ガイジとは、身体及び発達、精神、知的障害児(しょうがいじ)の略である。
「池沼(ちしょう)」や「キチガイ」「不具」「かたわ」と同様に、身体や知的障害そのものを馬鹿にする、あるいは見るに堪えない振る舞いをする人を障害者に喩えて非難する意図で使われる蔑称のひとつである。
関西圏では若年層を中心に使用されていたが、攻撃的な語調のため日常的に使われることはまずなく、全国的に普及しているとは言えない言葉であった。
ところが、ある保育士志望の女子学生の一言で爆発的に普及することになる。
@kkll0303 Chihi Ro!
ガイジかな、あれ。怖い。足だんだんやるし。貧乏ゆすり自分の足殴るとか。あ、ゴミおいてく。
保育士志望でありながら、よりによってその言葉を使ってしまうというギャップが大ウケし、この発言が「ガイジかな?」という形に短縮され、現在もなぜか拡散され続けている。
この経緯から、俗語としての「ガイジ」とは、本来の語意より抽象化された、女子学生の発言に由来したネットミーム的な意味合いが強い。
今日のネット上では2ちゃんねるやtwitter(ツイッター)などを中心に気軽に使用されるようになってきているが、元々はれっきとした差別用語で、(漢字で書くと「害児」となることからも容易に想像はつくが)その他の「池沼」などの語彙と比較しても非常に強い侮蔑のニュアンスを含んでいるため、間違っても絶対に人前で使用してはいけない。不用意にこの言葉を使えば品性を疑われるどころか、下手をすれば人間関係を崩壊させかねないため、くれぐれも他人に対して使用することは極力避けられたい(英語圏で「Fuck」を連呼する人間が卑しく思われるのと同様)。
もともとは知的障害を持つ子供への差別語であったが、最近では身体障害者、発達障害者、精神障害者を含む意味合いにもなっている。が、そもそも本物の障害者ではなく知性の低い人、狂った言動をする人を指す罵倒語としての使用が圧倒的に多い。
余談だが、ネットスラング化して以降この単語をガ↑イ↓ジ→(カイジと同じ)と発音する者も多いが、関西圏でのアクセントはガ↓イ↑ジ→となる(関西の若者言葉では三音節の単語では二音節目にアクセントを置く傾向がある。 例:マ↓ク↑ド→、ユ↓ニ↑バ→など)。
「桃かな?」→「ケツでしょ。」のように、似ているが間違っているものに敢えて勘違いし、それに対して正解に近い答えを言う、というミームも生まれた。
「ケツでしょ。」という、この受け答えとは関係なく独立していたミームに、「ガイジかな?」が転用されている。
使われているのは文体だけで、疑問文に「ガイジかな?」が使われることはほぼない。
ガイジを訛らせてゲェジと表記するのは、なんJ民によく見られる使われ方である。
知らない人間からは差別用語として認識されにくく、相手に気づかれないように罵倒したいときに使っているケースも有るようだ。
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最終更新:2024/12/05(木) 22:00
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