ガンダムローズ

ガンダムローズとは、機動武闘伝Gガンダムに登場する、ネオフランスが第13回大会用に開発したモビルファイター。

登録番号はGF13-009NF。

概要

お国柄をよく表した、騎士モチーフのガンダム。搭乗者はジョルジュ・ド・サンド。
細身の刀剣シュバリエサーベルと、左腕を覆う巨大なシールドが特徴で、フェンシングのように優雅な戦いを見せる。

最大の武器はシールドに内蔵されたローゼスビットで、単純に相手を遠隔攻撃するだけではなく、エネルギーフィールドを張って相手をその中に閉じ込めたり、敵に本体を打ち込んで爆破させたり出来る。

シャッフル同盟の中で最も祖国イメージを取り込んだ機体でありながら、ビット攻撃という兵器らしいオールレンジ兵器を盛り込んでいるという、実はギャップの激しい機体である。

劇中ではトラウマのせいで代表選考落ちしたミラージュガンダムに押されたり、ジェスターガンダムに技をマネされたことで敗北したり、あまり扱いの良い機体とはいえない。
必殺武器がビット攻撃であるためか、視聴者には「騎士道（笑）」「お前のような騎士がいるか」と突っ込みを受けることもしばしば。
刀剣による明確な必殺技がないのも一因であろう。

だがむしろそういう装備方面より、泥臭い活躍的に騎士道を踏襲しているとは思えない戦いを見せることがある。

武装

• 頭部バルカン砲
  特に言うことはない。本機もまた頭部から放つ。
• シュバリエサーベル
  実剣ともビーム剣とも言われるフェンシングサーベル。本来で言うところのガンダムローズの主武装のはずである。が、実際のところあまり活躍は…。
• ローゼスビット
  最大の武器。搭乗者の精神に感応して動く装備であり、決してジョルジュがニュータイプだから放てる武器というわけではない。にも関わらず、一部のゲームではその仕様上ビット装備がニュータイプでないと使えなかったのでジョルジュにニュータイプ能力がついたものもある。そのため勘違いされることがある。

必殺技

• ローゼススクリーマー
  ローゼスビットを相手の周囲に浮遊させ、結界を作り電撃で痛めつける技。ビット同士の間隔が狭すぎたのが仇となり、シャイニングフィンガーのエネルギー放出を食らってビット同士が誘爆を起こし、破られる。
• ローゼスハリケーン
  ギアナ高地で得たガンダムローズの新必殺技。膨大なエネルギーの渦で相手を包み込んで攻撃する。ジョルジュ曰く「このエネルギーの渦から逃れることは不可能」だが、ゴッドガンダムの新必殺「ゴッドスラッシュタイフーン」によってあっさり破られる。1機や2機のビットを破壊しても止めることが出来ない辺り、スクリーマーの欠点は改善された。

ゲームなど二次作品での扱い

シャッフル同盟が全て無視されたガンダム無双の中にあって、一応存在が言及されたキャラだが、「知り合い」扱い。やっぱり不遇である。

ゲーム的にはビットが強くて格闘も申し分ない、と考えるとコンセプト的にはかなり高そうなポテンシャルを垣間見ることが出来る。その万能さ故に使えないのかもしれない。

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関連項目

• 機動武闘伝Gガンダム
• ジョルジュ・ド・サンド
• シャッフル同盟
• ガンダムシリーズのMS・MAの一覧