キャプテン翼2カルロス編

キャプテン翼2カルロス編とは、ファミコンゲーム「キャプテン翼2」の改造ハックロムである。

エミュレータ、ハックロム等についての注意点はそれぞれの記事を参照。

ニコニコでは主に「カルロス編」のタグが使用されている。「カルロス編」タグで動画検索
キーワード検索を使うと、バイオハザードのカルロス編を含めてしまうので注意。

概要

大空翼を主役に、全日本ユースがブラジルユースと戦い勝利するまでを描いた原作ゲーム。
この構図を逆転させ、ブラジルユースのキャプテン、カルロス・サンターナを主役にブラジルユースの優勝までを描いた物語となる。

途中の日本高校サッカー選手権編では日向小次郎の率いる東邦学園がプレイヤーの担当。
試合前の情報は日向が伝える形になり、この時の日向の台詞が実に日向らしく、面白い内容になっている。

ゲームバランスも大きく変更されており、特にガッツの最大値と必殺技での消費が大きく削減されているのが特徴。
キャプテン翼２：最大ガッツ600～900程度／ドライブシュート消費200
カルロス編　　：最大ガッツ100～120程度／ドライブシュート消費  15
と言った具合。
時間経過による自然回復は変わっていないので、いったんガッツが消耗した選手もすぐに全快近くなる。このため、必殺シュートを気兼ねなく連発できるようになっている。
逆に、ドリブルでの消費も変わっていないため、一人の選手が長時間ボールを持っていると、それだけでガッツがどんどん減っていくことになる。強引なドリブルなどで吹き飛ばされる時のガッツ消耗も注意しなければならない。

本編の他、オールスターモード（という名前の、テクモオリジナルキャラクターチームvs原作登場キャラクターチーム）で遊べるパッチも用意されている。

登場キャラクター

フラメンゴ

• カルロス・サンターナ
  主人公。ミラージュシュート、分身ドリブルを武器にフラメンゴとブラジルを優勝に導く。
  今作ではミラージュシュートは圧倒的な強さでは無く、ブラジルユースでは各選手をそれぞれ上手く使っていく必要がある。それでも地上の必殺シュート、高い浮き球での必殺シュート、必殺ドリブルを全て備えている唯一の選手で、できない事は無い万能型と言える。これで低い浮き球用のリーサルツインがあれば完璧だったのだが。
• サンタマリア
  フラメンゴのMF。得意技のバナナシュートに加えて、バナナパスという必殺パスを修得。
  必殺シュートしか持っていない選手ばかりのブラジルユースで重要な働きを担う。
• ジェトーリオ
  フラメンゴのDF。初期からカルロスと同じチームで戦う頼もしい得点源。
  オーバーラップを積極的に行い、気がつけば本来の守備位置にいなかったという事態がたびたび起きる。
• ラスレイ
  フラメンゴのGK。レナートよりは頼りになる（？）
  顔は森崎の色違いで、彼こそ本当の「ブラジルの森崎」という事に。

ブラジルユース

• クラウディオ・メオン
  グレミオのGK。翼に対して見せたドライブシュートを完璧に止める腕前はどこかに消えてしまっており、ジェトーリオのドライブシュートで普通に得点できる。なぜだ……。
  ブラジル代表としてもしばらく彼を使って戦っていくことになる。実力はなかなか高く、ゲルティスまでの繋ぎとしては十分に活躍してくれる。
• リベリオ
  コリンチャンスのMF。バナナシュートを操る。
  「決勝戦でコインブラと代えられてしまう可哀想な人」の印象が強いが、リベリオ自身もかなり優秀な性能を持っている。だが、周りが同等以上の実力かつ似たような個性のストライカーばかりなので……。
• ネイ
  パルメイラスのFW。ブラジルではMFに配置される。「消えるフェイント」を活かして敵陣を突破する、頼りになる味方。ブースターシュートもかなりの力を持つ。
• トニーニョ
  パルメイラスのMF。ドライブシュートを操る。ゴールが見えたら撃て！
  能力値はかなり高く設定されており、攻撃役として頼りになる。
• ザガロ
  サントスのFW。ダブルイールの吹き飛ばし能力は非常に強力で、難局を打開する切り札となってくれる事も多い。一方、強引なドリブルは少し弱くなっているのか、ボール運びはネイに任せた方が良さそう。
• ディウセウ
  サントスのDF。パワータックル、パワーブロックといった守備技を持つブラジル唯一の選手。また必殺ヘディング「キャノンヘッド」の吹き飛ばし能力も頼りになる。守備に用いるか攻撃に用いるか悩みどころ。本人は攻撃に回りたいらしく、物凄い勢いでオーバーラップして行くため、相手の攻撃時に自軍ゴール前にいなくなっている事もしばしば。FWに配置転換する方が彼の能力を活かせるのだが、ブラジルにはDF向きの選手が全然いないので、代わりに誰をDFに入れるかが問題である。
• ドトール
  サンパウロのDF。グラウンドと、低い浮き球の対処が得意な「地を這うドトール」。
  ブラジルには珍しい守備の専門家。ディウセウとジェトーリオがすぐ持ち場を離れて前線に突っ込んで行くため、ゴール前はドトールとアマラウで固めよう。
• アマラウ
  サンパウロのDF。高い浮き球の対処が得意な「宙を舞うアマラウ」。「アマラウくん　ふっとばされた！」の意味ではない。
  ブラジルには珍しい守備の専門家。ゴール前でこぼれ球になった時のクリアーには定評がある。
• エウゾ・ゲルティス
  ブラジル代表GK。イタリアのセリエA・インターミランで活躍中。
  秘技ダークイリュージョンは頼りになるが、連続で3回までしか出せないのでガッツ切れに注意。
  1対1に持ち込まれると意外と脆いという特徴付けが為されている。
• アルツール・アンチネス・コインブラ
  ブラジル代表の秘密兵器。完成されたスーパーストライカー。
  日本との決勝戦後半でのみ出場する……のだが、実はチームにずっと帯同しており、試合に出そうと思えば出せてしまう。シナリオがぶち壊しになってしまうが。
  実はマッハシュートの開発中だったらしく、準決勝までは試合に出してもマッハシュートを使う事ができない。やはり決勝戦専用と言えるだろう。

東邦学園、全日本

• 日向小次郎
  東邦学園キャプテン。全日本FW。彼の数々の台詞が高校サッカー大会編の楽しみでもある。
  国内戦ではもはや使うまでも無いと言う事なのか、ネオタイガーショットを封印。
  しかしブラジルとの決勝戦では……。
• 若島津健
  東邦学園GK。足を故障でもしたのか、三角飛びが使えなくなっている。
  実は「必殺技が使える味方GK」の枠をゲルティスに取られたためなんだとか……。
• 沢田タケシ
  東邦学園MF。日向とのツインシュートを使えるようになっており、攻撃力が上がっている。
• 大空翼
  ラスボス。サンパウロFC、全日本キャプテン。
  接触しても全部ヒールリフトでかわし、ゴールに近づいたらサイクロンを撃ち込んで来る。
  ガッツ無限の翼に勝つことは果たしてできるのだろうか……？

カナリアスターズ

• アランテス
  フルネームはエジソン・アランテス・ド・ナシメント。「ペレ」の名で有名な史上最高のサッカー選手。
  ブラジルの名選手たちを集めた最強チーム「カナリアスターズ」の一員として立ちはだかる。
  もとは「キャプテン翼5」に登場しており、オールスターパッチで特殊なパスワードを使用することで対戦できる。
• ガリンシャ
  ペレと共に活躍した伝説のドリブラー。「キャプテン翼5」では控えにいたがスタメンに抜擢され、左右の足の長さが異なる体から生み出される「よろめくフェイント」で攪乱する。
• レオニダス
  オーバーヘッドキックの始祖として知られた選手で、ボールが七色に光り輝く「オーバーヘッド」を繰り出す。この他、カナリアスターズ全員の全シュートがファンベルグ並である。
• アンツネス
  フルネームはアルトゥール・アンツネス・コインブラ。「ジーコ」の名で有名なエースストライカー。
  もちろん倍速ドリブルやマッハシュートは使わないが、基本能力だけで十分に翼たちを凌駕する。
  だが、彼は試合前半だけでベンチに退いてしまう……。
• ジャイロ
  ペレ以前の時代に活躍した選手で、未公認記録も合わせれば引退までに1000以上のゴールを挙げたと言われる伝説の「スーパーストライカー」。
  ヘディングが苦手で、その弱点を補うため幻のシュート「サイクロン」を編み出した。翼が使うサイクロンはその伝説から新たに造り上げられたもので、ジャイロが使用した真のサイクロンの姿は謎に包まれている。また、伝説に語り継がれてはいなかったが、ドリブルもコインブラ並に速かったようだ。

関連動画

関連項目

• キャプテン翼
• キャプテン翼2
• カルロス・サンターナ