キャット&チョコレートとは (キャットアンドチョコレートとは) [単語記事]

キャット&チョコレートとは、コザイク社から発売されているパーティーカードゲームである。

概要

2010年にサークル「Qvinta Esse nt ia ものづくり部」から自主制作（同人）カードゲームとしてリリースされた。メインデザイナーはグループSNEにも所属のライトノベル作家・川上亮（秋口ぎぐる）。

当初はグループSNEコンベンションやゲームマーケットなどのイベントにおいて頒布していたが、その後好評を博したことから通販を開始。ついには日本ボードゲーム大賞2010を受賞するまでになった。川上亮が代表を務めるコザイク社が2012年に設立されて以後は、同社から発売されている。

ゲームの種類は同人版から発売している『幽霊屋敷編』（同人版では『キャット&チョコレート』とだけ表記されていた）と現代企業に舞台を変えた『ビジネス編』、学内生活におけるピンチを切り抜ける『学園編』、日常のピンチを切り抜ける『日常編』、結婚式とお葬式を舞台にした『冠婚葬祭編』の5種類。なお、『日常編』は幻冬舎エデュケーションより、『冠婚葬祭編』はragumoより発売されている。

2014年にファッションモデル兼歌手の「きゃりーぱみゅぱみゅ」が自身のTwitter上で「このゲーム楽しい」と紹介したり、またテレビ番組『嵐にしやがれ!』の2015年 9月13日放送回にて嵐とSEKAI NO OWARIが同ゲームで遊んでいる様子がオンエアされるなどしたことから、ジワジワと人気の輪が広がっている。

ルール

プレイ内容については関連動画でもわかりやすく解説しているが、空気をつかむためにプレイ内容の一部を交えて記載する。今回は『学園編』を例に出し、簡単にルールを説明する。

ゲームは2チームに分かれ（『学園編』なら生徒会派と校長派など、種類によってチームが異なる）、ゲーム終了まで所属チームを伏せながら進行する。イベントカードの山から1枚、カードを引く。引いたカードの内容がお題となり、手元にあるアイテムカードを使って、どのようにピンチを切り抜けるかをプレゼンする。それを聴いた他の回答者が回答内容がアリかナシかを回答者がジャッジし、アリなら得点となる。ナシしかいなければ当然、得点にならない。これを「END」カードが出るまで続けるのがルール。「END」カードが出たら派閥の合計点数で勝敗を決める。ただし、参加人数が奇数だった場合は獲得イベントカードの最低枚数のプレイヤーと最高枚数のプレイヤーを合計した数字を得点とする。（3人プレイのように、派閥が1人だった場合は、1人派閥の得点を2倍した数字と2人派閥の合計で競う）。