キュービック

キュービックとは、いすゞ自動車が製造していたバス車両である。
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概要

1984年にデビュー。正面には大きな一枚ガラスを用い、また左右には五角形の窓を用いた独特のフロントデザインは衝撃を与えた。排出ガス規制記号P-およびU-では一部を除き他社と同じく直6エンジンで製造されたが、KC-の頃になるとノンステップ車などの一部を除いて路線車としては珍しいV8エンジンを採用した。このV8エンジンである8PE1型エンジンは後継のエルガにも初期のもの(type-Bノンステップを除く)には引き続いて使用された。型式は以下のとおりである。太字のところを続けて"U-LV324K"などと表記する。車両によっては改造を示す"改"が末尾に付く。

型式一覧

排出ガス規制	形状・重量	サスペンション方式	エンジン型式	ホイールベース	備考
P- 昭和58年排出ガス規制	LV 大型バス 14t～16t	2 エアサス 3 リーフサス(板バネ)	14 6QA2(220ps/直6) 18 6RB2(275ps/直6)	K 4650mm (ショートフロントオーバーハング車設定有) L 5000mm M 5200mm N 5500mm Q 6000mm
	LT 大型バス 12t(短尺車)		12 6BG1-S(180ps/直6)	J 4300mm
U- 平成元年排出ガス規制	LV 大型バス 14t～16t		24 6QB2(230ps/直6) 18 6RB2(275ps/直6)	K 4650mm (ショートフロントオーバーハング車設定有) L 5000mm M 5200mm N 5500mm Q 6000mm	Q尺は自家用のみ。路線車は改造扱い(末尾に改が付く)。 この車種以下はリベットレスの構造となった。
		8 エアサス(超低床)	70 8PD1-N(240ps/V8)	L 4800mm	フルワンステップバス
	LT 大型バス 12t(短尺車)	2 エアサス 3 リーフサス(板バネ)	32 6HE1-S(195ps/直6)	J 4300mm
KC- 平成6年排出ガス規制	LV 大型バス 14t～16t		80 8PE1-S(285ps/V8) 8PE1-N(240ps/V8)	L 4800mm N 5300mm Q 5800mm	高出力モデルと低出力モデルの型式は同じになる。 CHASSE(蓄圧式ハイブリッドバス)は8PE1-N・L尺のみ存在。
		8 エアサス(超低床)		L 4800mm	フルワンステップバス。 京浜急行等の前中ワンステップバスではない。
		8 エアサス(超低床・エンジン横置)	32 6HE1-TCN(230ps/直6)	L 4800mm N 5300mm	国際興業に導入の初期モデルは規制の記号は付かず、"LV832L"となる。 CNG車有り。エンジンは6HA1(190PS/直6)になるが改造扱いで型式は変わらず(末尾に改が付く)。 正面2枚ガラス車(いわゆる東武顔)の設定有り。
	LT 大型バス 12t(短尺車)	2 エアサス 3 リーフサス(板バネ)	33 6HH1-S(210ps/直6)	J 4300mm	※山梨交通等の最末期に導入のものは平成10年排出ガス規制・KK-(車重が12t以上はKL-平成11年排出ガス規制)になっている可能性があるが確認できていない。
NE- 平成8年排出ガス規制	LV 大型バス 14t～16t	2 エアサス	88 8PF1(240ps/V8)	L 4800mm N 5300mm	CNG車。

2000年にエルガへフルモデルチェンジされ、販売終了。

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