ガンダムダブルオースカイとは (ガンダムダブルオースカイとは) [単語記事]

ガンダムダブルオースカイとは、アニメ『ガンダムビルドダイバーズ』に登場するガンプラである。

概要

アニメ13話の実機バトルでダブルオーダイバーが大破してしまい、その魂を受け継ぐ機体として14話にてダブルオーダイバーからフルモデルチェンジした機体。

これまでに関わってきた人々の元を巡りながらサラと共にダブルオーダイバーの心に触れ、フォースのメンバーの協力も得ながら完成させたリク珠玉の機体である。

ほとんど原作のダブルオーガンダムそのままだったダブルオーダイバーに、他作品の主役ガンダムをミックスするという構想を元に作られた機体。
デスティーガンダムの意匠が色濃いが、細かく見ていくと多種多様なガンダムの要素を取り入れていることが分かる。本編でも描写されたリクのイメージスケッチ（メカデザイナー直筆）も参照。
ゴッドガンダムの腕部、ツインドライヴと光の翼の融合、∀ガンダムのビームライフルの先端部、ガンダムMk-IIのエネルギー capなどの記述を確認出来る。

また本機はそれら既存のガンダムを取り入れながらも機体各所に新規ギミックも多数仕込まれており、大元のダブルオーの面影を残しつつ全く新しいガンダムとして成立している。

クリアパーツで覆われて見えにくくなっているものの、自らへの戒めとしてダイバーエース大破時に負った胸部の傷跡は修復せずにそのまま残してある。
ちなみに実際に現実で発売されているHG BD ガンダムダブルオースカイにもキチンと胸の傷跡が再現されている。

標準的な性能のビームライフル。ガンダムMk-IIのエネルギー capと∀の先端マズルの要素を取り入れている。ビームの色はSEED 世界の荷電粒子ビームと同じライトグリーン。

腰のフロントアーマーに格納されているビームサーベル。グリップの形状からダブルオーが元から持っていた物だと思われる。しかしビームの集束率アップにより性能は強化されているらしい。

デスティニーガンダムのアロンダイトビームソードを改造し、片手で扱えるようにした大型剣。大振りの実体剣ながら元のアロンダイトより取り回しが向上している。

デスティニーガンダムの高エネルギー長射程ビーム砲を元に改造した折り畳み式の長距離砲。ビームの色はSEEDでお馴染みの白いビームの中心に赤いビームが走る2層ビーム。こちらも元のデスティーの物より大幅に改良されており、手で持たなくても砲のみで展開して射撃可能な他、射角も拡張されている。

色んなガンダムでお馴染みの武装。黄色のエフェクトとピンクのエフェクトが両方確認できるので恐らく実弾とビームのどちらも切り替え可能。

腕部と脚部に装備された手甲と足甲状のユニットで、展開ギミックと共にビームシールドを発生させる。スカイブレイザーはあたかもゴッドフィンガーの様に手を覆う他クロー状に展開も可能。
スカイレガースは膝から足先までを覆い脚部を補強するとリクのサッカーの経験を活かすキック戦法での運用も可能。
最難関イベント「ロータスチャレンジ」攻略時にはスカイレガースの盾やキック性能が遺憾なく発揮されていた。

本機の核となる最重要装備。ダブルオーのツインドライブとデスティニーのヴォアチュール・リュミエールを合体させ、太陽炉に直結したウイングユニットから高濃度圧縮粒子を翼状に展開する独自のGNバーニアシステム。
デスティニーのパーツを使ったという割にあまり面影がなく、ダブルオーやダブルオーライザーのような肩部にユニットが装備される形状。光の翼展開時は翼をビームの盾や刃として使い、V2ガンダムを彷彿とさせた。特に防御力は凄まじいもので、ガンプラ5機が合体し5機分の最大火力を発揮するスーパーショックガンダムの砲撃にも耐えるほど。

肩部にかなり大型のユニットを装備する形になった為に腕の可動域が狭められる弱点を抱えており、のちにアームユニットで位置を背部にズラして可動域を確保する近接格闘モード「ラッシュポジション」への変形が可能になった。

トランザムと光の翼を合わせた独自のトランザムシステム。
高濃度に圧縮されたGN粒子をウイングユニットで加速することで通常のトランザムを超えた超加速を行える。初使用時のロータスチャレンジでは発動と同時にダブルオーライザーさながらの輪状のGN粒子噴射とデスティニーさながらの虹色の翼が展開されていた。

本機とリクの必殺技。ガンダムジーエンアルトロンとの戦闘中に編み出したもの。
トランザムインフィニティで加速した粒子を放出せず機体内部で高速循環させることにより機体の発光色が通常トランザムのような赤系の色から、純度の高いＧＮ粒子の色である青系に変化する。その状態で圧縮粒子をウイングユニットから解放、武器に纏わせることで武器自体を強化・変容させる。
ちなみにバスターソードは長い日本刀、ロングライフルは大きな長弓に変化した。絶大な威力を誇る反面制御が難しく、初使用時は使いこなせずに反動のダメージで戦闘不能に追い込まれた。以降は使いこなしている。

ヘビーウェポンシステム。第二次有志連合戦時に使用された外装武装群。対多数の戦闘を想定しており、広範囲に多くの手数で攻撃するための大型ビーム砲や3連奏ミサイルポッド、耐久性アップの為の追加装甲、機動性を補う追加スラスターなどの装備群。

続編『ガンダムビルドダイバーズRe:RISE』に登場したダブルオースカイの改修機。外観はシルエットこそ変化がほぼ無いが(アンテナや装甲の一部が変更程度)ベース機体通りの青基調から2パターンの白が基調になった事でイメージがガラッと変わっている。

装備もデスティニーガンダムの意匠を受け継いでいた左右非対称のダブルオースカイ(といってもソードとランチャーくらいだが)から左右同形状のマルチ武装「メビウスビームキャノン」に変更、ライフルモードとソードモードの使い分け、2門に増えたショートライフルとのドッキングなどギミックが増え、更にハイマットフルバーストが使用可能になっている・・・カラーも相まってデスティニーからストライクフリーダムに近くなったというか何というか・・・もしこの機体を見た別作品の主人公たちは複雑な心境になるかもしれない