カリフォルニアスパングル

カリフォルニアスパングル（英:California Spangle 香:加州星球）とは、2018年生まれのアイルランド生産・香港調教の競走馬である。

概要

父Starspangledbanner、母Pearlitas Passion、母の父High Chaparralという血統。父は豪英でG1・4勝し、種牡馬として主に短距離を中心に産駒を輩出している。母の父は英愛ダービー制覇などG1・6勝を果たした名馬で、種牡馬としてもSo You Thinkなどの多数の活躍馬を輩出した。

2018年4月5日にアイルランドにて誕生。生産者はM Enright。生産者は馬主は梁欽聖。厩舎はSilent WitnessやExultantを手掛けたアンソニー・クルーズ調教師の元に預けられた

2020/21年シーズン

2021年6月13日沙田競馬場のグリフィン競走でデビューして勝利。続く沙田競馬場のグリフィン競走でも勝利して連勝を果たした。

2021/22年シーズン

10月24日の沙田競馬場のハンデ戦で始動して2着。初の黒星となった。

その後は沙田競馬場のハンデ戦を年を跨いで3連勝。香港クラシック一冠目である香港クラシックマイル(LR)では2番人気に支持され逃げ切りを図るも、3番人気Romantic Warriorに差し切られ半馬身差の2着に敗れた。

続く二冠目の香港クラシックカップ(LR)では香港クラシックマイル優勝馬Romantic Warriorを差し置いて1番人気。単騎で逃げると最後まで後続馬を寄せ付けず、2着に1馬身差をつけてクラシック制覇を果たした。

三冠目の香港ダービー(LR)でも1番人気に支持され、逃げ切りを図るもRomantic Warriorに差し切られてアタマ差の2着。香港チャンピオンズデーのチャンピオンズマイル(G1)でも逃げるが香港クラシック三冠馬Golden Sixtyの末脚に屈して2馬身差の2着に敗れた。

2022/23年シーズン

9月25日セレブレイションカップ(G3)より始動。ハナを切って後続を牽引し、直線でも余裕の手応えで2着に馬なりのまま2馬身差の快勝でグループ競走初制覇。単勝1.1倍台の期待に応えた。

続くシャティントロフィー(G2)に出走。強豪が揃うなかここでも逃げ切ってグループ競走2連勝を果たした。

香港マイルの前哨戦ジョッキークラブマイル(G2)では、ここが始動戦となる香港現役最強馬Golden Sixtyが出走。Golden Sixtyよりも負担重量が軽かったこともあり本馬が1番人気となった。ここでも逃げ込みを図ったが、Golden Sixtyの末脚に差し切られてクビ差の2着に敗れた。

香港国際競走の香港マイル(G1)では3連覇を狙うGolden Sixtyに続く2番人気に支持された。このレースでも逃げを打ちGolden Sixtyは中団に、一時はハナを奪われるも動じずに直線で先頭に立つと迫るGolden Sixtyを振り切ってクビ差で制し、G1初制覇を果たした。クルーズ師はカリフォルニアスパングルの成長を称えた。

年が明けて香港トリプルクラウンの一冠目である香港スチュワーズカップ(G1)に出走。ここには香港カップを4馬身半差で圧勝した同期Romantic Warriorと昨年の雪辱を果たしたいGolden Sixtyが出走して、カリフォルニアスパングルと三強を結成して三雄争覇を呼ばれる一戦。レースではカリフォルニアスパングルが逃げてRomantic Warriorが2番手となりGolden Sixtyが3番手と追走という展開。直線では逃げ粘ろうとするも後ろにいたGolden Sixtyが外に切り返して伸びてきたことから差し切られてしまい、更に遅れたRomantic Warriorにも交わされてしまい3着。初めて連対を外す結果となった。

その後はトリプルクラウン二冠目の香港ゴールドカップを回避して、1400m戦のクイーンズシルバージュビリーカップ(G1)に出走。スプリントとマイルの中間ということで強豪スプリンターLucky SweynesseやWellingtonも参戦してきたが、その中でも単勝オッズ1.6倍の圧倒的1番人気の支持を受けた。ここでもハナを切って逃げて2番手をLucky Sweynesseが追走する展開となりｌ直線で後続を引き離そうとするもucky Sweynesseに迫られ2頭の一騎打ちとなるも差し切られてしまい1馬身3/4差の2着に敗れた。

香港チャンピオンズデーの前哨戦チェアマンズトロフィー(G2)では他の出走馬よりも5ポンド（約2kg）重い斤量を背負うも圧倒的な1番人気で出走。今回は逃げずに2番手を追走して、直線残り100mのところで先頭に立って半馬身差で勝利。香港マイル以来の勝利の美酒を味わった。

その後は香港チャンピオンズデーのチャンピオンズマイル(G1)にGolden Sixtyに次ぐ2番人気で出走。逃げの競馬で後続を牽引するも今季の香港二冠馬Voyage Bubbleに早めに仕掛けられてそれは踏ん張るも、4番手から並び掛けてきたGolden Sixtyには抵抗することができず差し切られ、更にBBeauty Joyにも差し切られて3着に敗れた。

2022/23年シーズン

今季の始動戦はハンデキャップ競走であるシャティントロフィー(G2)に出走。今までの実績が評価されて約61kgもの斤量を背負ってしまう。このため1番人気はグループ競走連勝中で斤量約56kgでの出走となるBeauty Eternalとなり、カリフォルニアスパングルは2番人気となった。
レースでは大外枠から好発馬を切ると外目を通って間隔を作ってから先頭に立つ競馬。そのまま直線に入り、後続が追ってくるも逃げ足を衰えることなく最後まで粘り切り半馬身差で勝利。G1馬としての貫禄を見せた。

その後はジョッキークラブマイル(G2)に単勝オッズ1.7倍の圧倒的な1番人気に支持されて出走。ここでもハナを切って粘ろうとするも後続勢に差し切られてしまい4着。3着以内を外すけったとなった。

連覇の懸かった香港マイル(G1)はHKJCオッズ4番人気でJRAオッズ6番人気で出走。ハナを切って逃げようとするも外から被せられて4番手の追走となり、直線ではいつもの粘り腰は影も形もなくGolden Sixtyの圧巻の豪脚の裏で13着。今までにない惨敗を味わることになった。

年が明けてチャイニーズクラブチャレンジカップ(G3)に1番人気で出走して、先頭争いを制して逃げるもトップハンデ約61kg辛かったのか失速して7着と惨敗。スチュワーズカップ(G1)でも逃げの手を打つもVoyage Bubbleらに交わされて4着に敗れた。

続いて前年と同様にクイーンズシルバージュビリーカップ(G1)を選択。ここには前年の覇者Lucky Sweynesseが参戦して当然1番人気、不振続きのカリフォルニアスパングルは4番人気タイに留まった。
発馬を決めると位置も通り果敢にハナを奪って逃げの競馬。Lucky Sweynesseは最後方の位置取りとなる。一度も先頭を譲ることなく直線に入ると後続を寄せ付けずそのまま逃げ切って完勝。一昨年の香港マイル以来2度目のG1制覇となり、昨年2着の雪辱を果たして復活の勝利を飾った。

その後は国外遠征をしてドバイワールドカップミーティングに参戦。マイル区分のドバイターフではなく更に距離を短縮して1200mのアルクオーツスプリント(G1)を選択した。
馬場の内目に固まった馬群を引っ張りながらの競馬となり、残り300m付近で馬場の三部所から抜け出しを図る。後続の追撃もあったがこれを抑えて3/4差で勝利。初の国外遠征も直線1200mも問題なくこなして3度目のG1制覇を果たした。

この後は香港に戻って本格的にスプリント転向、チェアマンズスプリントプライズに出走予定。秋には日本のスプリンターズステークスへの参戦も検討している。

血統表

Starspangledbanner 2006 栗毛	Choisir 栗毛 1999 栗毛	Danehill Dancer	*デインヒル
			Mira Adonde
		Great Selection	Lunchtime
			Pensive Mood
	Gold Anthem 1999 鹿毛	Made Of Gold	Green Forest
			Vindaria
		National Song	Vain
			Olympic Aim
Pearlitas Passion 2006 鹿毛 FNo.10-a	High Chaparral 1999 鹿毛	Sadlers Wells	Northern Dancer
			Fairy Bridge
		Kasora	Darshaan
			Kozana
	Paimpolaise 1998 鹿毛	Kozana	Sovereign Dancer
			Primevere
		Basilea	Frere Basile
			Gay Apparel

クロス:Northern Dancer 4×５(9.38%)

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関連項目

• 競馬
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• 2021年クラシック世代
• ロマンチックウォリアー
• ゴールデンシックスティ