カップ焼きそばとは、カップ麺(インスタント麺)の一種で焼きそばを模したものを指す。
インスタントの性質上、「焼きそば」と銘打ってはいるが焼く工程が存在せず、湯で麺を戻して附属の調味料で味付けするものとなっている。そのため「焼きそば」とは似て非なるものと看做す声も強い(→カップ焼きそば現象)。
同様の工程を経る商品にカップ焼きうどん、スパゲッティなどが存在する。
カップ麺の中では具材の量がラーメン、うどん等と比較して少なめになる傾向があり、製造各社はその分だけ麺の内容量を増やして補う方針をとっている。そのため、カロリー量もカップ麺の1.5倍以上、500kcalを超える商品が多い。
また湯切りしても水分がある程度残ることから、メーカーではソースに粉末のものを使用したり、濃縮した液体のものを利用したりと工夫をこらしている。
湯切りのお湯を活用し、スープを作るようになっている製品も存在する(「やきそば弁当」など)。
カップ焼きそば同様に、焼く工程を経ず茹でる工程のみで代替している製品は海外にも存在する。代表的なものはインドネシアの「ミーゴレン」を袋麺化したものであり、特にインドミーブランドのものはインドネシアを代表するインスタント麺となっている。
地域別に支持される商品が大きく異なるのもカップ焼きそばの特徴である。
関東など東日本では、もともと地域ローカル商品であったまるか食品(群馬県)の「ペヤング」が最大のシェアを有している。
一方で近畿以西では、全国販売されている日清食品の「日清焼そばU.F.O.」の支持が強い。
また明星食品の「一平ちゃん夜店の焼きそば」がそれに次いで高い全国シェアを持っている。
ローカル製品が強いシェアを持つ地域は他にも存在する。北海道では東洋水産の「やきそば弁当」が圧倒的であり、東北・信越では同社の「焼そばバゴォーン」のシェアが高い。
その他の製品としては、日清食品の「北の焼そば」(道内限定)、「ソース焼きそばカップ」、エースコックの「JANJAN」「大盛りイカ焼きそば」、東洋水産の「俺の塩」「昔ながらのソース焼そば」、サンヨー食品の「オタフクソース焼きそば」「アラビアン焼そば」、徳島製粉の「金ちゃん焼そば」(西日本限定)などがある。
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最終更新:2025/02/12(水) 09:00
最終更新:2025/02/12(水) 08:00
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