ガンレオンとは (ガンレオンとは) [単語記事]

ガンレオン「たまには修理させてくれよ・・・（涙目）」

ガンレオンとは、PS2専用ゲーム「スーパーロボット大戦Z」に登場する主人公用機体の1つであり、修理用工作マシンのような何かである。

概要

ガンレオン。それは修理屋を名乗っておきながら必殺武器で「クラッシャアアアアア！」と堂々と叫ぶ漢、「ランド・トラビス」が乗る可哀想なロボットである。

あるときはスパナを攻撃用具として使用し、またあるときはスパナを組み合わせた工具（どう見てもヌンチャク）を出してぶん回し、さらに対艦用の大型レンチで敵機にジャイアントスイングを仕掛け、挙句の果てには外見まで色々と変形してレンチと見せかけた最強武器でやりたい放題ぶっ放す。

とにかく「シュールで熱い機体」という言葉が似合いすぎるスーパーロボット。

機体について

名称：ガンレオン
全長：43.4m
重量：165.3t
パイロット：ランド・トラビス（メイン）、メール・ビーター（サブ）

修理屋「ビーター・サービス」が運用する、修理用工作マシン（自称）。
元々はランドの師であるシエロ・ビーターが発掘し、所有していた物だったが、とある事件でシエロが行方不明となってからは、弟子であるランド・トラビスが受け継ぎ、愛機として運用している。

上記の通り本来は修理用のマシンであり、機動兵器サイズのスパナやチェーンソーの他、機体の全長以上もある対艦用レンチ「ライアット・ジャレンチ」等の工作機械を多数保有している。
しかしいざ戦いとなれば、上記の工具を振り回して縦横無尽に暴れまわり、破壊の限りを尽くす「ザ・クラッシャー」と化す。
その機体性能は並の機動兵器を凌駕するほどのポテンシャルを持ち、本編中でも専ら修理用途よりも戦闘力の方を期待されてしまうが、話の端々で修理能力を活かし、修理用工作マシンとしての最低限の面目は保っている。
（一応、作中で武器として扱われるものは大半が工具であり、純粋な武器は後述の戦闘形態で使える1つだけとなっている）

そもそも誰が何の目的でガンレオンを製作したのか、またどういう経緯でシエロが所有することになったのか、現在詳しい事は判明していない。
少なくとも、地面から出土するくらい昔に造られたこと、一種の超エネルギーである『傷だらけの獅子』を運用するための機構が備えられていること、そしてその超エネルギーは人間の「痛みの悲鳴」に反応して発せられることが判明している。

最初から修理工作用として作られていたのか、後から修理用に改造されたのかも不明だが、武装が全て外付けの工具類であることや『傷だらけの獅子』を運用した状態の異質さから、後者の説（おそらくはシエロが発掘した後に改修した可能性）が有力視されている。

ガンレオン・マグナモード

超エネルギー『傷だらけの獅子』を開放することで機体の各部が変形し、完全戦闘形態である「ガンレオン・マグナモード」に変化する。

身体の各部が展開して手足からクリスタルが露出。背中から翼状のトゲが生え、胸部と頭、顔のパーツが開放され、両手からも爪が生える。
さらに連獄篇からは全身が炎のようなオーラで覆われるようになった。
その雄々しくも刺々しい姿はライオンと言うよりも（獅子、あるいはグリフォンのような）一種の怪物然としている。
その外見から一部では「ジェネシックガンレオン」とも呼ばれていたり。