『カリスマ整体師 あおすじ吾郎』とは、そい・そーす順平による漫画作品である。
全1854話。
概要
あおすじ吾郎の整体師としての活躍を描く整体漫画。
「整体」をテーマとしているが、本作に登場する整体師は、まるで必殺技のような整体術を体得しており、技の掛け合いでお互いを健康にしていくというバトル漫画らしい要素も含まれている。
登場人物
- あおすじ吾郎
- 主人公。スキンヘッドに浮かぶ青筋が特徴のカリスマ整体師。
- 初期は語尾に「スジ」をつけて話していた。
- 元々スジ高の野球部で、野球選手を目指し挫折していたが、貴一シュナイダーとの再会をきっかけに整体嫌いになった後、整体師となる。
- チンピラ気質であり、不払いやサボり癖、喧嘩などの問題行動は多いが、整体師としての腕はピカイチ。
- 必殺技に「あおすじパンチ」「雷鳴の青いスジ」がある。
- 貴一シュナイダー
- 吾郎の親友であり、ライバル。
- ホネ高野球部の元エースピッチャーであり、吾郎にとって貴一との因縁はここから続いていた。
- 吾郎に整体を一から教えた師匠でもあり、吾郎の脱臼に気づいたり、吾郎の喧嘩を止めに入ったりするなど、吾郎を気にかけていたような描写がいくつか見られる。
- とある衝突がきっかけで、吾郎と決闘を行うことになる。(この衝突について、『銀魂』の空知英秋が好きなシーンであると語っている。)
- 必殺技は「モンス〜ンのひとモミ」「教会通りの甘いひともみ」。
- 不治の病に冒された妹がいる。
- アンナ
- ヒロイン。豹柄の水着を着ている。
- 吾郎と貴一とアンナは仲良し3人組だった。一体どこで掛け違えが起こったのか。アンナはただ泣くしかできなかった。
- センパイ カバオ ドジ松
- 吾郎と貴一のライバルだったが、最後は二人の後陣を拝していた。
- ミラクルじいさん
- 吾郎にとってかけがえのない存在。既に故人となっている。
- 貴一との決闘当日、吾郎は彼に勝利を誓う。
- 丸男シュナイダー
- 貴一シュナイダーの父。10年前に蒸発しており、貴一とは再会できていない。
- ホナウド
- 過去に吾郎と戦ったアフリカ系男性。最終回では吾郎の決闘を見守っていた。
- 決闘での吾郎の壮絶な戦い方にホナウドは、
- 「モウ治すところはナイですヨ吾郎サン…
- ここからは精神力のタタカイでス…
天地ト一体にナリ 相手ト一体にナルのデス…
私トノ戦いでは見えナカッタ整体の真髄が
この世の真理が見えるでショウ
感じるのだ 隣人とのつながりを…
この宇宙とのつながりを
心を開け…目覚めよ!!
わたし達はひとつ
生命というひとつの生き物だ!
わたし達は宇宙であり 神なのだ!
信じるのだ 私の言葉を…
入るのだ ホナウド教に入るのだ!
目覚めよ!!!
本当の概要
漫画『ピューと吹く!ジャガー』のエピソードの一つ。第146・147笛に掲載。
第57笛で登場した使い捨てキャラ「あおすじ吾郎」を主人公にした作中作を2週連続で掲載。
画やネタの荒さがヒドイことになっている中、最後がまさかの宗教オチという少年誌としてトガりすぎな展開を見せつけた。
残当と言うべきか、この回は死ぬほど人気がなかったらしいが、『トリコ』の島袋光年は『マサルさん』含むうすた京介の全作品の中でこれを好きなエピソードに挙げている。
ちなみに、貴一シュナイダーは第361笛に名前だけ再登場している。
関連動画
関連項目