髑髏落ちる時、卓越した友情の闘士救うべく
理想を持ちたる渦中の人現る
キン肉アタルとは、漫画・アニメ『キン肉マン』に登場するキャラクターである。
作中では主にキン肉マンソルジャーを名乗る。
キン肉マンことキン肉スグルの実の兄であり、キン肉マンソルジャーの正体。キン肉星王位争奪編のストーリー中、王位継承サバイバル・マッチの1回戦終了後から準決勝の間に本物のソルジャーを倒して成り代わった。
作者のゆでたまご曰く、より王位継承者に相応しいキャラ。厳しくも暖かく、冷静ながらも熱く友のために泣ける男。馴れ合いに落ちない真の友情を知り、それを実践することでスグル達の成長を促した。人格・戦術眼・戦闘能力共に申し分なく、高いカリスマ性と熱い活躍・名シーンの数々からファンからの人気が高く、Ⅱ世や新シリーズでは殆ど登場していないにも関わらず人気投票で上位にランクインしたり1位を取ったり(超人総選挙2015、2019、2021)しており、その人気が窺える。
ソルジャーに成りすましているため、衣装もソルジャーと同じ迷彩ジャケットと迷彩ズボンを着用。マスクもソルジャーのモノ。本来着用していたマスクはソルジャーに化ける際に捨てたため、試合以降もソルジャーマスクを着用し続けている。本来は偽のソルジャーなのだが、存在感とインパクトが強すぎるせいかソルジャーといえばこっちのほうをイメージする人は多い。
『週刊プレイボーイ 2019年 6/3 号』において連載40周年の大特集が組まれたこともあり、キン肉スグルとの2ショットで本誌の表紙を飾る。
キン肉星大王・キン肉真弓と王妃・キン肉小百合の下に嫡男として産まれる。物心たった頃から王位後継者として厳しい英才教育を受けて育ち、幼少ながら遊ぶことも許されず、寝食入浴も満足に取れず自由などなかった。その結果若年ながら立派な体格と頭脳を持った人材に成長し、飛び級でキン肉星ハイスクールに入学している。しかし、溜まりに溜まった鬱憤は9歳の時についに爆発。とうとう家出し行方を晦ましてしまった。アタルの存在は両親などごく一部の者以外には内密にされ、スグルにも知らされていなかった。
その後は王位継承者としての責務を捨てたことに負い目を感じながら暮らしていたが、実の弟になるスグルが産まれたこと、悪魔・完璧超人との数々の戦いを知る。スグルや仲間の超人達が死にかけながらも奮戦し正義を守っている光景を見て感動し、正義の心を燃やし正義超人として活動させる切っ掛けとなった。
スグル達の戦いを見届けるうちにその友情パワーがただの馴れ合いになってきていることを感じ、喝を入れるべく行動を始める。
雪山で修行していた本物のキン肉マンソルジャー(ソルジャーマン)と真・残虐チームをたった1人で襲撃、全員倒してしまう。直後に今まで被っていたマスクを捨てソルジャーマスクを着用。王位継承権を完全に放棄する。ソルジャーに成りすましたアタルはチームメイト探しを開始。バッファローマン、ブロッケンJr.、アシュラマン、ザ・ニンジャを勧誘。一悶着あったが冷静で的確な判断を見せたことで惹きつけ仲間にすることに成功する(後の読み切り版ではその後が描かれ、そこで自身の正体や目的を明かしている。詳しくは超人血盟軍の記事を参照)。
結成した超人血盟軍を引き連れ、名古屋城の知性チームとのキン肉星王位継承サバイバル・マッチ準決勝の戦いの場に姿を現し、かつての仲間達が敵であるソルジャーチームに加わっている光景を見たスグルは驚いていた。初戦の相手サタンクロスにザ・ニンジャは戦死し、アシュラマンが引き分けに持ち込んだ。その後、試合会場は名古屋城と姫路城が合体した「関ケ原格闘城」に移り、不利を感じたアタルの意思を汲んだブロッケンの提案によって試合は「3VS3の戦いで勝った方のチームが勝利」と決まった。アタルはブロッケンJr.、バッファローマンと共にキン肉マンスーパーフェニックス、マンモスマン、プリズマンとの決戦に挑む。試合形式は、フェニックスの提案によりキャプテン・ギブアップ・マッチとなった。
関ケ原上空に浮かぶ立方体リングでの戦いは、知性チームの罠によって3人が分断されてしまったことに加え、序盤は様子見の消極的なファイトを採ったため知性チームの猛攻に合う。ついにはフェニックスに捉えられ、プリズマンのレインボー・シャワーを喰らいそうになるが、ブロッケンが人間に戻って庇ったため助かる。知性チームから嬲り殺しにされるブロッケンに声援を送るアタル。責任感を胸に奮起したブロッケンに再び徽章が戻り、プリズマンを撃破。しかし、そのまま谷底へ落下していった。
ブロッケンの死を切っ掛けにアタルは積極的に攻めるファイトスタイルにチェンジする。真の力を見せ始めたアタルは、フェニックス、マンモスマンといった強豪相手にも互角以上に渡り歩いてしまうほどの実力を見せる。さらに、マンモスマンの恐ろしい威力を誇る"ビッグ・タスク"を見て怖気づき交代しようとするバッファローマンにアタルは敢えて交代を拒否。バッファローマンに悪魔超人時代のギラギラした闘争心を思い出すよう喝を入れファイティング・スピリッツを呼び覚まし、新技の誕生に貢献。スグル達に馴れ合いではない、超人1人1人の堅い自立心を持つことを促した「真・友情パワー」を提唱する。また、試合途中で真・残虐チームの面々が雪山から発見され、自らが偽者のソルジャーであることを認める。正体を探ろうとするマンモスマンをバッファローマンが止め、そのまま相討ちに持ち込み、その後落下しそうになった立方体リングを守って谷底へと消えていき、試合はアタルとフェニックスの一騎打ちになる。
血盟軍の持ち物がアタルを助けたり、倒れていった仲間の必殺技を使ったりと、怒涛の攻勢を掛け、邪悪の神が宿り超人強度1億パワーを誇っているフェニックスを相手に圧倒。ついには必殺技をぶつけ大ダメージを与える。しかし、バッファローマンにKOされたフリをしていたマンモスマンの妨害によって超人予言書のアタルページが燃やされてしまい、アタルの体が徐々に消滅し始めてしまう。ここでキン肉真弓からアタルの素性が明らかにされ、弟のスグルはソルジャーが実の兄であることを知らされる。自らの最期を悟ったアタルはスグルにバトンを繋げるべく、アタル流火事場のクソ力・業火のクソ力を発動し”超人牛裂き刑 レイジング・オックス”を突破。マッスル・スパークのもう半分である”アタル版マッスル・スパーク”を発動し、スグルに完璧マッスル・スパーク完成への足掛かりを与えた。しかし、渾身の技も脚の部分が消滅していたため完全に掛かっておらず、フェニックスを倒すには至らなかった。そのまま精魂尽き果て"マッスル・リベンジャー"を喰らい敗北。リング外へと落下していった。
体の消滅が近づく中、実の弟であるスグルと面と向かって対面。スグルと仲間達にキン肉王家三つの心得を心に刻ませ、弟に後を託し完全に消滅した。
消滅後、超人予言書の灰はザ・サムライ(ネプチューンマン)に回収され、スグルや仲間達の危機を幾度となく救っている。スグルVSフェニックスの決戦最終盤では、同じく消滅したロビンマスク、ネプチューンマン、ジェロニモと共に幽霊超人となって邪悪大神殿へと乗り込み、火事場のクソ力解放のために活動。スグルに火事場のクソ力を取り戻させ、勝利に貢献した。試合後にスグルのフェイス・フラッシュの力で復活。成長した弟スグルのキン肉星大王就任を見届けた。
回想シーンにのみ登場。その存在は大きく、完璧・無量大数軍編でも所々で教えの影響を受けていることが見受けられる。特に超人血盟軍メンバーだったバッファローマンやザ・ニンジャ、アシュラマンのかつての仲間を敢えて突き放す行動はまさに真・友情パワーそのものであり、ブロッケンはニンジャの表情にアタルと同じモノを見た。
長らく本編への再登場が熱望されていたが、2019年5月ついに姿を現す。キン肉マンスーパーフェニックスがオメガマン・アリステラに敗れた直後の安土城のリングにまさかの形で登場。アリステラから弟のスグルとタッグを組んで自分とマリキータマンのコンビと戦うよう要求される。しかし、スグルのパイレートマン戦での負傷を理由にこれを拒否。その後、残虐の神を呼び込んで大魔王サタンが作り出した結界の外に1人だけを連れ出し、その者とタッグを組むことを提案する。
アタルが選んだ超人とは超人血盟軍の同士ブロッケンJr.だった。「この世の誰よりも自分の思想を理解している」ブロッケンとのタッグチーム「フルメタルジャケッツ」を結成し、瀕死のフェニックスが関ケ原に準備したかつての因縁がある立方体リングにおいてアリステラとマリキータマンの「オメガ・グロリアス」とのタッグマッチが決定する。様々な想いから気負うブロッケンに対し強烈なビンタで喝を入れ、冷静さを取り戻させる。そして、自ら誘う形でアリステラとの大将同士の一騎打ちの場面が訪れる。アタルの持つ火事場のクソ力に興味があるアリステラに対し、キン肉王家の王道レスリングで応戦。どちらも一歩も引かぬ互角の展開となる中、かつてキン肉王家を家出したときに付いた左腕の古傷の存在がバレたことで一転ピンチに。だが、パートナーのブロッケンがカットに入り脱出。ブロッケンがかつてのトラウマを乗り越え、自力でオメガ・グロリアスのツープラトンを凌いだのを見届けると、業火のクソ力を発動させてリングイン。再びアリステラと対峙する。
戦った相手のパワーを手にする能力を持つアリステラに業火のクソ力を狙われる中、ナパーム・ストレッチで勝負に出る。しかし、自らのオメガハンドの指をちぎったアリステラに脱出されたうえ、逆にナパーム・ストレッチを喰らい、そのうえ業火のクソ力をものにされてしまう。進化を遂げたアリステラの猛攻の前に防戦一方になるが、その中でも余裕は崩さない。実は、かつてブロッケンに対してラーメンマンがしたように、ザ・マンへの復讐に囚われたアリステラに間違いに気づかせようとしていた。「アリステラの願いは”呪い”であり、スグルの願いは”祈り”と説くと、再び業火のクソ力を発動させアリステラを圧倒する。思ったように力を使いこなせず焦りの見えるアリステラに対し、クソ力の根源は「慈悲の心」にあり、「呪いの力」に囚われているうちは力を使いこなすことは不可能だと説く。
その後、交代したブロッケンがグロリアスエヴァンスダイユに捕まるが、ロールシャッハ・ドットによってマリキータマンの胸に超人血盟軍Lの陣形が浮かんだことによって判明した「アリステラたちに恨みに生きる虚しさを気付かせる」望みを捨てないという意思を伝え、ブロッケンの底力を呼び込む。そして、ブロッケンとのツープラトン”ナパームコンビネゾン”でマリキータマンを倒す。ダメージの大きさからブロッケンも限界に来たことで戦線を離脱し、勝負はアリステラとの一騎打ちに。必殺技・Ωハルマゲドンアベンジャーを業火のクソ力を発動させて脱出すると、自身の持つ最大の慈悲の技であるアタル版マッスル・スパークでアリステラをKOし、78分を超える長期戦に決着をつけてフルメタルジャケッツに勝利をもたらす。
試合後、敗北を受け入れるアリステラに対し、故郷のため、仲間のために尽くしてきた彼こそスグルに匹敵る力を得られる逸材であると告げる。その才能が悪しき者に利用されようとしていたのを食い止めるため、自分やフェニックスたちはやって来たと述べる。オメガの教えの過ちを正すことにアリステラが気付いたことで一件落着かと思われたが、そこに大魔王サタンが出現する。実体化したサタンは、アリステラを粛清しようと襲い掛かり、アリステラを庇った際に大きなダメージを負ってしまう。戦えない体のままサタンからアリステラを守ろうと決死の覚悟で立ち向かおうとするが、そこにジャスティスマンが登場。ジャスティスマンがサタンを食い止めている間にアリステラを連れて立方体リングから脱出する。……が、ジャスティスマンがあまりに強すぎるので逃走の足を止めてそのまま観戦。結果、そのままジャスティスマンはサタンに圧勝する。
ジャスティスマンがサタンを倒した後、スグルたちと合流し、ジャスティスマンの案内によって聖なる完璧の山へ赴きザ・マンと対面。残虐の神から調和の神のことを聞かされており、ザ・マンの話から全宇宙の超人を死滅させようという神々の計画の存在を裏付けられることとなったが、邪悪の神が持っている”カピラリアの欠片”のことは聞かされていなかった。さらに、ザ・マンに対し、自分たちの至らなかった部分を認め、調和の神たちの陰謀を阻止するためにさらなる精進をするという決意表明をする。また、この時にネメシス(キン肉サダハル)と初めて対面し、「タツノリの面影を感じる」と評されている。
フェニックスの策略により、カピラリアの欠片を求めて4つの場所に別れた超神たちを追うため、ブロッケンJr.と共にザ・マンが指定した4つの場所の一つであるソ連(リトアニア)のシャウレイ・十字架の丘へ向かい、サタンクロスと”安寧の神”ザ・ナチュラルの戦いを観戦する。
試合後、師匠の死を悲しむアシュラマンを見守っていたときにバッファローマンとザ・ニンジャが到着。久々に全員が集結した超人血盟軍のメンバーをリーダーとして鼓舞し、超神たちに対し「血盟の理念」を示すことを宣言。再び訪れた未曽有の危機に立ち向かうため”伝説のユニット”超人血盟軍が復活する。だが、その後のバベルの塔の試練に挑んだのはアシュラマンとバッファローマンのみで結局血盟軍としての戦いは実現していない。
『キン肉マン』本編後、ザ・ニンジャと共に凶悪な悪行超人を逮捕する組織「超人警察隊(アンタッチャブル)」を組織しており、宇宙の凶悪な超人の取り締まりにあたっている。
しばらくキン肉星を離れていたが、甥のキン肉万太郎の火事場のクソ力継承のためキン肉星評議会に参加。K.K.D(火事場のクソ力)修練を万太郎に勧め、そのために囚人だったフォーク・ザ・ジャイアント、ハンゾウ、ボーン・コールド達ノーリスペクトの三名を召喚した。
また、「究極の超人タッグ編」では、明言はされていないもののアタルと思われる人物が登場し、マッスル・スパーク習得の特訓に励む万太郎を影でサポートした。また、ザ・坊ちゃんズvs世界五大厄の決勝の場にも姿を見せ、万太郎をギブアップさせようとキン肉真弓が投げたタオルを槍を投げることによって阻止。さらに、時間超人たちの抱える弱点を誰よりも早く見抜いて分析している。
アタルが馴れ合いとなりつつあったスグルたち正義超人の友情パワーに喝を入れるべく、提唱したイデオロギー。ザ・ニンジャの戦いの中でも無言の友情を貫き、Lの陣形などで激励していた。また、弟のスグルに対しても無闇に騒がず、その目で結果をしっかりと見ているよう一喝している。その根幹にあるのは、「超人1人1人の自立心と信念なくしては真の友情パワーは生まれない」という哲学である。
このアタルが提唱したイデオロギーは、その後のスグルたち正義超人にも大きな影響を与え、完璧超人・始祖編で悪魔超人サイドに戻ったバッファローマン、ザ・ニンジャ、アシュラマンの行動もこの真・友情パワーに基づいたものであった。
本物のキン肉マンソルジャーについて説###この文はナパーム・ストレッチされました###
掲示板
103 ななしのよっしん
2024/08/19(月) 22:38:24 ID: 5UX3Aoc/3b
幼少期に受けた英才教育だけであの強さは納得できないので、若年時代からアンタッチャブルのような活動はしてたんじゃないだろうか
もしくはやさぐれた果てに戦場にたどり着き、そこでソルジャーマンのことも知って「あいつ弱いから替え玉になるなら格好のカモだな」ってロックオン済だったりして
104 ななしのよっしん
2024/08/20(火) 05:45:37 ID: 4apWzMM8Ej
105 ななしのよっしん
2024/11/29(金) 08:04:34 ID: DDE6pnVRcl
たしかスカウト持ちかけるときに好きな色や好きな食べ物まで把握してるシーンは今思えばストーカーみたいだったなw
急上昇ワード改
最終更新:2026/10/13(火) 09:00
最終更新:2026/10/13(火) 09:00
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