カーチェイスとは、自動車同士の追跡劇を意味する。
何らかの事情で追う側と追われる側が生じた際に、双方が自動車の機動力を用いるとカーチェイスが発生する。自動車を犯罪者と警察双方が使うようになった20世紀以降、カーチェイスは洋の東西を問わずまま見られるものとなった。その多くは犯罪者と警察によって行われるが、テロリストと警護部隊、対立する犯罪者同士の場合もある。
様々な著作物を読むと、アメリカでは禁酒法時代からカーチェイスが頻繁に行われたようだ。自動車産業の歴史を考えれば、世界的に見ても比較的初期のカーチェイスと言えるだろう。この時代は自動車の普及により庶民も自動車を買うことが増えたため、豊富な資金を有する犯罪者だけでなく、税金で運用される警察も自動車を用いるようになったからだ。アメリカでは、無線機を搭載したRadio Motor Patrol、つまり今日的なパトカーが一般化していったのがこの時代である。一方の犯罪者側も対策を行い、特に「ムーンシャインビジネス」と呼ばれる酒類の運搬業者はチューニングカーを用いて警察に対抗しようとした。この犯罪者が生み出したチューニングカーがやがて文化として根付いて、今日における彼の地でのNASCARなどに繋がっている。
これ以後は、映画やドラマでもカーチェイスは頻繁に見られるものになった。特に刑事ドラマなど犯罪者が出てくるドラマや映画では、激しいカーチェイスが売りになることも少なくない。日本では西部警察がその代表例であろう。
架空の物語だけではなく、ドキュメントやニュースにおいてもカーチェイスの価値は低くは無い。警察24時やコップスなど警察ドキュメント番組では、職務質問や取締の為の停止指示を無視した車両を、パトカーが追跡する場面が頻繁に流れる。またアメリカではニュース番組において、現在進行形のカーチェイスがヘリの空撮を通じて生中継されることも少なくない。パトカーが体当たりによる逃走阻止技術「PITマニューバ」を実施し、被疑者車両がスピンすると、アナウンサーですら興奮しているような感じがしないでもない。
カーチェイスという語の用いられ方としては、実際の事件としての警察のパトカーと被疑者車両との追跡劇を意味したり、それを模した映画やドラマ等のカースタント、ミニチュア・CG等を使ったFSXによる映像作品なども意味する。
GTAシリーズなどテレビゲームの要素として用いられ、ゲーム画面を通じて擬似的に体験できることもあり、その迫力に魅せられたプレイヤーから人気を博している。
ともかく車と車が追いかけっこをしていればカーチェイスであるが、抜きつ抜かれつのデッドヒートを繰り広げる公認の自動車レースのことは一般的にカーチェイスと呼ばれない。基本的に犯罪者など何らかの非合法要素が入ってくるものを指す語である。
実際にカーチェイスが発生すると、社会的には様々な弊害が生じる。見る者の興奮とは逆に、できれば発生して欲しくないのも事実である。
この件における問題とは、追跡に伴う事故の危険性である。被疑者は夢中になって逃げるが、その腕前は多くの場合はプロとは程遠い。プロ並の腕があっても困るが。よって必死になって逃げれば逃げるほど事故の危険性は高まり、被疑者が自損事故により死亡したり、事故で付随被害が発生して無辜の市民が死亡する事案も珍しくない。法的には逃げる奴が悪いに決まっているし、逃げ得になるのは困るが、こういった事案がおきやすい点は留意すべき点であろう。
追尾する警察側もその点は良く知っており、そもそもカーチェイスが発生する前に逃亡を阻止する、カーチェイスが発生しても早期に逃走を阻害する方法を試みる場合が多い。世界的に良く見られるのは、スパイクがついたベルトを路上に設置し、被疑者車両のタイヤをパンクさせて走行を阻止する方法だろう。
念には念を入れる京都府警の機捜
先述のように、アメリカではPITマニューバという技術も用いられる。これはパトカーのフロントフェンダー付近を被疑者車両の後部バンパーやフェンダーに当て、後輪に横方向の力を加えてスピンさせるというもの。これもカーチェイスのリスクを低減し、確実に検挙するための手段の一つである。
ヘリコプターを活用し、三次元追尾を行うのも方法の一つ。ヘリコプターがオーカ・ニエーバ、君達の言葉で言う鳥の目となり、被疑者を現在位置を知らせつつパトカーを目標まで誘導するというもの。逃走車両とパトカーの間隔が相手も目標を失跡することがなく、犯人に先回りして検挙することも可能となっている。
これらの方法はどれか一つを選ぶのではなく、いくつもの手段を複合的に用いることで、検挙の確実性と追尾時の安全性を高めるようとするのが普通である。
要人警護は一般の警察とは又異なった点から、カーチェイスの発生自体が忌むべきことと言えるだろう。警護の要点は警護対象を危険に巻き込まない、危険を事前に察知して排除することに尽きる。つまりカーチェイスが発生した時点で既に危険に巻き込まれているのだから、警護の第一目標が失敗している。
但し、忌むべきことだからと言って備えないのは間違いである。忌むべきことだからこそ、最悪を想定して備えることが欠かせない。事実、公私問わず警護を実施する機関は、テロリストなどに追われた場合を想定して何らかの対策を行っていることが多い。
掲示板
6 ななしのよっしん
2018/06/08(金) 01:05:28 ID: Y5OSHGAoJA
>>sm33330788
こんな目立つ車両で逃げてどうするんだ
7 ななしのよっしん
2020/01/26(日) 08:25:59 ID: CAs9CaVW/S
https://
沖縄でもカーチェイス事件があったみたいだな
しかし飲酒運転だけじゃなく無免許かつ改造車とかやばすぎだろ
奇跡的に怪我人はでなかったようだが、一歩間違えば大惨事だし人の命をなんとも思ってないクズ野郎なのは間違いない
8 ななしのよっしん
2024/02/03(土) 16:03:07 ID: 4f7+pkY/II
アニメこち亀の星逃田の回だったか、カーチェイス始まって「よし、ここでOPテーマ!」
ファファファファw ファファファファwファファファファ~ンw
「そうだ、ウチはこれだった…」
「ええぃならばEDテーマだ!」
ジャ ジャーンw
の流れはクソ笑った覚えがある
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最終更新:2025/03/22(土) 02:00
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