を営む牧童の事を指すが、広義にはアメリカ西部劇などに登場するガンマンやアウトロー達を指す場合もある。
同じ職業に従事する女性はカウガール(Cowgirl)と呼ばれる。また、スペイン語圏ではバケーロと呼ばれる。
アメリカ大陸の西部開拓時代、カウボーイは食用や労働用として「野生化していた牛を駆り集めて、それを何日もかけて移送する労働者」の事を指す言葉として定着していた。また「牛泥棒」という意味合いもある。
やがてカウボーイはアメリカ人の郷愁をかきたてる存在として小説や西部劇の題材として定着し、アメリカ文化を象徴する存在となっていった。日本における侍と非常に近い存在である。
カウボーイ文化は、ヨーロッパ系の牧童文化が、インディアン(ネイティブアメリカン)の文化と融合して生まれたと言われる。これは初期アメリカの文化と歴史そのものであり、ファッション、ライフスタイルからスポーツ、食文化まであらゆる面でアメリカを形成していると言える。
インディアンはカウボーイの仇敵である一方で交流も盛んであり、インディアンの持つ多くの文化が形を変えながらアメリカ文化の奥深くまで浸透している。ただし、インディアンもバッファローもオオカミも今や風前の灯のような存在となってしまっている。
カウボーイを象徴するアイテムは多いが、全体的にヨーロッパ由来の道具にインディアン由来の装飾やデザインが用いられたものが多い。
代表的なものにカウボーイハット(テンガロンハット)、カウボーイシャツ、ジーンズ、カウボーイブーツ、投げ縄(ラリアット)、ライフル、拳銃、ボウイナイフ、馬、幌馬車などがあるが、地方や文化によってその形態は様々である。
社会基盤の全く存在しなかった初期のアメリカの開拓において銃の携帯は自衛のため必然であり、狩猟の道具やクマやオオカミ、夜盗と戦う状況にあってなくてはならないものであった。
そのためかアメリカでは昔から「自衛のために銃を持つ」という概念が一般的である。世界一の銃社会としての問題を内包しながらも、今なおアメリカという国を構成する重要な要素となっている。
ジーンズは元々ゴールドラッシュに沸く18世紀のアメリカ西部で丈夫な作業服を必要とした労働者のために発明された。幌馬車のキャンパス生地をリベットで補強して作られたこのワークパンツは大好評となり、瞬く間に浸透して行った。やがて生地は藍染めされたデニム生地に変化し、カウボーイ達もこぞって愛用していった。現在は作業ズボンとしてだけでなく言わずと知れたファッションアイテムとして一般化している。
現在のジーンズは化学染めだが、初期の染料は天然のインディゴ(藍)であった。これは殺菌作用防虫作用とともに、アメリカに多いガラガラヘビの嫌う臭いであり、蛇よけとしての効果も大いにあったと言われる。
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最終更新:2025/04/19(土) 23:00
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