キャッスルヴァニア 暁月の円舞曲(あかつきのメヌエット)とは、2003年にコナミから発売されたゲームボーイアドバンス用のゲームソフトである。
『白夜の協奏曲』に続いてシリーズタイトルを「悪魔城ドラキュラ」から「キャッスルヴァニア」に改めた2作目。
『月下の夜想曲』のスタイルを受け継いだGBAシリーズの最終作。
21世紀のドラキュラ城を舞台に、ベルモンドとは異なる力を持つ来須蒼真が主人公。
前2作の内容を反映しながら、ストーリー、ビジュアル、そして従来のスタイルにとらわれないゲームシステムにより、シリーズの全く新しい方向性を打ち出した。
文句なく傑作。
本作の最大の特徴がタクティカルソウル。蒼真は倒したモンスターからソウルを手に入れ、その能力を使うことができる。
100種類以上いるモンスターのほぼ全てがこれを持っている、すなわち蒼真は100種類以上の能力を使いこなすことができる。
従来のサブウェポンをソウルが兼ねており、サブウェポン用のハートはなくなり、ハートを取るとMPが回復するように改められた。GBAのボタン数に対応した仕様ともいえるが、これ以降は蒼真以外もサブウェポンのハートとMPを統合することが多くなった。
また蒼真は前2作のようなヴァンパイアハンターではないため、装備品もアルカードのように自由に使える。武器種も豊富で、日本刀や巨大な両手剣、拳銃や陽電子砲のような近代兵器も一部使用可能。
西暦2035年、幼馴染の白馬弥那と皆既日食を見に来た来須蒼真。
突如気を失い、目を覚ますとドラキュラ城にいた。
そこに現れる謎の男、有角幻也。彼に言われるまま城内へと踏み込んでいく。
ハードモード追加のほか、ユ……が主人公のモードが追加される。名前伏せなくていい?
レベルがないが、ボスを倒すとパラメータがアップする。初期値は高く、移動用の能力も最初から全て持っているが、これまでのサブキャラに比べ初期能力でのクリアは難しい。
DS『悪魔城ドラキュラ 蒼月の十字架』はタイトルが「キャッスルヴァニア」ではなくなっているが、蒼真たちが続投する直接の続編。
これが本作の続編として文句のない完成度、ストーリーなのだが、本作のエンディングまでのネタバレ全てを序盤でぶちまけるので、注意してほしいと言えばそう。
大傑作の『暁月の円舞曲』だが、ひとつだけ難点があるとすればこの『蒼月の十字架』が直接進化した作品であり、蒼月のほうが更に面白い、というのがある。
でも可能なら暁月、蒼月の順でやってほしいのである。
WiiUバーチャルコンソールでのみ復刻されていたが、のちに『Castlevania Advance Collection』として各ハードに移植された。
実ソフトは非常に高い。
初代DSかDS liteで蒼月の十字架とダブルスロットすると連動特典が少しあるが、まあ大したものではない。現状で実ソフトにこだわる必要はない。
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最終更新:2024/04/20(土) 07:00
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