キンシコウとは、オナガザル科シシバナザル属に属するサルの仲間である。ゴールデンモンキーとも呼ばれている。
西遊記に登場する孫悟空のモデルではない。
中国の山間部、標高1,800mから3,000m以上もある高山地帯の落葉広葉樹林・針葉樹林・混合林などに生息する。体長は66~76cm、尾長は56~72cm、体重はオスが14.4kg、メスが9.4kgとサルの仲間の中ではあまり大きくない部類に入る。
全身は茶褐色やオレンジ色の体毛に覆われており、顔は青みがかっている。この体毛が光に当たることで金色のように見えることからこの名前が付けられた。
食性は、基本的には果実や葉っぱ、種子やタケノコ、冬場には樹皮や新芽を食べるが、鳥の卵や小鳥、昆虫といった動物性のものも食べることがある。
オス1頭に対し複数のメスとその子どもからなる家族を形成し、その家族群がいくつか集まって大きな集団を形成する。繁殖シーズンは8月から11月で、基本的に一回の出産で1匹の子どもを育てる。
その美しい毛皮目当ての乱獲によって数を減らしており、薬の原料として密猟されることもある。それだけでなく、生息地域の開発によって数を減らしており、絶滅が懸念されている。
日本では、熊本にある熊本市動植物園で見ることができる⋯⋯のだが、2016年の熊本地震によって被災し休園を余儀なくされている。現在は部分開園こそできてはいるが、全面開園はまだ先である。入れなくなっているエリアの動物たちは他県に避難しているとはいえ、キンシコウを見ることのできる動物園はとても少ない。
そういったこともあり、「けものフレンズ」とのコラボによるオリジナルクッキーのパッケージを飾る動物としてこのキンシコウが選ばれており、このクッキーの売り上げは熊本市動植物園の支援に当てられていた。まだまだ復興は先になりそうであるが、2018年4月の全面開園を目標として、けものフレンズによって知名度が広まったキンシコウは、熊本市動植物園の看板動物という形でこれからも注目されていくのかもしれない。
最初にも述べたが、これは間違いである。なぜこの話が広まってしまったのかについては、ある研究者の勘違いが広まってしまったというのがある。
日本モンキーセンター世界サル類動物園長(当時)の小寺重孝氏が、1980年7月11日号の「アサヒグラフ」にて、「キンシコウは孫悟空のモデルである」という旨の内容を伝えてしまったのがきっかけである。
その話が広まり、1985年3月29日号では小寺氏本人が間違いであると認めたのにも関わらず、「その話が広まってしまい、引っ込みがつかなくなっている」という談話が掲載された。
「西遊記」の元となった書物によると、孫悟空の姿は白色で、金色なのは瞳だけである。ちなみに、孫悟空のモデルとなったサルについては、アカゲザルやハヌマンラングールといったサルなどがモデルであるという考えがあるが、正確なことは未だ分かっていない。
http://kiyomasaseika.jp/html/page14.html
けものフレンズコラボクッキーの制作・販売元の清正製菓のオンライン販売ページ
掲示板
1 ななしのよっしん
2017/07/27(木) 23:22:34 ID: ydTYmIcZdZ
作成乙です。
「孫悟空」は曖昧さ回避になっているので「孫悟空(西遊記)」にリンクしたほうがいいと思います。
ただし、ニコ百の「孫悟空(西遊記)」記事には、「モデルはキンシコウともアカゲザルともいわれている」とあり、「西遊記に登場する孫悟空のモデルではない」という本稿の説明と微妙に食い違うため、どちらかの記事で補足されたほうが親切かと思います。
2 ななしのよっしん
2017/11/29(水) 00:39:52 ID: 8SK+Esp33v
キンシコウの鼻の形が個人的にちょっと怖いんだけど理解してもらえる自信がない
3 ななしのよっしん
2018/06/26(火) 13:27:18 ID: 30pARwT73N
熊本市動植物園で飼育されてたシンシンが亡くなる
https://
前日までは普段と変わらず元気だったが、20日朝に突然嘔吐しその後は体調が悪化。
投薬治療をするも23日午後に息を引き取る。21才(人間だと60才ぐらいにあたる)。死因は調査中。
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最終更新:2024/04/19(金) 13:00
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