キングヘイロー 単語

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キングヘイロー

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2000年高松宮記念

そのは、10度の敗北えて、血統を明した。
敗れても、敗れても、敗れても。
絶対に首を下げなかった。

メンコ。“不屈の塊”。
そのの名は・・・。

――2012年高松宮記念CMより

キングヘイローとは、1995年生まれの競走馬高松宮記念などを勝った名である。
ってればそのうち良い事あるよ。そんな事を教えてくれたであった。

通算成績27戦6勝[6-4-4-13]
な勝ち
1997年:東京スポーツ杯3歳ステークス(GIII)
1999年:中山記念(GII)、東京新聞杯(GIII)
2000年:高松宮記念(GI)

曖昧さ回避 この記事では実在競走馬について記述しています。
このを元にした『ウマ娘 プリティーダービー』に登場するウマ娘については
キングヘイロー(ウマ娘)」を参照して下さい。

概要

良血馬と良血騎手

*ダンシングブレーヴ*グッバイヘイローHalo(ヘイロー)という血統。80年代欧州最強で、アメリカケンタッキーオークスなどGIを計7勝した。「いやいや、そんなが何で日本で走ってるよ?」というような良血である。

ダンシングブレーヴは、1997年桜花賞キョウエイマーチを出し、1997年デビュー産駒にも注が集まっていた。その中でも「一番だ!」と言われていたのがキングヘイローである。実際、当初は「アサヘイロー」で登録されていたのが「キングヘイロー」に改名されたという逸話まであるくらいである。

血統も良いが体も良い。特に皮膚が薄く、鹿毛ピカピる様子にはうっとりさせられた。そして上は福永祐一騎手。悲運の天才福永洋一騎手息子にして、初騎乗から2連勝という手なデビューを飾った上に新人賞も獲得し、「武豊騎手の座を伺う天才か?」とまで期待されていたデビュー2年の新鋭である。
ちなみに当初は武豊騎手が乗る予定だったのだが、ジェニュイン毎日王冠オファーが入って本デビュー予定だった京都で騎乗できなくなり、坂口正大調教師に断りの電話をかけたところに福永騎手居合わせたことで、福永騎手が乗ることになったという経緯がある。

良血天才騎手が乗ってデビュー、そして東京スポーツ杯3歳ステークス(GIII)まで3連勝である。期待通りの活躍というより、血統などからして当然の活躍と見られていた。当然、クラシック戦線でも中心になると期待され、人気うなぎ登り! なだったのだが……ファンはいまいち冷めていた。

という具合に、み根性を丸出しにしていたのである。まあ、世の中のほとんどは良血とは言い難い人間なわけで、「良血」「エリート」と聞くとどうしてもんでしまうのであろう。この時までのキングヘイローは「どうもいけ好かないお坊ちゃん」という感じの扱いで、人気は高いとは言えなかった。

しかし、そんな憎たらしいほどのウルトラエリートだったのキングヘイローに、挫折の時がやってくるのである。

挫折のクラシック戦線

年末のラジオたんぱ杯3歳ステークスロードアックスの2着に惜敗したとはいえ、それでも1番人気で迎えた弥生賞。そこに立ち塞がったのは、を失いに育てられたスペシャルウィークと、が既に行方不明というセイウンスカイであった。キングヘイローは、この陰を背負った日本人好みの生い立ちを持つ2頭に敗れて3着。この上位3頭が3強と呼ばれ、クラシック戦線を戦うこととなった。
ちなみに、この年は外国産馬にもグラスワンダーエルコンドルパサーといった怪物がおり非常にレベルが高かったことから「史上最強世代」と呼ばれている。

話をキングヘイローのクラシックに戻すと、皐月賞ではセイウンスカイ追い込み切れずに2着。ダービーでは思いもかけずに先頭に立ってしまった末、ダービー初騎乗で頭が真っ白になった福永騎手を抑えきれずにオーバーペースになってしまい14着に沈没。「ああ、やっちゃったユーイチ」とファンが頭を抱えるレース振りであり、もちろんレース後さんざんにかれた。皐月賞はともかく、ダービーの大負けは3強の名を辱めるものであった。

初戦は岡部騎手が乗って神戸新聞杯へ向かったのだが、3着。福永騎手に戻った京都新聞杯スペシャルウィークの2着。なんかすっかり普通である。菊花賞ではセイウンスカイはるか後方で5着。この時は3番人気ではあったが、既に3強とは言われていなかった。

よくよく見てみれば、キングヘイローは見るからに胴が詰まった、いわゆるマイラー体だったのである。*ダンシングブレーヴには全然似ていない。菊花賞には向かないことは明らかだったのだ。

有馬記念でも6着。3歳の栄はどこへやら。この頃には福永騎手も武騎手のような「天才」ではなく「上手」というくらいの評価に落ち着いたこともあり、すっかりが薄くなってしまう。

諦めの悪いおぼっちゃま

になり、上は福永騎手から柴田善臣に交代。適距離ではないクラシックディスタンスを狙う謀を止め、狙うはマイル距離路線となる。

すると期待通り、東京新聞杯(1600m)と中山記念(1800m)を快勝。距離や乗り方が合えばこれくらいの実力はあるんだというところを見せ、安田記念では2番人気に支持されたがここを11着に敗れてしまう。続く宝塚記念は8着。か先で同期外国産馬グラスワンダーライバルだったはずのスペシャルウィークが死闘を演じていた。もうなんかすっかり別世界の出来事であった。

に入っても毎日王冠は5着、天皇賞(秋)は7着と連敗。久々上に戻った福永騎手が頭を丸めて挑んだマイルチャンピオンシップは惜しい2着、スプリンターズステークスも3着と、短距離でも勝ちきれなかった。

翌年には再び上を柴田騎手に戻し、とうとう当時は古参ファンからなかなかGI扱いしてもらえなかったダート戦のフェブラリーステークスに向かうが、を被って13着に惨敗してしまう。ここまで来ると、もはやキングヘイローはエリートではなかった。それどころか過去の栄にすがってGIに固執し続ける諦めの悪いでしかなかった。

しかし、ファンは「あ、またいるよキングヘイロー。ここじゃなくてローカル開催の重賞にでも出れば勝てると思うのにな……」などと思いつつ、なんとなく、積極的にではなくともその諦めの悪さに援を送り始めていた。

苦難の果てに

……さぁ大外から、大外から、やはりキングヘイロー跳んできた、キングヘイロー跳んできたっ、キングヘイローかっ、キングヘイローが撫で切ったッ!!

キングヘイローッ! キングヘイローがめて撫で切ったッ!!
恐ろしい末脚! 遂にGIに手が届いたッ!

ブラックホークは来ません! 勝ったのはキングヘイロー!

東海テレビ 植木恵一アナウンサー

そして迎えた2000年高松宮記念
スタートして後方待機していたキングヘイローは直線で大外からを思わせる物凄い伸びを披露。アグネスワールドブラックホークなどをまとめて差し切り、遂にGIタイトルを獲得したのだった。
なお、この実況ではこのゴール直前の間までキングヘイローの名前は一切呼ばれなかった。なんたる屈辱。しかし植木アナは、草野解説員が発走前にキングヘイローを評価していたことをしっかり頭に入れており、それが「やはり」の言葉となった。

審議を経て、着順が確定したその間。馬券を買っている者もいない者も、別にそれまでキングヘイローを応援しているなんて一言も言っていない連中まで、諸手を挙げて「やったな! キングヘイロー!」と喜んだものであった。11回もGIに出てようやく獲得した大タイトル坂口調教師は泣いていたし、柴田騎手も大喜びであった。挫折したエリートが諦めずに走り続けて、遂に栄タイトルを奪取。ここに来て遂にキングヘイローはファン琴線に触れるストーリーを得たのである。

いまここにいる

どのを選ぼうと
いつもかに追いつけず
別のかに抜き去られ

それでも落胆を抑え
焦りは隠しながら
ひたむきに進み続けた

そして、いまここにいる
熱望した場所で 遮るものもなく
憧れた色を眺めている

JRA名馬の肖像キングヘイローexit

この後、安田記念日本最先着の3着に入ったものの、他のレースではあまり見せ場を作れなかった。そして、暮の有馬記念で上がり最速で4着に健闘したのを最後に引退した。

現役時代の総評

通算27戦6勝。良血のに丈夫な距離適性を問わず、スプリント戦からマイル戦、中距離走、そして長距離走に至るまで、とにかくいろんなGI名前を見る事が出来た。にはあまり言われないが、SMILE区分の全ての距離GIレースで入着以上の成績を残したナリタブライアンとキングヘイローの2頭だけである。

メンコの上からシャドーロールを締めるという「ああ、苦労してんな調教師」というような装をしていたので何気にレースでもどこにいるかすぐ分かるであった。

キングヘイローの名誉のために付け加えておくが、血統や調教前、デビュー前後の評判で大きく期待されながら立った活躍ができなかったの例は多く、クラシックまで有力に数えられながら、翌年にはすっかり忘れられてたり福島新潟などがメインになっているということもしくない。むしろ長い挫折を味わいながらもGIタイトルを掴んだキングヘイローはまだ良い方なのである。

実は集中力がで、1回だけ乗った岡部騎手が「ちゃんと調教してるのか?」みたいなことを言ったそうである。暑いから嫌い、被りも嫌い(被るのが嫌いなのでダート調教自体は問題なく走ったらしい)、もまれる競馬も嫌い。気分良く走れば素晴らしい末脚を発揮するのだが、ちょっとでも嫌な事があるとレースを投げてしまう。「良血お坊ちゃま」というイメージそのままのだったのである。引退レースの00年有馬記念ではほとんどの騎手テイエムオペラオーマークしたことが有名だが、柴田騎手はそれらを無視し、大外を回るロス覚悟して後方を追走した。無視せざるをえなかったのだ。

走るフォームも、もしメンコシャドーロールをつけていなかったとしてもひとでどこにいるかわかっただろうくらいに首が高かった。記事冒頭で引用した「破れても、絶対に首を下げなかった」というCMナレーションにはお約束のように「首は下げろ」とツッコミが入った。とにかく、競走馬としては最後まで未完成のままであり、才を発揮し切れなかった「体ない」だったと言えよう。

こういうには新からベテラン騎手が乗って、色んなことを根気強く教え込むことが必要だったのかもしれない。だが、キングヘイローで色々勉強したおかげで今の福永騎手があるのかと思うと、なんとなくあの時の未熟なコンビにも意味があった気がしないでもない。

事実福永騎手もキングヘイローにかなり思い入れを持っていた。実は前述の高松宮記念ではディヴァインライトに乗り、クビ差2着であった。の前でかつてのお手が初G1称号を得たこの時の思いを、2011年競馬情報サイトの質問企画にて語っている。

Q30 負けて一番悔しかったレースは?

「キングヘイローが勝った高松宮記念(00年)。自分が2着だったからっていうんじゃなくて、これまで自分が乗っていたのに、なんでG1を勝たせてあげられなかったんだろう、っていう悔しさです。…でも、のことを思って、『やっとタイトルがとれてよかったな』という気持ちもあって…複雑な心でした」

――【月刊UMAJIN編集部】インタビューコラム「ジョッキーに100の質問」福永祐一exit

福永騎手はキングヘイローが引退牧場に帰る際、厩舎へ駆けつ坂口調教師と共に見送ったという。思い入れの強さが凄く伝わってくる。

種牡馬入り後

2001年種牡馬入り。GI勝利高松宮記念の1勝のみで、その結果、種付料が100万円前後と、同期からはすっかり差を付けられてしまったが、その種付料の安さと魅力的な血統背景が気に入られ、例年100頭をえる繁殖牝馬恵まれた。

そのおかげで活躍は結構出した。カワカミプリンセスオークスが獲れなかったクラシックを制覇し、ローレルゲレイロ足跡をなぞるような勝ちきれない日々を越えて高松宮記念子制覇を果たし、同年のスプリンターズステークスも制してえた。他にも短距離路線でダイアナヘイローダイメイプリンセスなどが活躍した。
自身はダートを走ったのは一度きりだったが、ダート種牡馬としても一定以上の活躍を見せ、メーデイアJBCレディスクラシック含め限定ダート重賞で生涯敗を誇り、7歳で中央から地方に移籍したキタサンミカヅキはスプリント路線で覚醒して8歳で地方年度代表馬いた。他にも地方重賞を9勝したインオブイン兵庫大将オオエラジンなどを輩出し、地方での産駒勝利数はなにげに3000えている。
自身の適性同様、なんだか産駒の傾向も掴み辛い種牡馬ではあったが、ダンシングブレーヴの後継として掛けられた期待は大きかった。彼自身もローレルゲレイロキタサンミカヅキの2頭が後継種牡馬として血をつないでいる。

また、「キングヘイロー」の活躍も増えている(産駒は後述)。2021年シーズンブルーメアサイアー(BMS)成績は総合成績こそ14位だが、重賞戦線の勝利数に限って見ればあのディープインパクトキングカメハメハいで年度トップの8勝、勝率ではこれら2頭を大幅に上回る成績を記録。延べ出走頭数100頭未満で総獲得賞金10億円えはキングヘイローただ一頭である。アーニングインデックス産駒収得賞金数。1をえると均以上の数値となる)で見ると全競走の均が1.85、重賞ではなんと6前後という、それなりに出走機会が多いとしては異次元とも言える非常に高い記録を残しており、とりわけ大一番での強さが際立っている。一時話題となった「ステマ配合(ステイゴールドメジロマックイーン)」のようなニックスの材料として注を集めている。

交配相手としてはとりわけディープ産駒(全ブラックタイド産駒キタサンブラックを含む)やモーリスなど、ニック材料であるヘイローリファール双方の血が34代前(産駒から見ると45代前)に入っている種牡馬と相性が良いと言われている。キングヘイローにも双方の血が入っており、これらの相乗効果がかかることが期待できるからである。さらにディープインパクトアルザオダンシングブレーヴ戚筋に当たるため、ダンシングブレーヴアルザオニアリークロスも生じる配合となる。これらの多重クロスが絡み合うがゆえにディープインパクト×キングヘイローの交配ではやや濃過ぎインブリードが一代下がることでマイルドになり、その血脈に秘めたる力が発揮されやすくなったのが近年の快進撃の理由の一つではないかと見られている。

2022年シーズンは、として天皇賞(春)桜花賞皐月賞日本ダービーGIで2着4回ととしてシルバーコレクターの様相を呈した(その分賞金は前年に引き続き稼いでいるのだが。)……が、になるとイクイノックスが通算5戦という史上最短キャリア天皇賞(秋)勝利。キングヘイロー譲りとえる末脚を魅せ、見事にその血脈を明してみせた。その後イクイノックス有馬記念も制し、結果、キングヘイローは同年のブルーメアサイアー獲得賞金ランキングで初のベスト10入り(9位)を果たした。出走頭数が2ケタ(延べ85頭)でのベスト10入りは異例の出来事であり(他の9頭は全て3ケタ…どころか、200頭以上の出走による成績である)、年度別アーニングインデックス2.85にまで跳ね上がった。

2023年シーズンイクイノックスが説明不要なほどの活躍を見せ、前年をさらに上回る成績を記録する見通しである。一方で上半期にイクイノックス以外で重賞を勝ったがドゥーラ1頭のみであり、ブームもひと息つきそうか…と思われたところでキングズソードJBCクラシックを制覇。その勢いはまだまだ続きそうである。

20年越しのリベンジ

時は流れ、2018年5月27日。キングヘイローのダービーから20年。ワグネリアンに騎乗した福永祐一は、遂にダービーを制覇した。デビュー戦から跨り、東京スポーツ杯を勝ち、弥生賞皐月賞で敗戦というワグネリアンの戦績はキングヘイローと同じである。あの時のダービーとは打って変わって冷静に騎乗し、高速馬場を見越して先行させ、最後の最後で交わせたのは福永騎手の成長があったからこそであり、キングヘイローのリベンジを果たしたと言って良いだろう。当日のTwitterのトレンドにもキングヘイローの名前が急浮上した事実は、それだけキングヘイローと福永騎手の関係を覚えていたファンが多かったことを示している。

キングヘイロー「落ち着いていけよ」
ワールドエース人気でも気負うなよ」
エピファネイア「仕掛けはまるなよ」
リアルスティール距離不安でも前につけろよ」

福永祐一「わかった」

――ユーイチダービーをなぞるコピペ(詠み人知らず)

2019年3月19日、キングヘイローはかつての相棒日本ダービーを勝った事で安心したのか、繋養先の優駿スタリオンステーションで老衰のため24歳でこの世を去った。奇しくも自身が勝利した高松宮記念を週末(3月24日)に控えたタイミングであったのだが、そのレースではなんと福永騎手ミスターメロディに騎乗して勝利した。レース後のインタビューでは「レース後に思いました、キングヘイローが……そういうのが、後押ししてくれたかなと思いました」とかつての相棒について語った。しかも当日の着順掲示板が、

と、「さ よ なら キングヘイロー 号」(※13はキングヘイローが高松宮記念勝利した時の番)と読めてしまう偶然まで生まれた。

2021年福永祐一は史上2人日本ダービー3勝を記録する騎手となり、ついにはキングヘイローの孫ピクシーナイトに騎乗し、スプリンターズステークスを制覇。
福永騎手2023年2月をもって騎手引退したが、調教師としてキングヘイローの子孫でダービー勝利し、あのときのリベンジを果たす日もそう遠くはないのかもしれない。

血統表

*ダンシングブレーヴ
Dancing Brave
1983 鹿毛
Lyphard
1969 鹿毛
Northern Dancer Nearctic
Natalma
Goofed Court Martial
Barra
Navajo Princess
1974 鹿毛
Drone Sir Gaylord
Cap and Bells
Olmec Pago Pago
Chocolate Beau
*グッバイヘイロー
Goodbye Halo
1985 栗毛
FNo.8-h
Halo
1969 黒鹿毛
Hail to Reason Turn-to
Nothirdchance
Cosmah Cosmic Bomb
Almahmoud
Pound Foolish
1979 栗毛
Sir Ivor Sir Gaylord
Attica
Squander Buckpasser
Discipline
競走馬の4代血統表

クロス:Sir Gaylord 4×4(12.5%)、Turn-to 4×5×5(15.63%)、Almahmoud 4×5(9.38%)、Tom Fool 5×5(6.25%)

主な産駒

母の父としての主な産駒

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2012年高松宮記念CM

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