ガンバライダーとは (ガンバライダーとは) [単語記事]

ガンバライダーとは、アーケードカードゲーム「データカードダス仮面ライダーバトルガンバライジング」にて参戦したアバターライダーである。

概要

ガンバライダーはプレイヤーのアバターであり、IC カード登録時に初期設定を行うことになる。
IC カード使用プレイ時に必ずガンバライダーの変身演出が入る(2弾から途中スキップ可)他、専用のガンバライダーカードを使うことで歴代ライダーと並んで戦闘に出すこともできる。

アバターゆえにプレイするに従ってステータスやアビリティが成長するため、使いこんでいけば歴代ライダーと肩を並べるにふさわしい実力になる。
また、アバターの魅力である外見の変更の他、本作では戦った相手から技や武器を習得することで、実戦でガンバライダーに使わせることも可能。最初こそ使い回し技の「ライジングナックル」と「ガンバライダーキック」しか使えないが、条件さえ揃えば研ぎ澄まされた野生の体術である大切断から、科学と絆の結晶であるライダー超銀河フィニッシュまで使いこなす超戦士となる。
ゲーム的にはどの技を選んでもステータスは変わらないが、武器はスロットアイコンに影響する。さらに、専用BGMや声の選択も可能(3弾以降)。
5弾からはライダーフィニッシュそれぞれに追加効果が付与されるようになった。6弾現在、バースト前には1種類、バースト後には1～2種類の追加効果で、それに応じてガンバライダーのみ、バースト後のライダーフィニッシュが3つまでセット出来るようになった。

【追加効果の一例】
ダメージアップ：必殺技のダメージがアップする
ダメージバリア：仲間のボウギョがアップする
ライジングブレイク：相手のライジングパワーをダウンさせる

この他にも様々な追加効果が存在し、またバースト後には改というより高い効果が望める追加効果も存在する。

なお、ガンバライダーはレアリティ上はノーマルカード扱いである。このため、ミッションなどでノーマルカード縛りになった際には切り札になりうる。

作中の世界観設定

ガンバライダーは仮面ライダー研究機関「ガンバライジング社」によって開発された量産型ライダーシステムである。
近い将来、強大な敵性組織が地球の平和を脅かすことを知ったガンバライジング社は、無限に進化する可能性を秘めたガンバライダーを開発、有望な戦士達に提供しており、ガンバライダー達は世界を股にかけて日夜戦っている。

基本素体は色付きのウェットスーツのようなもので、その上からアーマーが追加装着されて変身となる。仮面ライダーG3に似ているが、アーマーは自動生成されるので単独で変身可能。
ライダーの命である変身ベルトは銀色の簡素なもので、中央の空いている部分にカード(ガンバライジング専用IC カード)をセットして変身する。こちらはディケイドに似た方式だが、セットしたカードは剥き出しと少々危険。
最大の特徴は顔であり、なんと顔にあたる部分にカードが挿入され、これが顔の役目を果たす。アーマー構成と同様に顔の構成も各ガンバライダーの裁量に任されており、場合によってはどう見てもロボコンかデータスの同類のような、ギャグ路線顔の歴戦の戦士なんてのも存在しうることになる。

能力的な特徴として、「出会ったライダー達の技・武器を習得できる」ことが挙げられる。
武器についてはアーマー生成と同じ要領で自力生産しており、世界観PVにおけるガンバライダーはグリドン・黒影と交戦した鎧武の戦闘を一目見た直後に、オレンジロックシードなしで大橙丸を生成する離れ業をやってのけた。ゲーム中ではどう考えても一点モノであるサタンサーベルすらも生成できる上、5弾世界観PVでは作品の枠を超えたウィザーソードガンと大橙丸の同時生成も行ったため、武器の生成にあたり特に制約はないようである。
また、独自のパワーアップ機能として「バーストチェンジ」を持ち、顔部分に挿入されたカードを抜き、裏返して再挿入することで発動する。能力が強化されるだけでなく、素体スーツの色に応じた自然の力(緑なら風、赤なら炎など)が頭部から吹き出し、さらに背部に強化パーツが装着される。
なお、「ガンバソード」など5弾で解禁されたガンバライダー専用武器は、バーストチェンジ発動とともに変形し、バーストチェンジにより発生した力の一部を武器強化に転用するという連携機能を持つ。

ガンバライジングの筐体である縦型モニターは、実際はガンバライダーが各ライダー世界へ突入するゲート(龍騎における鏡の役割)であり、ベルトにセットされたカードをタッチすることでゲート移動のシステムを作動させて突入する。

ライダーズクレストはガンバライジング社のロゴである「GRZ」のマーク。

ガンバライダーアクート

4弾から登場した、NPC専用ガンバライダー。一般的なガンバライダーのベルトの色違いである、金色のベルトを装着している。ただしセットされているカード自体は同じ(=ガンバライジング専用IC カード柄)。

武器としてかつてフェニックスの使っていた大剣「カタストロフ」を主に使用するなど、ライダーの敵である怪人の武器・技を使う。また、5弾本編ではサタンサーベルとハーメルケインのチート武器二刀流で現れ、プレイヤーを驚かせた。
世界観PVではメデューサと交戦する直前の仮面ライダーウィザードとガンバライダーの前に出現。グールが始末されるまではメデューサを援護していたものの、メデューサ1人になった瞬間に隙をついてメデューサを撤退に追い込み、単身その場を去って行った。現時点では味方とは言い難いが、敵とも言い切れない状態である。なお、ガンバライダーがアクートの情報にアクセスしようとした際に閲覧拒否が発生した描写があるため、ガンバライジング社の何らかの機密に関わっている模様。