キング(ワンパンマン)

ONEのWEB漫画『ワンパンマン』の登場人物。テレビアニメ版の声は安元洋貴。

概要

ヒーロー協会に所属するヒーローで、S級7位（初登場時）。名前はヒーローネームであり「ヒーローの頂点の風格・生態系最強」という意味から命名されたらしい。本名は不明。

金髪、強面、片目に三本の傷跡といういかにも強そうな外見をしている。気が向いた時しか活動しない為ランキングは7位に落ち着いているものの、実力は地上最強と噂され他のS級からも一目置かれている（超合金クロビカリ曰く、絶対に怒らせてはいけないヒーローは、キング、戦慄のタツマキ、自分の3人とのこと）。

実際に戦う所を誰も見ていないため詳しい戦闘スタイルは不明だが、どんな敵も無傷かつ一撃で倒すと言われている。

正体（ネタバレ注意）

実態は本人曰く「無職でオタクで引きこもりな駄目な29歳。人の何十倍も臆病なだけ」の一般人。

異常に運が悪く、過去に鬼～竜レベルの怪人が倒される場面に偶然五回も居合わせ、協会はキングが倒したと勘違いして勝手にS級認定の証を送り付けた（ワクチンマンやマルゴリの姿も見えるため、実際に倒したのはおそらく全てサイタマ）。

ONE曰く周りに強いと思わせるオーラがあるらしく、災害レベル狼程度の相手なら姿を見ただけで逃げ出す。そんなキングが現場に残っていたため人々はキングが倒したと疑わず、キング自身も悪くない気分で積極的に否定しなかったが、そのせいでいつの間にか噂ばかり先行する事態を招いた（サイタマも本人から打ち明けられるまで本気で強いと思い込んでいた）。

顔の三本傷は災害レベル虎の怪人タコヅメ男に襲われた際に負ったもので、救ったのはまだそのレベルの怪人にも苦戦していた頃の有毛サイタマ。キングにとっては忘れる事の出来ない命の恩人だが、サイタマのほうは当時会話していたのに全く覚えていなかった。

キングが戦闘態勢に入った時に鳴る音として知られる『キングエンジン』も、実際は人一倍ビビリなせいで心臓の鼓動が他人にまで聞こえてしまうほど大きいだけである。

童帝が作った肉体強度を測る装置「オカメちゃん」の数値は「測定不能」。童帝には9999以上の強すぎるほうと思われているが、実際は逆で弱すぎてヒーローに適さない肉体のほうの「測定不能」である。協会の若い職員やフブキでも20前後はあり、キングはそれ以下である（ただし規格外のサイタマを測定してヒビが入った後の測定であり、壊れていた可能性も一応ある）。

一方でゲームの腕前は大会で優勝経験もあるほどで、元プロゲーマーのB級ヒーローピコー含むフブキ組20人に一人で圧勝するなど本物。しかしゲームのこととなると熱が入ってしまい、サイタマと格ゲーした時は調子こいて5分間もハメ続けるなど限度というものを知らない。

今の所キングの真相を知っているのは巨大黒鳥に襲われた際に明かしたサイタマのみ。真実を告白してからはキングの心境も変化し、怪人協会にさらわれた子供を助けたり、ヒーローたちのピンチには怪人相手に心理戦を仕掛けて時間を稼ぐなど、彼なりに功績をあげている。S級ヒーローとしての地位や知名度を利用してサイタマの生活をサポートすることも多い。

必殺技

童帝によると必殺はキング流気功術奥義「煉獄無双爆熱波動砲」だが、当然そんなもの使えるはずもなく、怪人協会戦ではハッタリとして叫ぶだけだった。

ほかにも本人考案のキング流逃亡術奥義「振り返りBダッシュ」が確認されている（ただ逃げるだけだが、深読みした黄金精子にミスリードさせ逃走に成功している）。

関連静画

関連項目

• ワンパンマン
• キングエンジン
• サイタマ