小型の黒板の上に拍子木をつけたような見た目をしている。名前の由来はおそらく拍子木部分を閉じるときに出る「カチン」という音。
黒板の部分には撮影日時、シーン番号、カット番号、テイク番号等が書かれる。
カチンコは1つのテイク開始前にカメラの前で打ち、テイク終了後に画面外で2度打つ。これを行うためのカチンコ係という役割が存在する。
カチンコの役割は映像と音声を同期させる目印にすることである。本来音声と映像は別媒体で分かれており、カチンコの拍子木が閉じられたコマとカチンコを打った音のコマを目印にして同期させる。
同期させるのが目的であるため打った瞬間が分かるようにぶれたり傾いたりしてはいけない、しかし演技を映せないのですぐに引っ込めなければならない、と言った感じで役割が与えられるだけの責務が存在する。
カチンコに由来する言葉としてケツカッチンがある。意味は「動かせない納期」「後に予定がある」
シーンの都合上、カチンコをテイクの始めではなく終わりでカチンコを逆さにして打つことがある。「ケツにカチンコを撮影する」を略してケツカッチンとなったらしい。最後に撮影していることから上記の意味に派生していったようだ。
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最終更新:2024/04/26(金) 00:00
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