ガランとは、特撮番組「ウルトラマンA」に登場する超獣である。別名「怪魚超獣」
小河内川上流でこん睡状態のまま発見された3億年前の魚類をヤプール人が宇宙怪獣との合成で作った。口から吐き出すガランガスで物質を焼失させてしまう事が出来る。また強力な精神感応(テレパシー)で飛行機の操縦を不能にしたり、タックガンを弾切れに見せかけた。
特徴的なのはヤプール人の命令ではなく、久里虫太郎という一人の人間の意思によって動いている事である。意識などを彼とシンクロさせて、彼が思い描いた劇画通りにガランが行動、もしくは展開するようになっている。
その為、美川隊員を奪還させられた久里はその執念をいよいよ本格化させ、街を破壊しつくしていったがウルトラマンAがタイマーショットで右手を吹き飛ばすとシンクロしている久里の右腕もダメージを受ける。絵が描けなくなった久里=動けなくなったガランに追い打ちをかけるかの如く、パンチレーザーで体を燃やすと久里の体も火ダルマとなり、トドメのメタリウム光線でガランが爆発すると久里は自分の屋敷と共に爆散していった。
そして最後に竜隊長はガランはヤプール人が作ったものではなく、人間の持つ底しれぬ闇から作られたものと言い、ヤプール人は誰の心にも眠るその心の闇を利用しただけであるといった。
本編に登場するもう一人の敵側の人物である。演ずるは清水紘治である。名前の由来は小説家の小栗虫太郎と思われる。
劇画作家として世間に名の知れた人物で美川隊員の中学時代の同級生である。本人いわく「劣等生もいいところ」であったそうだ。それでも絵だけは自慢であったようで卒業式の日に封も切らずに突っ返されたラブレターの中に描いてあったイラストがあり、それこそが超獣ガランのデザインの元となった。自らの性格を執念深いと言い表していたが、これがガラン、引いては今回の騒動の元となった。
同窓会を装って美川隊員をおびき出し、睡眠薬で彼女を眠らせた。その目的は中学時代より好意を持っていた美川隊員と結婚する為であるといい、その為にヤプール人(劇中では「悪魔」)に魂を売った。すべてが自分の思い通りに進むと唆された彼は自らの描いたガランを利用して、街に破壊の限りを尽くした。まさに彼の執念と妄想、そして欲望がガランの行動に反映されている。現に美川隊員が奪還された後のガランの目的は街の破壊ではなく美川隊員の再奪還である。
ちなみに美川隊員の前にも同じような女性がいたと思われる描写があるが、既に死亡して白骨化しているようだ。
彼の書いた絵の通りに行動しているように彼とガランはシンクロしているが、これが武器でもあり弱点でもある。前述した通り、ガランのダメージはそのまま久里のダメージとなるのでガランの死は彼の死を意味する。
後年、ヤプール人は人間体をとった時は久里と同じ顔立ちであるが、これはそのモデルが久里虫太郎にあると断言されている。ヤプール人は人間の底知れぬどす黒い心の闇を表した久里こそ自らの人間体に相応しいと考えたのであろう。
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4 ななしのよっしん
2016/09/20(火) 09:01:58 ID: 0Ap2fM4JGd
箇条書きマジックかもしれんが
・歪んだ欲望
・その欲望を満たすために複数の女性を犠牲にする
・分身の現出、その分身に及んだダメージが本体に波及
と並べるとどこぞのスタンド使いに似て見える
5 ななしのよっしん
2017/02/16(木) 21:50:23 ID: WF9107xSu7
この話、子供の時見たときアリブンタの回に続いて怖かった覚えがある
6 ななしのよっしん
2019/11/03(日) 12:54:02 ID: QCUFTr1Gg8
「異次元から凄い力貰ったので学生時代の同級生にアタックしてみた」
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最終更新:2024/11/07(木) 21:00
最終更新:2024/11/07(木) 21:00
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