「これはねえ、やっぱり狂ってますよ。この人は。顔見てご覧なさい。目はつり上がってるしね。顔がぼうっと浮いているでしょ。これキチガイの顔ですわ」
キチガイ(気違い、気狂い)とは、「常軌を逸した変な人」「行動や言動が他の者と大きく異なる人」「異常者」などを意味する蔑称の一種。
キチガイはもともとは気を違えた(おかしくした)人そのものである「気狂い」「気違い」を指す単語である。「気を違える」「あの人は気が違う」の様にも使われる。
「気が狂う」の類義語にあたり、ニコニコ大百科風に現代語訳するとだいたい「頭おかしい」とかそのあたりの意味になる。
そこから単語としてカタカナの「キチガイ」の表記も多く使われ、また、当て字として「基地外」(ちなみに、沖縄での在日米軍基地問題を取り上げる際には「基地外」では「きちがい」と音が同じになってしまうため、『基地の外(きちのそと)』と、言い換えて表現している。)、並びに「既知外」と表記される場合もある。
転じて狂ったように振舞っている人や、何かに対して熱狂的な思い入れを抱く人、といった意味合いとなり、「釣りバカ」などの「○○バカ」がさらに尋常ではなくひどくなった時の比喩として使われる(例:釣りキチ三平)。
この場合の「~キチ」という表現は必ずしも蔑称では無く、「○○マニア」や「○○オタク」などと言う意味合いにあたり、良い意味や愛称で使われることもある。古くは、このような意味合いでも「○○キチガイ」と略されずに使われていた。
2020年現在、この「キチガイ」は、精神障がい者への差別的な表現に当てはまるとして、多くの著名な報道機関において放送禁止用語に指定されているが、処理の効かない生放送にて発言してしまうこともめったにないわけではない(例として、上述の「バンキシャ!」での発言や、2016年11月25日深夜放送の「朝まで生テレビ」での発言などがこれに当てはまる。また、ニュース番組や報道番組でのインタビューにて取材を受けた人が「キチガイ」と発言した場合は、その部分が別の言葉に差し替えられることがある)。また、あくまで放送で禁止されているだけで日常会話で使う分には何の問題もない。だが自分のことを卑下して使う場合ならともかく、他者に対して使った場合は人を大きく傷つける場合があるので注意が必要である。
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最終更新:2023/09/25(月) 22:00
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