カルナップ(Carnap/Kalnap)とは、銀河英雄伝説の登場人物である。実は二名いる。
この記事では無論1番について説明する。
石黒監督版OVA、Die Neue Theseともに金髪の壮年貴族として描かれる。
銀河帝国内での立場は不明だが、ローエングラム・リヒテンラーデ枢軸と対立する側に立っていたものと思われる。リップシュタット盟約に参加したかどうかも不明だが、リップシュタット戦役末期のガイエスブルク要塞の状況を鑑みるに、戦役自体に不参加だったか、戦役終結前に亡命したのであろう。
その後はフェザーンにいたようだが、皇帝エルウィン・ヨーゼフ2世の「救出」後、同盟で樹立された銀河帝国正統政府の旗揚げに参加、内閣書記官長としてレムシャイド内閣の閣僚に列した。
しかしそれを受けて帝国は同盟に宣戦を布告。フェザーンに進駐し、早くも銀河帝国正統政府自体の存立が危うくなり始める。これに対応するために開かれた帝国暦490年正月の閣議ではレムシャイド国務尚書、ラートブルフ内務尚書との間で「真剣だが無益な」討議を重ねたが、もともと無力な正統政府に取り得る道などあろうはずもなく、ただ泥酔した宮内尚書ホージンガー男爵に嘲笑されるだけに終わった。
閣議は翌日も開かれたが、その議場にもはやカルナップの姿はなかった。以後の行方は不明。
彼は銀河帝国正統政府を指導する伯爵ヨッフェン・フォン・レムシャイドによって「陛下に忠誠を誓う者、さらには一定の能力がある者」、「信頼できるし、(中略)信頼に応えてくれるはずだ」として亡命貴族の中から選抜されており、いかな実体を持たない正統政府の閣僚とはいえ、ある程度の政治能力を有していたとみられる。
石黒監督版OVAでは、帝国のフェザーン進駐直後の閣議でも、本心かどうかはともかく「幼い陛下をどうお守りしてよいか……」と事態を憂慮する姿を見せている。しかしそれが自身の安全を心配する姿の裏返しだとホージンガー男爵に指摘されると、彼は反駁できずに黙りこむしか無かった。
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14 ななしのよっしん
2022/01/06(木) 11:51:38 ID: 4bvKMQQ8E1
ヴァルハラでカイザーをこき使う強者だぞ。あの皇帝陛下ですらラインハルトを丁重に扱い、幼年学校の上級生ですらラインハルトに手も足も出なかったのに。これはラインハルトの父以来の出来事だぞ
15 ななしのよっしん
2022/05/22(日) 00:35:01 ID: aNpK1YgtGi
中将の方のカルナップって、実はリップシュタット戦役時に賊軍側から投降して、ラグナロック作戦で名誉挽回を期して奮戦していたってことはないだろうか。
あの死に際の罵声からして、ラインハルトへ心酔していたようには思えないし。
16 ななしのよっしん
2023/11/03(金) 00:18:30 ID: q8fhyh1XYw
ヴァルハラでカイザーをこき使おうにも、今度は先達にあのジークフリード・キルヒアイスがいるからなあ
彼の大望は果たせそうもない気がする
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最終更新:2025/02/12(水) 11:00
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