キノガッサとは、ポケットモンスターに登場するNo.286のポケモンである。初登場はルビー・サファイア。
基礎データ | |||
---|---|---|---|
名前 | キノガッサ | タイプ | くさ かくとう |
英語名 | Breloom | 高さ | 1.2m |
分類 | きのこ | 重さ | 39.2kg |
性別比率 | ♂:50.0% | 特性 | ほうし |
♀:50.0% | ポイズンヒール | ||
グループ | ようせい しょくぶつ |
隠れ特性 | テクニシャン |
孵化歩数 | 3840歩 | 捕捉率 | 90 |
世代 | 第3世代 | 努力値 | 攻撃+2 |
進化 | キノココ → キノガッサ (Lv.23) | ||
図鑑データ | |||
全国図鑑 | #286 | 図鑑の色 | 緑 |
ジョウト | #― | ホウエン | #035 (RSE) #036 (ORAS) |
シンオウ | #― | イッシュ | #― |
カロス | #― | アローラ | #― |
ガラル | #― | ヒスイ | #― |
パルデア | #107 |
くさタイプの持つ状態異常技とかくとうタイプの高い攻撃力のシナジーは抜群であり、「敵の動きを止めつつ殴り倒す」という戦法を一人でやってのける。それを可能にしている技が命中率100で相手を眠らせる恐るべき技「キノコのほうし」。かつての使用特権保持者パラセクトはこの強大な後輩に対して差別化できる点が「みねうち」習得の過程くらいしかなくなりますます涙目である。
また、ダイパ以降はどく状態で体力を回復できる特性である「ポイズンヒール」を得た。この状態で「どくどくだま」を持たせておくと回復しつつ、(「どく」になるため)他の状態異常を無効化できる。タイプの関係で弱点が多いのは難点だが、高いこうげきや強力な特性に恵まれ、それを補うだけの強さはある。超火力だが発動条件の厳しい「きあいパンチ」を最大限に活用できるポケモンの1匹。
キノコのほうしで動きを止めればこっちのもの。後は起きた相手の反撃をみがわりで防いだ上で、無抵抗の相手をきあいパンチで殴り倒したり、ポイズンヒールとくさタイプの技の回復力で持久戦に持ち込んだりできる。その性質上「ふみん」「やるき」「そうしょく」でキノコのほうしが効かない相手が苦手なようにも思うかもしれないが、実際にはそれらの特性を持つポケモンの多くが対戦での使い勝手があまりよくないマイナーなポケモンであったり、格闘で弱点を突けるノーマルタイプ等であるため十分な対策には為りえないこともキノガッサの強さといやらしさの理由である。表面上は天敵かと思われているふみんドンカラスでさえ、格闘技や岩技を喰らえば1,2発で沈むためキノコのほうし読み以外で交代から受けることは許されない、様子見のみがわりや交代読みの攻撃が決まればアッサリ返り討ちにできる。
第5世代ではねむりターンが弱体化したものの、そのいやらしさは健在。交代で眠りターン数のカウントがリセットされるなど強化されている部分もある。また、複数催眠を嫌がる人も多いが現在は公式ルールで一切禁止されていないため、やろうと思えば相手が交代した場合には手持ちを全て眠らせることも可能。
追加効果で素早さを下げる「ローキック」を習得。すばやさが重要なキノガッサとの相性は抜群で先手でキノコのほうしを決めやすくなった。
ポケモンBW2では夢特性(隠れ特性)である「テクニシャン」を得た。ポイズンヒール型と違ってハメ性能が低いので微妙・・・と思いきや、連続攻撃技の「タネマシンガン」や先制攻撃技の「マッハパンチ」を威力1.5倍で使えるので非常に強力。タネマシンガンは2発でもタネばくだんとほぼ同等の威力、マッハパンチはテクニシャンハッサムのバレットパンチと同等の威力になり、「つるぎのまい」でさらに威力をあげることも可能である。他にもローキックやがんせきふうじを威力1.5倍で使える。
…と、対策必須街道を邁進していたキノガッサだが、第6世代(X・Y)で遂にストップをかけられることになる。
どのような変化があったかというと、
・くさタイプの粉耐性、新アイテムぼうじんゴーグル、特性「ぼうじん」の仕様変更により「キノコのほうし」が無効にされる場面の増加。
・音技が「みがわり」を貫通する仕様に。ぺラップにしゃべられるだけで致命傷確定。ポイヒ型が困難に。
・ローキックが威力65に変更。つまりテクニシャンが乗らない。
・挙句の果てに飛行技(4倍弱点)を先制でぶっぱしてくるファイアロー登場。
と、これでもかと言うほどの弱体化(と言うより環境変化)が施される事となった。
いちおう「がんせきふうじ」がテクニシャンの範囲ギリギリに強化されるなど強化点もあるが、キノガッサにとってはまさに冬の時代であると言って良いだろう。
……かと思われたが、いくら冬の時代といっても、他ポケのついでで処理されるほど甘くはないのがキノガッサ。
優秀な起点役やフィニッシャーになる強さは十分。安定感のあるタスキテクニ型を中心に、対策を切ったPTを容赦なく壊滅に追い込み、ORASでは再び要対策ポケモンとして立ち位置を復権しつつある。
第7世代(SM・USM)では、なんときのこのほうしを、自分のみならず後続も無効化するカプ・レヒレ、カプ・コケコが登場。強烈なメタ特性により、さらに立場は弱くなる。
また、ファイアローが猛烈な弱体化を食らって環境からいなくなったものの、代わりにメガバシャーモ・メガボーマンダが復権したので、カプ系抜きでも環境は不利である。
……はずなのだが、逆にぼうじんゴーグルがほぼ廃れたり、草ポケ自体が環境不利で減少したこともあり、忘れかけた頃に、上記のいないPTを食い物にし、ちょいちょい上位使用率に食い込んでくる。選出誘導係としての性能も高く、やはりガッサはあなどれない。
キノガッサ対策としては、出来るだけキノガッサより速いポケモンを選出すること。キノガッサより遅い場合、たとえラムのみを持たせて対策したつもりでもキノコのほうしを2発以上撃つ機会を与えやすく、ひとたび眠らされてしまうとみがわりの起点にされ一気にPTが崩れかねない。選出するのはキノガッサより速いことに加え、キノガッサを一撃で倒せる、みがわり持ち、ラムのみ持ち等であるとより望ましいだろう。キノガッサを交代から安全に受けられるポケモンは非常に少ないため、出来るだけ交代はせずタイマンでの対処が求められる。
特に優秀な対策ポケモンとして、どくどくだま、かえんだまを発動させたポイズンヒールグライオンやマジックガードランクルスは格闘技を半減できる上に弱点を突かれにくく、さらに耐久も高く再生能力まで備えているため非常に有効。交代から何度でも受けることができるだろう。ただまもる等で安全に道具を発動する機会は欲しいところだ。しかし上記の二匹を常にパーティに入れているとも限らないため、倒せるかどうかは読みと運も大きく関わってくる。
さらにBW2ではテクニシャンを得てきあいのタスキやいのちのたまやこだわりスカーフを持っているキノガッサが増えたので、型が読みにくくなり嫌らしさが増した。テクニシャン型はハメ性能が低いが、つるぎのまいを積まれると3タテされる危険性もあるので隙を与えないようにしたい。
ポイズンヒール型でもテクニシャン型でも安心して出せるポケモンが非常に限られ、かつ一度起点にされると手も足も出せずに3タテされかねないのがキノガッサの恐ろしさと言えるだろう。
ORASでは「ぼうじんゴーグル」の追加。アローやメガマンダ、メガバシャ、メガガルーラの活躍により減少。SM、USM以後の世代は、特にコケコ・レヒレがほうし封じのフィールドをもっており、後続の保護もできるため、非常に強いメタとして機能する。
掲示板
1555 ななしのよっしん
2025/01/24(金) 09:17:15 ID: pbWFU9DBep
あと実のところ詰み状況を簡単に作れるクソゲーを仕掛けるポケモンではあったけど、Sさえ相手に勝ってれば無敵の最強ポケモンかと言われれば全然そんな事ない
種族値でS勝っててもスカーフやカゴの実で捲られるし、寝言仕込まれると胞子撃ったターンでワンパンとかも十分有り得たし、ポイヒ身代わりまで完成させてもパルシェンにぶち抜かれるとかも全然あった。
逆に言えばそれを加味しても(というかポイヒ胞子の一芸だけでそれらの対策を構築に強いる)詰ませ能力が高いからあそこまで嫌われたポケモンなんだけども
1556 ななしのよっしん
2025/01/24(金) 09:34:26 ID: cqLzfkwSFm
パルシェン見えてて悠長にやってるレベルなら、まぁそうでしょうね
1557 ななしのよっしん
2025/01/24(金) 15:42:54 ID: pbWFU9DBep
何にせよ5世代当時の仕様と環境を鑑みても、単にガッサより遅いやつはそれだけで活躍できないわけでもないというか、むしろガッサでもなきゃ上取れるだけじゃ勝てないポケモンたちだったとでも言うべきか
提供: 66
提供: 火炎瓶パラダイス
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最終更新:2025/04/28(月) 02:00
最終更新:2025/04/28(月) 02:00
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