キンメダイ(金目鯛、学名:Beryx splendens)とは、キンメダイ目キンメダイ科キンメダイ属の深海魚。食用になり、高級魚として知られる。
キンメダイ | |
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目 | キンメダイ目 |
科 | キンメダイ科 |
学名 | Beryx splendens |
英名 | Splendid alfonsino |
世界各地で見られ、成魚は主に水深250~800mの岩礁に生息している。体長は50cm程が標準的。名前に「鯛」と付いているが鯛やメダイとは関係ない種類である。キンメダイ目には140種超が知られている。
名前の由来は目が金色に光り輝くことから。これは深海で少ない光を認識しやすくするため、目の奥にタペタム(タペータム、輝板)という反射層があるからである。体色は市場で見る頃には真っ赤だが、生きているときは銀色の部分も多い。小型の魚類や甲殻類、イカなどを餌にしている。
仔魚や稚魚は水深50m付近の浅い場所で見つかる。体長20cm程になるまでは背鰭の第5軟条が長く伸びており、漁業者の間で「糸引きキンメ」と呼ばれている。成長とともに深い場所に移動していく。
昔は関東や静岡県周辺で食べられていたが、長崎県、鹿児島県、高知県などの新産地や輸入ものによって全国的に知られるようになった。国産のものは高級。
煮つけ・刺身・塩焼き・味噌汁・鍋・干物など様々な料理にして食べられる。
後述のナンヨウキンメやフウセンキンメと区別して「本キンメ」の名で流通することもある。
なお、体内に微量ではあるがメチル水銀が他の魚より多く蓄積されているため、多量の摂取を控えることが推奨されており、特に妊婦は注意が必要である[1]。最もこれはムツ、ユメカサゴ等の他の深海魚やマグロ類も同様である。
ギンメダイという魚もいるがこちらはギンメダイ目であり、目レベルで異なる(かつては同じキンメダイ目に含まれていた)。
キンメダイ属にはキンメダイの他に以下の2種が含まれる。食用になるがキンメダイよりも味が落ちるとされ、市場価値も低い。キンメダイと混獲される場合も多く、区別されないこともある。どちらもキンメダイより体高が高い。
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最終更新:2024/12/10(火) 15:00
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