キョウスケ・ナンブとは、『スーパーロボット大戦』シリーズに登場するキャラクター、及び主人公の一人である。
漢字では『南部響介』と書く。CV(キャラクターボイス)は森川智之。
登場する作品は、スーパーロボット大戦COMPACT2(初登場)、IMPACT、OG1、OG2、OG外伝。そして『Another Century's Episode R』では、マサキ・アンドー、リュウセイ・ダテと共にゲスト出演している。
COMPACT2、IMPACT、OG1では主人公であり、そうではないシリーズでもプレイヤー部隊の中核の一人となっている。
公式の乗機はアルトアイゼン、及びその改造機であるアルトアイゼン・リーゼ。
専用BGMは『鋼鉄の孤狼』(コウテツのベーオウルフ)。
ちなみに『無限のフロンティア』シリーズでは、彼をモチーフにしたヒロイン「楠舞神夜(なんぶかぐや)」が登場している。
一見すると無口で無愛想、無表情の朴訥とした人物。
常に冷静でいて沈着、決して不用意に感情を表に出さず、時に冷血とも取れる軍人らしい態度を取っているが、しかし実際は「静かに燃える熱血漢(公式設定)」であり、内には熱い感情を秘めている。
普段から乗機に似た色の赤いジャケットに黒いインナー、赤いズボンという服装をしており、ゲーム中でコックピットカットインが出るようになってからは同じ赤色のパイロットスーツを身につけていることがわかった。
この赤色はアルトアイゼンに乗る以前のゲシュペンストでもパーソナルカラーとして使用しており、この赤いゲシュペンストは後にカチーナ中尉が使用することになる。
常に冷静に状況を観察して的確な意見を出し、時には敵の卑劣な行為に熱血・暴走しがちな仲間たちを諌めながらも、ライバルやボス(特に非道な相手)が登場すると激しく吼えるその性格は、所属チームはもちろん部隊の中核として仲間たちからも厚い信頼を置かれている。
所属チームの1人で相棒でもあるエクセレン・ブロウニングとは恋人同士で、性格や操縦機体など何もかもが好対照。また普段はエクセレンに素っ気ない態度をとっているが、内ではとても大切に想っている。
加えて意外と情が深く感動屋で、基本的に足りない口数はエクセレンがフォローするのであまり口には出さないが仲間想い。敵に捕われ救出したエクセレンに深い愛情を示したり、ラミアを助けられなかった時は自責の念で潰れそうになった事もある。
作中でもその部分は普段が冷静なだけに強く描写されることが多く、OGシリーズなどでエクセレンが敵の手に落ちた際は、普段から怒りを口に出さず表面化することも滅多に無いキョウスケを本気で激怒(精神コマンドとしては「気合×2、熱血、必中、ひらめき、加速」が発動)させ、周囲の人間を驚かせた。
ちなみにキョウスケが作中本気で怒気を露わにしたのは、エクセレンが関わるたったの2回だけである。(もちろん怒らない訳ではないが、基本静かに燃えるタイプなので表面に出ることは非常に稀)
余談だが、その際に敵の変身中のスキを狙って電光石火の単騎特攻でステークを叩き込んだ挙句、その状況を冷静に分析して「追撃は危険」と判断、さらに追い縋ろうとしたリュウセイを制止する辺りがキョウスケの真に恐ろしいところである。
ギャンブル好きという一面があり、決め台詞の「分の悪い賭けは嫌いじゃない!」からも分かる通り、常に分の悪い方や大穴に張る勝負師であるため、エクセレンにいつも止められている。
ちなみに戦場では分が悪かろうが絶望的だろうが持ち前の技量と勝負勘、そして強運で常に結果を出している猛者だが、遊びとしてのギャンブルでは逆にいつも負け越しているらしい(主にタスク・シングウジに負けまくっているようで、一時はアルトアイゼンを担保にしたりエクセレンに借金までしている)。
また並外れた強運を持ち、宇宙シャトルの墜落事故から大怪我を負いながらも生存したり(恋人のエクセレンを含め100人単位の人数が死亡している中、彼は唯一生身で生還している)、空中分解し海に墜落した試作可変機(ビルドラプター)からアバラを折りつつも"泳いで"生還したり、OGsではライバル機のソウルゲインに文字通り乗機ごと叩き潰されたのにかすり傷で済む(OG2では手術室送りになったが、たった2話で復帰)等、何が起ころうとも死なない男として最早ネタの領域となっている。
その桁外れの強運は、同じくOGシリーズ内で並外れた強運・ラッキーキャラであるタスクやアラド・バランガから「負けた!」と言われる程。
しかしながら、上司から疎まれ事故死に見せかけて殺されかけたり、部隊指揮官に裏切られて後釜を押し付けられたりと上司には恵まれず、おまけに自分に恨みがある人物(と言っても並行世界の自分にだが)に執拗に狙われたり、そして前述のシャトル事故など、決して「運がいい」という訳ではない模様。
確かに強運ではあるが、ラッキーというよりは「悪運が強い」と表現した方が正しいのかもしれない。
念動力者ではないので念動力が必要な機体は搭乗できないものの、パーソナルトルーパー以外の訓練は受けているため、グルンガストのような特機や一部のアーマードモジュールも問題なく操縦できる。
搭乗機体であるアルトアイゼンはその運用方法からパイロットに多大な負荷(急加速時のG等)をもたらすのだが、長いあいだ乗っていた結果体がそれに慣れてしまっているようで、戦闘シミュレーターのGの設定を最大にした状態ですら、シミュレーション後に「Gが軽すぎる」と発言している。
機体に関しても他のパイロットからは様々な斜め上の評価を受けている。詳しくはアルトアイゼンを参照。
突撃・強襲からの格闘戦が得意。その技術は非常に高く、格闘戦では部隊最強と噂されるゼンガー・ゾンボルトと(倍近く小さいサイズの機体で)真正面から互角に戦える数少ない人物。
また本人曰く「射撃は苦手」とぼやいているが、恐らく自身の格闘能力や異常なまでに射撃適性のあるエクセレンと比較してのことであり、あくまで平均的な実力は持ち合わせている。
機体テストでの格闘戦率の高さ、機体性能ギリギリの運用をすること(通常の機体ではキョウスケの操作技術に追いつけず損耗してしまう)等からアルトアイゼンのテストパイロットに抜擢され、COMPACT及びIMPACTでは獣戦機隊(ダンクーガの部隊)に配属、OGsではATXチーム(ゼンガー・ゾンボルトのチーム)に配属されゼンガー離脱後はATXチームの隊長となる。
アクセル・アルマーとの戦いで敗れた後はアルトアイゼンを設計したマリオン・ラドム博士に自らが考案した改修案を提出した。その内容はなんと武器と機体をさらに大型かつ強力に、装甲をさらに厚く、スラスターで突進力を更に向上させるというとんでもない内容であった。これを受けたマリオン・ラドム博士に半分呆れられながらも、博士本人の意向で改修案をベースに更に無茶な改修をアルトアイゼンに施した。その結果出来上がったのが現在の彼の乗機、「アルトアイゼン・リーゼ」である。詳しくは該当記事を参照。
ゲーム的な能力を言えば、高い格闘能力と技量、エースボーナスでの格闘武器のダメージ補正、加えてエクセレンとの恋愛補正(ダメージに補正がかかる)+合体攻撃があり、高ダメージを叩き出す定番キャラの一人。
版権作品時代は援護技能と武装の仕様の兼ね合いから「援護の鬼」「ボスユニットの斜め前が定位置」とも呼ばれた。
OG2にて、シャドウミラー隊がいた「向こう側」の並行世界におけるキョウスケは、連邦軍特殊鎮圧部隊「ベーオウルブズ」の隊長で階級も中尉から大尉となっており、「ベーオウルフ」の異名で呼ばれている。「向こう側」では正式採用となったゲシュペンストMk-Ⅲに搭乗している。
GBA版では直接は登場せず、ラミアやシャドウミラーの面々からその存在が語られるのみであったが、上記の違いはあれど根本的な部分は「こちら側」のキョウスケと変わらないものと思われていた。
OGs版にてついに登場するのだが、その表情や性格は凶悪なものになり、キョウスケの名残を残しつつも破滅的で支離滅裂な言動、その中でも「静寂な世界」・「望まれぬ世界」・「純粋な生命体」・「破壊、創造」といったの聞き覚えのあるキーワード、目元にある水玉模様のペイント、乗機のゲシュペンストMk-Ⅲを再生・進化させる能力など、「こちら側」のエクセレンの代わりにアインストに乗っ取られてしまったことは想像に難くない姿になっていた。これに伴い、ベーオウルブズにも「敵味方問わず破壊しつくす殺戮部隊」という設定が付け加えられた。無限のフロンティアの特典ドラマCDでのベーオウルフの台詞から、どうやら隊員もアインスト化している様である。
次元転移を行おうとするシャドウミラー隊を追い詰め、殿を務めたアクセル・アルマーとテスラ・ライヒ研究所で死闘を繰り広げる。最終的にアクセルの転移が成功しベーオウルフも転移装置の自爆に巻き込まれるのだが・・・。
なお、ファンからは「アインストのキョウスケ」ということでアインスケとよく呼ばれている。
ニコニコ動画では「ガッカリウルフ」というあだ名で親しまれて(?)いる。由来はそのガッカリ具合と上記のベーオウルフの呼び名とを組み合わせた物である。詳しくは本人の記事より先に作成された当該記事へ。
なお、アニメ「ジ・インスペクター」ではある事情(公式HPのネタバレ参照)でアルトアイゼンに似た姿に改造されているゲシュペンストMk-ⅡタイプSで熱い咆哮と共に「究極!ゲシュペンストキック」を決め視聴者を喜ばせた。
掲示板
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最終更新:2025/03/31(月) 10:00
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