ガンダムレオパルドとは、機動新世紀ガンダムXに登場するモビルスーツ(MS)。
型式番号はGT-9600。劇中でのパイロットはロアビィ・ロイ。
旧地球連邦軍の遺産の一つにして、フラッシュシステムを搭載し、専用のビットMSを操るニュータイプ用MSの一機である。15年前の第七次宇宙戦争終盤に開発・投入された決戦兵器「ガンダム」の一種。
また、型式番号から第七次宇宙大戦中の決戦兵器(ガンダム)として最初に作られた機体であるとされている。(ガンダムエアマスターはGW-9800、ガンダムエックスはGX-9900。DVD-BOX付属ブックレットによると第一次宇宙大戦からガンダムタイプは存在しているとされている)
現在は残存している機体がバルチャーによって運用されており、劇中ではフリーデンに雇われたモビルスーツ乗り、ロアビィ・ロイの愛機として活躍している。また、残存している機体があることから複数機が製造されたようである。
フラッシュシステム対応ではあるが本機用のGビット(GTビット)は大戦で失われた為本編では回想シーンでしか登場せず、またXに登場する他のガンダムの例に漏れず、フラッシュシステムの使用を考慮しなければ非ニュータイプパイロットでも使用が可能。
前作のガンダムヘビーアームズを思わせる重火器MSであり、武装もいくつか似通ったものが存在する。これは前々作のGガンダムにおけるドラゴンガンダムと、ガンダムWにおけるシェンロンガンダムの関係に酷似している。
多彩な重火器を搭載していることが特徴で、その中でも特にレオパルドの代名詞的な武器と言えば、インナーアームガトリングと呼ばれるビームガトリング砲で、左腕に文字通り装着するという物珍しい武器。
あまりに火器を搭載しすぎたことで重量過多気味な面があるため、高速移動が実質不可能な状態になっている。資料によっては歩行が不可能とするものもある。
それを補うために足の裏にはローラーとキャタピラが仕込まれており、地上を滑るように高速移動することが出来る。
高速移動で加速してから(スラスターを併用しているか不明)ジャンプして戦艦に取り付くシーンや海中からフリーデンの甲板へいつの間にか移動していることから跳躍力は非常に高く、駆動系の出力や重量的に余裕がない訳ではないと考えられる。
宇宙空間でも行動が可能となっているが、役割としては固定砲台として描かれている。
バックパック右側と膝裏にスラスターを装備しているため、ゲームなどではこれを噴射することで移動している。作中での設定でも同様に移動が可能なのかは不明だが、他に移動方法は存在しない。
ガンダムの支援ユニット、Gファルコンとも連動しており、合体をすることで機動力を増強させることができるが、劇中で披露される機会はなかった。GジェネレーションFからGファルコン・レオパルドが登場している。レオパルドデストロイと同じ合体方式で飛行可能となっている。
劇中ではMS乗りのロアビィ・ロイが恋仲になりかけた女性から賭けで譲り受けたものである。ただしこの女性自体は既に死亡している。
ガブルに対して捨て身の攻撃を仕掛けたことで中破したレオパルドを、フリーデン整備士のキッド・サルサミルが「直すよりいっそ改造しちゃったほうが早い」という好奇心ありきの理由で改造して誕生したカスタムMS。
色が赤になっただけでなく、メインをビーム兵装にし大幅追加(何故か宇宙戦を見越している、という設定がある)、実弾火器の増設と配置変更、インナーアームガトリングの改良+威力増加という至れり尽くせりの魔改造ガンダムである。
これは新連邦軍が航空機代わりに航空戦力を兼ねたMSバリエントを大量量産していたことへの対策でもあるとか。
「でも、重たいんでしょう?」
そんなことはございません、これだけ武装を追加していながら、ビーム兵器がメインになった事もあり機体重量はそこまで増加していない。魔改造にありがちな欠陥の心配も、キッドさんはしっかりサポートしている。そこにシビれる!あこがれるゥ!
フリーデン所属のガンダムの中ではもっとも登場が遅く、劇中での目立った活躍がいかんせん少なかったことだけが悔やまれる。後期OPでもしばらく初期レオパルドがしばらく使われていたくらいであるから悲しい話である。
(結局OP内では強化版に変更されなかったフロスト兄弟のガンダムよりはマシな扱いであるが)
Gファルコンとの連動はGファルコン側を小改造することにより対応させている。反乱軍基地内での試運転で実際に合体をし、ロアビィも上機嫌で試運転をしていた。残念ながら実戦では合体をしなかった。
これ以前にガンダムエアマスターバーストのファイターモードの上に載って一斉射撃を行ったこともあったため「載せてやった恩を忘れんじゃねぇ!」とウィッツさんがお怒りになっている。
コミックボンボンでのネタ企画。おとといきたろうによるイラストが添えられていた。
水陸両用強襲型というコンセプトのプラン。
蟹を思わせる赤い塗装で、レオパルドの腕をズゴックEのものに換装してズサのミサイルユニットを背負ったような外見となっている。
「水中戦では無敵であろうが、地上戦での火力不足が懸念されて計画は見送りに」
ガンダムエックスやエアマスターを後方から支援するというコンセプトの改造案で、重装備になった機動力を補うために下半身をタンク形態に換装、特に説明がないがエンジンユニット?を搭載したキャリアーを牽引している。
ぶっちゃけマゼラベースにレオパルドの上半身を据えつけたような外見。
「火力が充実した分、機動力が失われてしまったため計画は見送り」
高出力格闘戦用というコンセプトで重火器の制御にまわしていたレオパルドのエネルギーを全て格闘戦用のシステムに変換した改造案。要はレオパルドのアイデンティティを完全に投げ捨ててボルトガンダムを目指してしまったプラン。
「膨大なエネルギーを消費するため、最大稼働時間が3分と短く計画中止」
最終回でスガ・アキラが脈絡もなく持ち出してきた機体。機体名は「探求心と独創性の人」であるレオナルド・ダ・ヴィンチに敬意を表して云々ということだがウケると思ってたダジャレであるとのこと。
最終回のポッと出、しかも出番自体は結構多かったもののそれほどストーリーに深く噛まなかったスガの機体だったが模型化。模型自体の出来はよかったものの、残念ながらファンが期待するであろうガンダムレオパルドへの流用はほとんどできないデザインと、ちぐはぐさが目立ってしまった。
ガンプラ作例記事企画「HOBBY HOBBY イメージングビルダーズ」での記述によると、『ガンダムX作中ではチームプレイの役割分担がしっかりされていたので重火力型のセッティングになっていたが、ガンダムタイプなのだから単機でも戦えるポテンシャルは持っているはずである』と考えたスガにより、素体性能を引き出すためにブレストガトリングなどの内蔵火器を廃して全て外付けにし、あらゆる箇所にハードポイントを設置し多様な火器を駆使するスタイリッシュな機体となっている。
作中ではレオパルドに準じた緑ベースのカラーリングとなっていたが、イメージングビルダーズではトリコロールカラーの作例となっていた。
ロアビィ自体があまり出番がない為、本機もGジェネやスパロボ以外でゲームで起用されることは少ない。
エアマスター同様、ゲームでは何故か前期機体と後期機体が揃う機会がない時がある。
例えばA.C.E.ではエアマスターもレオパルドも初期機体のみで、後期のカスタム版は登場しなかった。逆にフロスト兄弟の機体は何故か両方登場するという高待遇だった。
逆にスーパーロボット大戦Zでは後期版しか登場しなかった。物語の展開上はありえない時期でのカスタム化であり、ファンには不満を抱く人も……。今回はフロスト兄弟も強化版での登場だった(α外伝では終始初期機体だった)。
Gジェネシリーズでは燃費が良く武装バランスがいい良ユニットでスパロボでも射程が長く移動後攻撃可能な武器が多いので使いやすい等、出番は少ないが性能的な扱いは地味に結構良いのが救いか。
掲示板
18 ななしのよっしん
2021/08/07(土) 21:39:15 ID: Mz2dLYkuRC
今まで出してこなかったBANDAIにそういう文句を言うべきだゾ
19 ななしのよっしん
2021/08/08(日) 02:45:34 ID: arKiBHhEVP
そもそもレオパルドが出ない事をダヴィンチのせいにしてる時点で程度が知れてるな
20 ななしのよっしん
2022/10/19(水) 03:11:03 ID: +dV8KP9JLT
GT-"9600"と、エアマスターの9800,Xの9900との間に番号が飛んでるところが(ベルフェゴールの9700は後のゲーム出典)
ガンタンクのRX-75が、77のガンキャノンとの間に番号が飛んでるところのオマージュなんじゃないかと思ったり
宇宙世紀でガンタンクが、元々支援用というより古い技術を集めて試作された
(ガンキャノン以降の2足歩行の開発失敗の保険を兼ねた)ものなのと同様に
革新的なエアマスターやXに対して、堅実な陸戦兵器の要素を集めて、先に開発されたものだったのかもしれない
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最終更新:2024/04/25(木) 02:00
最終更新:2024/04/25(木) 02:00
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