キャプテンゆっくりとは (キャプテンユックリとは) [単語記事]

キャプテンゆっくりとは、動画製作者ノ＝ラネコ氏によるゆっくり実況（？）動画シリーズである。正式名称は「キャプテンゆっくりIII～皇帝の挑戦～」。

概要

正式名称の通り、キャプテン翼3を題材とした動画である。ただ、このシリーズは通常のゆっくり実況とは大きく異なる点が存在する。
それは、登場人物の多くがゆっくり霊夢などに差し替えられ、独自の設定のもとに繰り広げられる一つの物語となっていることである。
ゲーム部分のみキャプテン翼3で、シナリオやキャラクター設定などはノ＝ラネコ氏が創作したものとなっている。
この為、「実況動画とは呼べない」という人もいる。――確かに。

ただし、ゲーム部分はしっかりとプレイされており（時々演出的なプレイもあるが）、プレイ動画としての面目は果たしているといえる。ノ＝ラネコ氏による解説などもあって見所は満載。
プレイに縛りを設けており、序盤は「必殺技縛り」、かつ「イベントでゴール時は相手に無抵抗で1点献上」だったが、後に「必殺シュートは一人一回、タックル・ブロック技などは二回まで」に変更、相手への1点献上は削除されている。

2012年 2月29日、遂に最終回を迎えた。

ストーリー

伝説のサッカープレイヤー・大空翼達「黄金世代（ゴールデンジェネレーション）」が活躍していた頃から数十年後。
日本サッカー界は暗黒の低迷期に陥っていた。
そんな状況を打破すべく、日本サッカー協会の片桐は、日本サッカーの将来を担う若者達を世界各地へ派遣することを決定する。サッカー全国大会に優勝したジョジョとポルナレフはメキシコに、準優勝の魔理沙はフランスに、準決勝まで勝ちあがったミクはイングランドに、それぞれ派遣されていった。

そんなことと関係なく、ここに一人の少年（？）がいた。彼（？）の名はゆっくり霊夢。サッカーなんて毛ほども知らない、平凡な高校生である。
親の都合でブラジルに越してきたゆっくりは、そこのサンパウロ高校で（主に自分の所為で）無理やりサッカー部に入部させられてしまう。
しかしそれは、日本サッカー界の希望となる大選手の誕生の、序章となるのだった……！

登場人物

ゆっくり霊夢（ゲーム内の元キャラ：つばさ）
この作品の主人公。親の都合でブラジルに引っ越してきた高校生。みんなと話題を合わせるためについた嘘が、彼の運命を大きく変えていくことになってしまう。
ブラジルに来るまで、体育の時間程度しかサッカーをやったことはなかったのだが……？
必殺シュートは「エタナールフォースブリｚもとい「ゆっくりシュート」。また、ドライブシュートも打てるが、二度必殺技を使用すると何故か身体が縮んでしまう。実は大きな秘密を抱えている。
サンパウロ高校サッカー部
今年いっぱいで廃校になる高校のサッカー部員達。10人しかいなかった為試合にすら出れない状況だったが、ゆっくりが入部したおかげで何とか出れるようになった。原作と同様の10人が登場。何故かバチスタはゆっくりにいじられる。
魔理沙（みさき）
全国高校サッカー大会で、ジョジョに破れ準優勝となったMF。他の作品の魔理沙とは違い、「～だぜ」とは言わない優しい口調が特徴。霊夢の才能をいち早く見抜いており、日本の高校時代はしきりに霊夢をサッカー部に誘っていたようだ。
フランスではシャンゼリゼ高校に入り、弱小であったサッカー部をナポレオンともども立て直し、大会決勝に挑む。
ジョジョ（ひゅうが）
全国大会で見事優勝を果たしたFW。この世代最高のストライカーと評される。片桐の要請で、相棒のポルナレフとともにメキシコへ派遣された。
そこで自分の中の能力に気づき、後に必殺シュート「スタープラチナ」を編み出す。
ちなみにモデルは第3部「空条承太郎」。作中では一貫して「ジョジョ」と呼ばれる。
ポルナレフ（わかしまづ）
「こいつ日本人扱いかよ！？」とは誰もが思うであろうが、日本人である。ジョジョが攻め、ポルナレフが守ることで全国大会を駆け抜けていった。ジョジョ同様にメキシコで自分の能力に気づき、必殺セーブ「シルバーチャリオッツ」を編み出す。
初音ミク（まつやま）
北海道出身の努力家。高校の試合三年間、全て準決勝にて魔理沙やジョジョに敗れてしまう。しかし片桐に素質を見出され、イングランドのヨークシャー高校へと派遣される。北海道弁がだだもれ。
少し卑屈なところがあり、自分に才能がないと思い込んでいる。その分努力を惜しまない。
窮地に立たされると、突如ゆっくり顔から少女の体型と口調に変化する。
メカ沢新一（わかばやし）
この世代で一足先にプロ（ブンデスリーガ）でプレイしている、鋼鉄のGK。冷静沈着で、常に最善の判断を下すことが出来るコンピュータのような男。バイエルンのシュナイダーとはライバル関係にある。
身体が堅いのを気にしている。また、料理が得意（？）。
ウルトラマン（みすぎ）
武蔵医大付属高校のサッカー部員。生まれもっての病気のため、ピッチに少しの間しか出ることが出来ない。その時間は一説には三分しかないとも。その分非常に高い能力を持っている。
ずいぶんやかましい。
その他の日本代表メンバー
名前はみな一緒。森崎はゆっくりどころか、作者にすらパシられる始末である。
クラウディオ・メオン
グレミオ高校のGK。日本に対して異常なほどの好意を抱いており、ゆっくりとは即打ち解けた。
超が付くほどのアニメ・アイドルオタクで、視聴者からは妙な人気がある。
ノ＝ラネコ
作者。フサギコ教授の姿をしている。ゲームでのフォーメーション解説や、実際の各国のサッカー事情の解説などを行う。時々本編に出たりする。
実はこの作品で一番の人気キャラである。