ガゾートとは、テレビ特撮「ウルトラマンティガ」に登場する怪獣である。ここでは関連の深い空中棲息生物クリッターについても記述する。
「トモダチハ、ゴチソウ! トモダチハ、ガゾートノ、タベモノ!」
初出は第6話「セカンド・コンタクト」。クリッター(後述)が人間の流す電磁波により変異、合体して巨大化した姿である。黒い繭状の形態で飛来し、餌を求めて市街地を襲撃した。
…とまで書けば普通のウルトラ怪獣であるが、
そして何よりコミュニケーションを試みたホリイ隊員をクリッターの習性に則って捕食しようとし、挙げ句ウルトラマンティガまで喰おうとしたシーンが当時の子供達にトラウマを植え付けた。
口からプラズマ光弾を放ち、ヒレで攻撃したりする。ティガ戦では一度死んだ振りをして背後から襲うなど狡猾さを見せつけた。ティガとの激戦で市街地を壊滅状態にしたが、最後はランバルト光弾を受けてクリッターに分裂、電離層に帰っていった。
第15話「幻の疾走」でガゾートⅡとして再登場。
やはり初っぱなからジャンボジェット(ゴリガン航空206便)を大破させ乗客全員を殺害、マイクロ波受信施設の電磁波に反応して飛来した。マイクロ波を吸収して前回と比べてかなりの帯電体質になっており、半径10キロ内の計器を狂わせ、その強さは乗用車が動かなくなるほど。プラズマ光弾を連射してティガを苦しめたが、プラズマ光弾をデラシウム光流に変換され、カウンターを受けて爆散した。なお、ガゾートⅡの着ぐるみは初代と比べ顎が大きく動くようになっている。
第28話「うたかたの…」でも名前だけ登場。ガゾートⅡの襲撃以来、別個体が度々旅客機を襲撃していたことが隊員の証言から判明する。
名前の由来は錬金術用語で「始まりと終わり」を意味するアゾート(azoth)から。また、ウルトラマンダイナでは「幻の疾走」の続編となる話に姑獲鳥という似た怪獣が登場するが、性質が似ているだけで関連性はない(ただ、こちらも灰色を基調としたおぞましい姿をしている)。
初出は第6話「セカンド・コンタクト」。電離層に棲み、古来から地球上に存在する未知の生命体。
高い知能と、クリオネに似た幻想的な姿を持っており、言語を翻訳することで、人間ともコミュニケーションが取れる。
子供が「あははは、あははは」と笑うような不気味な声で鳴く。
劇中では、人類の生み出した電磁波によって狂暴化しており、集団で電離層を漂いつつ、出会った航空機を襲って墜落させていた。
「友人」という概念を理解し、ホリイ隊員やミズノ博士とも友人関係を築きかけたが、実は彼らは、餌のない電離層で生命を維持するために共食いの生態を持っており、彼らにとっての「友人」とは、互いのために自らの体を餌として差し出す存在であった。
そのため、コミュニケーションを成立させて友情を築くことはできても、人間と共存することはできない。作中ではミズノ博士達が犠牲になり、ホリイ隊員も食われかけた。
第15話「幻の疾走」でもガゾートと共に登場。相変わらずあはあは笑っていた。
第28話「うたかたの…」に再登場。ガゾートⅡの襲来以来、ガゾートを何匹も生み出し旅客機を襲うなど多大な損害を出していたため、GUTSは「クリッター作戦」という殲滅作戦を敢行。しかしクリッターはアートデッセイ号のデラック砲とガッツウィング2号のデキサスビームをかわすと、勝手に大気圏外に逃げていった。
レナ曰く「人間に愛想をつかして出ていった」とのこと。
名前の由来は高空に存在するといわれるUMA「クリッター」から。
ちなみに、第6話の脚本を手掛けた小中千昭はラヴクラフティアンとして有名であり、「古来から地球上に存在する未知の知的生命体との対峙」という構図にクトゥルフの匂いを感じ取ってならないのは筆者だけであろうか。
左の動画を見ればガゾートとクリッターのことが大体わかります。
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掲示板
64 ななしのよっしん
2022/10/01(土) 15:21:42 ID: TTAlXPh/9P
描写を見るにライバッサーの出す電磁波に吸い寄せられて
そのまま食われたんかな…
65 ななしのよっしん
2023/02/06(月) 06:14:29 ID: 3DYIJ5k6S0
愛想を尽かしたというのはなんだか腹のたつ意見だな
実際のところ食糧として見るには人類はそうじゃなかったから
別の星へ友達を探しにいったんじゃないのか?
自分から共存を拒否した癖に愛想を尽かすとか笑わせるな
66 匿名
2023/04/03(月) 21:07:21 ID: xOYnEvw5yg
EDENSZEROのシキやバトルガールハイスクールのサドネ辺りが見たら発狂しそうだな。
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最終更新:2024/04/26(金) 04:00
最終更新:2024/04/26(金) 04:00
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