本項目では両方について記述する。
このゲームはシリーズ第3作目にあたり、『初代』『2』の遙か過去の時代を舞台としている。モンスターファーム (初代)には、ガダモンを含む当作品キャラの名を冠した古代文明神像がアイテムとして登場していた。古代神にされるほど大それた事をやらかしたのだろうか…
最初に出会うライバルブリーダーで、赤毛のオレっ娘。彼女の育てるモンスターは名前の頭文字が全て「ガ」。
勝ち気で傲慢、負けず嫌いで大人げない性格をしており、当作の調教助手フレリアとの仲は控えめに言っても悪い。
クトゥルフ神話TRPGのサプリメント由来の旧支配者(グレート・オールド・ワン)だが、小説の世界にも輸出されてはいる。二つ名は「幼生のグレート・オールド・ワン」(Larval Great Old One)。
『ラヴクラフトの幻夢境』収録のキース・ハーバーによるTRPGシナリオ『ピックマンの弟子/Pickman's Student』で登場した(英語初版は1986年刊だが、資料によっては1987年作になっているものもある)。
探索者達は、こちら側(覚醒の世界)に侵攻しようとしているガダモンの陰謀の犠牲者を救うために奔走する。遙か昔のミ=ゴによるガダモン製作現場を見学(!)できたり、クリーチャーデータ集には記載されていないガダモンの二つの能力(一つは覚醒の世界への現出に使うためのもの、もう一つは…?)に苦しめられたり、「ガダモンの手先(ミニオンズオブガダモン)」(住処の湖に群生している肉食魚)と見つめ合ったり、と盛りだくさんの内容で、ガダモンファンの皆さま以外にも強くおすすめできる傑作シナリオだ。
その姿の描写や、現在の住処であるドリームランド地下世界の不毛の湖(Sterile Lake)については、このサプリメント中に全て記載されている。
青みがかった茶色の粘膜に覆われた一見巨大なナメクジのような姿で、体表の膿疱が時折破裂しそこから毒汁やガスを吐き出すことがあるが、それらは隣に生えてきた頭のようなものに再吸収される。移動時には体内から擬足のようなものを出してわしゃわしゃと動かすのだが、地上での移動速度ははっきり言って遅い。
覚醒の世界に現出した場所が水辺から離れていた場合には、深きものどもに連絡を取って身を隠せる水底に運んでもらい、そこで成長するまで微睡み続けることになるだろう(シナリオ中にはガダモンの覚醒の世界での「このあと滅茶苦茶寝た」予言が示唆されている壁画が出てくる)。
この怪物を語るときにたまに出てくる「アザトースの種子」とか「生ける人間の脳の上に産み落とされ…」とかいう話は、ミ=ゴがガダモンを(その理由は不明だが)製作した過程に由来する。なのでわざわざ人間に襲いかかって脳を啜ったりはしない。
既に述べたようにこいつは幼体で、ハイパーボリア時代(後述するエイボンの時代)より前からずっと寝続けているにもかかわらず、現在の体重はたったの500kg程度に過ぎない。その上起きるまで寝たいというタイプなので自身から攻撃を仕掛けることは少ないが、不毛の湖では無数のガダモンの手先に襲われるのは間違いない。
ローレンス・J・コーンフォード著の『霊廟の落し子/The Offspring of the Tomb』(2001年)内でもその存在について触れられている、というか上記シナリオ内で出てきた「エイボンの書」の抜粋を元にして書いたのがこの小説だったりする。作中の「襲来が間近だという警告」は一体何だったのか。
作中で「(え!? この『東方から来たもの』って、ひょっとしてガダモンなの? どうなの?)」と混乱してる感じのエイボンさんが可愛い。いえそいつは見ての通り普通に食屍鬼です…ドリームランドから出てくるために旧支配者の力とか借りてるかもしれませんが。
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最終更新:2024/03/28(木) 23:00
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