キハニイハチイチケイ
JR北海道が誇る日本初の130km/h営業運転を開始した高速気動車。振り子機構を生かして函館~札幌を3時間ちょうどで結び、在来線における平均速度日本一のレコードも持つ。
函館と札幌の所要時間短縮を目的に、1992年に登場。3両編成で試験された後、翌年から量産を開始。1994年のスーパー北斗号新設と共に営業運転を開始した。
車体はステンレス製とし、連続窓風のデザインとした。全体は無塗装ながら、ドアまわりを沿線の景勝地・噴火湾をイメージしたブルーで塗装。脇には萌葱色萌黄色のアクセントを入れている。
車内も噴火湾を意識し、青系のモケットを使用した座席を並べている。
ダイナミックな前頭部は、運転台を高く置き(高運転台)かつ連結時に乗客の行き来を可能とする(貫通)構造を両立したデザインである。貫通扉には窓が設けられ、下には列車名が表示される。このスタイルは、以後のJR北海道オリジナル特急車に引き継がれている。なお、この先頭部に立ち入ってはいけない。
スーパー北斗の走行区間には非常に多くのカーブがあり、従来の特急列車(キハ183系使用北斗号)はさしかかる度に減速を強いられてきた。キハ281系ではこれを克服すべく、車体を傾斜させて乗客への遠心力を軽減する振り子機構を搭載。5度の車体傾斜で、カーブを本来の制限速度より最大30km/h高速で通過することができるようになった。
走行地点に応じて最適な車体傾斜をするため、乗り心地に不快感は全くと言って良いほど無い。
また高速域まで加速力を持続させ山間部の勾配にも負けない出力を得るため、コマツ製の350馬力ディーゼルエンジンを全車に2基搭載。併せて車体を軽量なステンレス製とし、JR北海道の「電車に負けない気動車」の先駆けとなった。
函館と札幌を函館本線と室蘭本線経由で結ぶ「スーパー北斗」の多くに使用される。
グリーン車を1両含む7両編成を基本とするが、乗客の多寡に応じて1両単位で増結されることも多い。
以前は前面展望可でした
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最終更新:2021/01/19(火) 02:00
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