カルラとは、
である。
ここでは1、4、5、6、7について触れる。
出典は古代インドの神話に登場する神鳥。サンスクリットやヒンディー語ではガルダ(गरुड, Garuḍa)といい、ガルーダ(Garuda)はそれが英語などに転写された表記。パーリ語ではガルラ(Garula)といい、迦楼羅(カルラ)はパーリ語に由来する漢字転写である。
インド神話ではカルラはブラフマーの子であるカシュヤパとプラジャーパティ(インド神話における10人の創造神の呼び名)の娘のヴィナターの間に生まれた (というよりカシュヤパがヴィナターの願いを叶え生まれた)。 ガルダは神の王であるインドラより百倍強くなるようにという願いを込められて生まれ、様々な神を打倒した。
基本的には巨大な鳥として描かれ、蛇や竜と対立し、それらを退治するものとされてきた。これが後に仏教に取り入れられ、仏教の守護者八部衆あるいは二十八部衆の一神迦楼羅(カルラ)となった。この段階になるとその姿は巨大な鳥というより、鳥の要素(くちばし、翼など)を持った人型へと変わる。さらにこれが日本に取り入れられカラス天狗のモチーフになったといわれている。
作品中盤のボス敵でみんなのトラウマのひとつ。本作の特徴であるジョブチェンジシステムを活用しないとまず勝てない相手である。
大国サロニアを影から操る大臣・ギガメスの正体。行動ルーチンは単純でほぼ毎ターン全体攻撃の「かみなり」を使うだけなのだが、この威力が300~400ダメージと、この時点では2発喰らえば死ぬほど滅茶苦茶痛い。これへの対抗策は竜騎士でジャンプを使い、かみなりを回避しながらダメージを与えていくという戦法が推奨されており、サロニアの町ではご丁寧に竜騎士用の装備が買えたり拾えたりする。しかしジャンプの飛ぶタイミング、降りてくるタイミングは多少の運が絡んでくるのでかわせずに死屍累々という光景もめずらしくない。
対応はとにかく心折れずに何度もチャレンジするしかない。ジョブ縛りなどを設けたプレーでは巨大な壁と化す。
1.をモデルとしたキャラクターであり、烏天狗の姿をしている。口癖は「ケーッケッケッ!」で一人称はオレ様。FF6のケフカ、DQ5のゲマらと並び、数々のRPGの中においても今なお最凶最悪の悪役キャラとして挙げられることが多い。強い者には媚びへつらいながら、弱い者には手段を選ばない外道。
鬼ヶ島の奥深く、地獄の底に鎮座して動かない伐折羅王(ばさらおう)に次々と虚言を吹き込み、桃太郎一行や改心した鬼たち(伐折羅王の娘の夜叉姫なども含む)を悪と思い込ませながら、自らは地上で行動して数々の悪行を行う(鬼は嘘をつかない種族だが、カルラは例外で平気で嘘をつく)。鬼の多くが正面から堂々と戦う武人という中で、異端といえる策士キャラ。今の地位に辿り着くまでにも多くの鬼の手柄を横取りしてきたらしく、鬼たちの中にもカルラを嫌うものは少なくない。
性格は吐き気を催す邪悪そのもので、敗北した部下(ボス敵)を平然とその場で粛清したりして序盤から存在感を見せる。中盤までは玉手箱で桃太郎を老人に変えたり、行方不明になっていたお供3匹と引き換えに桃太郎に味方になるように誘ったりと、部下の使い捨てと伐折羅王への虚言以外はなんか卑怯な敵幹部といったところである。だが、物語中盤になると自らの分身と言える右魂鬼(うこんき)・左魂鬼(さこんき)を生み出して悪行は急激に加速。特に人間と改心した鬼たちが作った「新しい村」を巡る彼の行動は極めて非道であり、それまでの比較的のどかだった世界観を一変させ、数々のプレイヤーに怒りとトラウマを植えつけたと思われる。他にも人魚の村で虐殺を行ったり、改心したダイダ王子を暗殺したりと、伐折羅王の知らぬところで悪行の限りを尽くす。
物語終盤で桃太郎たちが地獄へと乗り込もうとすると、それまで人質としていた「とある人物」を殺害。世界のバランサーだったその者の死によって、世界の大地のほとんどが赤く染まった海の底に沈んでしまい、直接的な言及はないが運よく助けられた一部を除くほとんどの人々が死滅してしまう(その為、これ以前のデータを上書きすると新桃の魅力のひとつである多くのミニゲームや、一部の味方キャラの加入が出来なくなってしまうので注意が必要)。その後、地獄の最奥部で桃太郎と直接戦闘して敗れるが、続いて桃太郎と戦った伐折羅王が遂に真実に目覚めると復活して登場。伐折羅王を暗殺しようとするが、その息子・アジャセ王子が身代わりとなって挺して阻まれる。だが、月の血を引くアジャセの血を飲んだことで超パワーアップを遂げ、鬼ヶ島北の海上でラスボスとして君臨する。
地獄での初回戦闘時はダメージの半分を跳ね返す「やまびこの術」を張った上で、強力なダメージの「雷電の術」「津波の術」を連発し、右魂鬼・左魂鬼には自分を回復させるというもので、ここまで汚い策略ばかりやっていたカルラ自身の実力の高さが伺える。だが、その直前の超強力なボス・三千世界を倒したパーティーならそこまで苦戦はしないだろう。
ラストバトルの基本行動は、かなりの威力の打撃攻撃(150ダメージくらい)を対象ランダムで4回攻撃してくるという単純ながら強力なもので、運悪くタゲが集中すると桃太郎や浦島が開始1ターン目で沈む危険が潜んでいる(しかし打撃攻撃を無効化出来るはらだしはダメージを受けないので巧く使うと大活躍する)。正攻法なら金太郎の「はり手」で攻撃力・防御力を下げて行くか、あるいはましらを起用して味方の攻撃力を強化していきたい。
ダメージを与えていくと徐々に体の一部が石化していくと共に、攻撃パターンおよび攻撃時の台詞が変化してゆく。開幕時は毎ターン4連打を連発するが、体力が減るにしたがって邪悪な風で全体に約100ダメージ、炎を吐いて全体に約120ダメージを与えてきたり、自分を守ろうと回復術や補助術を使う。これくらいなら回復が間に合うので正直4連打ほどの脅威はない。また最初はこの世の全てを手にしたとばかりに「オレ様は○○の王、カルラだーッ!」等と強気だったのが、やがて石化が進んでいくと「虫けらごときが鬼にさからいおって!」「オレ様が何をしたというのだ!」等と苛立ちを隠せなくなっていく。さらに追い詰めると過去に手にかけた者(ダイダ王子、村人、雑魚鬼など)の幻覚を見始めてパニックに陥っていく。その姿は完全に自業自得であり、哀れさすら感じさせる。最期は画面いっぱいに「うそだ!うそだ!うそだ!」と叫び、自らの負けを認められないまま全身が石化して地上に墜ちた。
CV:市川治。敵勢力であるキャンベル星の大将軍で、物語前半における敵幹部キャラクター。
青い肌に金髪の美青年だが、戦いの際には顔が裂けて鳥の顔が姿を現す。高いプライドをもった母星至上主義者で地球人を虫ケラのように扱うが、宿敵である葵豹馬のことはライバルと認めている。
母はキャンベル星の天才科学者オレアナで、年老いた為に現在は像に人格を移植して鎮座し、ガルーダに指揮を出している。一方、アンドロイドのミーアが自分に想いを寄せている事を知っていたが、所詮人間とアンドロイドでは…と冷たく接していた。だがミーアが出撃して敗れ、彼女を修理するため工場へと走った結果、自分自身もオレアナに作られたアンドロイドだった事を知る。偽りの母であるオレアナを破壊すると「ビッグガルーダ」に搭乗してコンバトラーVと一騎打ちした末に敗れ、機体とミーアと共に爆発して散った。後半ではキャンベル星から新たにやって来た女帝ジャネラらが指揮を取る。
長浜忠夫監督作品における美形ライバルキャラ(かつ市川治ボイス)の第1号で、この後の「ボルテスV」のプリンス・ハイネル、「闘将ダイモス」のリヒテルといった母星主義かつ正々堂々とした将軍へとキャラクター性が受け継がれていく。
スーパーロボット大戦ではコンバトラーの登場回数が多いものの、初期の作品以外はあまり登場しなくなっており少々扱いは悪い(ジャネラたちに立ち位置を取られている事も多い)。だが「第4次」や「F」では「大将軍ガルーダの悲劇」として原作の最終決戦が再現されている。
「機動戦士Ζガンダム」より登場。前作「機動戦士ガンダム」でジオン軍が使用していた空中空母ガウを参考にして作られた超大型輸送機。超大型の名は伊達ではなく、数多くのモビルスーツを搭載することが出来、作中では機体の上でMS戦闘が行われた事すらあり、地球一周できるほどの燃料も搭載できるとさながら移動要塞である。輸送機だが一応武装もそれなりに装備されている。またあまりにも巨大なので離発着はもっぱら水上で行われ、離発着できる基地はかなり限られる。
初登場した『Ζガンダム』では、自爆するジャブロー基地からの脱出のためにカラバがガルダ級の「アウドムラ」と「スードリ」を奪取する。スードリはまもなくティターンズに奪われるが、アウドムラは主人公部隊の地上における母艦として用いられることになる。リーダーは一年戦争でホワイトベース隊に所属していたハヤト・コバヤシ。のちにアムロ・レイが合流し、紆余曲折ありながらもパイロットに復帰することになる。
スードリは香港での戦闘でサイコガンダムを失った後、アウドムラへと特攻しようとするが、アムロの活躍で阻止されて撃沈した(劇場版ではアウドムラと別れた後は登場せず行方不明)。
アウドムラはカミーユ・ビダンとシャア・アズナブル(クワトロ・バジーナ)を宇宙へと帰した後、物語後半で2人が地球に降りた際に再登場。キリマンジャロ基地攻略、シャアのダカール演説の防衛などに活躍する。この際、新たなガルダ級「メロゥド」がジェリド・メサ率いるティターンズの戦力として登場したが、アムロにメインブリッジを破壊されて撤退した。
続編『ガンダムΖΖ』でもアウドムラはカラバの主力として引き続き登場。メロゥドもネオ・ジオンに奪われて再登場する。物語後半、ダブリンへのコロニー落としが行われる際、アウドムラは避難する市民を乗せて脱出を図るが、ラカン・ダカラン率いるメロゥド部隊の妨害を受ける。だがアウドムラはコロニー落としの衝撃でブリッジに大ダメージを受けてクルーたちが全滅、あわや墜落しそうになるが、ガンダム・チームが必死で支えた事もあってなんとか墜落は免れた。しかしこの戦いでリーダーのハヤトも戦死しており、以降物語からはフェードアウトすることに。メロゥドのその後は不明。
『ガンダムUC』ではネームシップの「ガルダ」が登場。ビスト財団に捕らわれたミネバ・ラオ・ザビを救出するため、機体上で決死の戦いが繰り広げられる。小説版ではこのダメージにより撃沈するが、OVA版では生存した。
富野由悠季監督の構想では東西南北を現わす4機のみが存在するということだったが、地上における数少ない母艦ということもあってゲームなどでは他にも何機かのガルダ級が登場する。それらはWikipedia等を参照のこと。
掲示板
60 ななしのよっしん
2022/09/19(月) 15:05:14 ID: WYOgR12Xeg
カルラが桃鉄に出たら借金消したげるついでに銀行ごと消して大恐慌にさせたり優秀な社員クビにして最初は利益出すけどかわりに一度物件手放すまで全部赤字物件にさせるぐらいは平気でしそう
61 ななしのよっしん
2023/01/26(木) 13:00:13 ID: ml1DP53+wf
>>69
核を作り出して人類の根絶、文明消滅が現実的に可能になったから
人が作った概念は全て人類と文明消滅をする事で
斃せるように人はなったからな
神だろうが何だろうがもう人はガルーダ斃し迦楼羅殺しきれる
62 ななしのよっしん
2023/04/18(火) 18:28:48 ID: NfRq5s5U7v
新桃太郎伝説のカルラ
鬼族の王である伐折羅王が桃太郎一行との戦いを通して真実が伝わった事で、
直属の部下である左魂鬼&右魂鬼も含めて、誰もカルラの命令に従わなくなった
悪行の数 & 重さが大きすぎるし!!
急上昇ワード改
最終更新:2024/04/25(木) 20:00
最終更新:2024/04/25(木) 20:00
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