キルケウイルスとは、テレビ番組「虹色定期便、プロジェクト・エデン編」に登場した架空の病い、またはその病を生み出すウイルスのことである。
「絶望とは、死にいたる病である」 -セーレン・オービエ・キェルケゴール-~
キルケウイルスに感染した場合、まさにこの言葉を体現したかのような病状が示される。
それは徐々に、しかし確実に進行して行き、最終的には罹患者とその周囲に破滅的な状況をもたらす。
これ以外の特徴として、病に感染した者は体のどこかに「3つのホクロ」が出来る。これはちょうど三角形(∴)に並んでおり、見ればすぐに罹患者であると判別できるほど特徴的なものである。
この病を引き起こすウイルスが何処で生まれたか、詳細には分っていない。しかし最初期の流行の様子などから見て、1997年ごろ当時の日本国に有った虹ヶ崎市で発生したものと考えられている(後にその通りだった事が確認された)。その翌年までには日本全体、そして時間と共に世界へと感染は拡大し続け、ついに食い止めることは出来なかった。
その猛威は凄まじく、それまでのどんなウイルスとも違う全くの新種と言う事もあって、既存の医療体系は成す術を見出せないまま崩壊した。更には症状から来る自殺や殺し合いなども含め、2045年までの間に人類の99%が死亡すると言う史上最悪の大災厄となってしまい、それまでの文明社会は全ての国家と共に消滅せざるを得ない事態となった。
しかし非常に少数ながら、この病に耐性を持つ人々がおり、彼らが中心となって人類はなんとか新しい社会を建設する事ができた。その新社会を母体として誕生したのが、後の「ミレニアム帝国」である。しかしこの帝国においても国のあり方に直接の関りを持っているなど、人類社会に与えた影響は計り知れないものがある。
このウイルスは人間の脳にとりつく種類のものであるため、その人物の持つ精神状態が罹患に重要な影響をもって関わってくる。いわゆる鬱状態、特に何らかの原因で「 絶望 」状態に陥った人間は最も感染しやすく、また感染後も病状の進みやすいことが知られており、「いかに絶望からその人を救い出すか」がこの病いにかかる事を防ぎ、治療するカギともなっている。
やる気があればだいじょうV!
比較的初期の場合であれば、絶望から自分自身を取り返すことでこの恐ろしい病の自然治癒も期待できる。また病が篤い場合でも、罹患者が希望を取り戻し、気力を得た状態で「キルケ・アサシン」と呼ばれる対ウイルス薬を投与すれば、全面的に完治させることが出来る。
掲示板
14ななしのよっしん
2013/06/05(水) 17:26:31 ID: 7R0ILisQ0R
15ななしのよっしん
2015/02/13(金) 20:27:26 ID: 9OS57e+sbj
やっぱキェルケゴールなんかな。
ウィキペのギリシャの叙事詩とかの記事読んでたら、
キルケーという魔女(元女神?)の記事を発見したもんで。
なんでも彼女の指し出す食い物にかぶりついた者は姿を豚に変えられてしまうとか。
16ななしのよっしん
2022/02/20(日) 10:31:27 ID: CdiHMf6ezR
高橋秀武の漫画「妖怪人間ベム」(アニメとコラボしてリメイクされた作品)で「キルケ病」なるものが出てたが、
『牙が伸びるなど動物みたいになる(架空の)病』として扱われていた
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最終更新:2023/03/25(土) 13:00
最終更新:2023/03/25(土) 13:00
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