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キーストン

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キーストンとは、1962年まれのお金で買えない価値がある日本競走馬である。
人間々に教えてくれたである。

地味だったデビュー前

は多くのクラシックホースを輩出したソロナウェー、英国産のリットルミッジで、凱旋門賞ゴリというかなりの良血である。

だがその割にキーストンは小柄で貧弱なだった。走るときは常に全だったが動きはぎこちなく、性格もおとなしかったため、まったく立たない存在で、牧場での評価はデビューできれば上出来というものあった。

明け3歳になると徐々に走る姿が様になってきたため、京都松田太郎厩舎に入厩。ニューヨークペンシルニア間を結ぶ特急列車にちなんでキーストンという名前を与えられた。

このころになってもまだ地味な存在で、生涯のパートナーとなる山本騎手く、"何の特徴もなく、大きな期待を抱かせるではなかった"という。

淀の超特急

大して期待されていなかったキーストンだったが、調教をこなすにつれて性のスピードをぐんぐん開させ、7月にいきなり函館オープンデビューした。

キーストンは、不良馬場で10身も後続を引き離して圧勝。ど手すぎるデビューを飾った。

結局3歳で5戦して全勝、レコード勝ち3回、2着に着けた差は合計30身半というとんでもない成績を残した。一体どこが地味なのだろうか。

デビューできれば上出来だったあのキーストンはどこへ行ったのか、最優秀3歳タイトルを受賞、上山本騎手も"最初はよくわからないだったが、時とともにいいところがでてきた"とった。

屈辱の4歳春

この頃には地味どころか、小柄ながら圧倒的スピードを武器にした逃げを打つスタイルで多くのファンを獲得していたキーストンは、言うまでもなくクラシックの最有補であった。

距離の不安もささやかれていたが、そんな批判はどこ吹くで4歳初戦の弥生賞を3身差で圧勝。相棒山本に重賞初勝利プレゼントした。

続くスプリングステークスでは単勝支持率65.9の圧倒的一番人気に推されたが、このレースでキーストンは後のライバルとなるダイコーターの前に人生初の敗北を喫してしまった。

この敗北いてさらに距離伸びる皐月賞理だと距離不安説が再浮上。皐月賞ではダイコーターの前に一番人気を譲ることとなった。

レース20頭中19番と逃げとしては致命的な大外だったこと、440キロとだえさえ小柄な体がマイナス14キロとがれていたことから精を欠き、逃げを打ったものの直線で失速。伏兵チトセオーの前に14着という大敗に終わった。

山本騎手は落ち込むあまり騎手をやめて田舎へ帰ることまで考えたという。山本騎手の騎乗にも問題があったため、キーストンの山本騎手をキーストンから降ろすことを示した。

だが、松田調教師や山本騎手の師匠である大御所武田必死の説得でこれは阻止された。山本騎手は騎乗機会の少なさを不として武田厩舎から松田厩舎に移籍した過去があったにもかかわらず、自分のために動いてくれた元師匠に非常に申し訳ないと思ったという。

かくして離れ離れにならずに済んだキーストンと山本騎手はダービーの前にオープンいて勝。万全の状態でダービーへと向かった。

ダービー馬は金では買えぬ

一方ライバルダイコーター営にも大きな動きがあった。ダービーを前にしてが変更になったのだ。

ダイコーターの最初のは前年シンザン三冠を獲得していた元氏であったが、"ホウシュウ"の冠名で知られる九州の炭鉱王、上田清次郎氏はどうしてもダービーオーナーになりたいがために、銭でダイコーター元氏から買い取った。

当時ダービーの優勝賞1000万円であったが、上田氏がダイコーターにつけた値段はなんと2500万円。現在ダービーの優勝賞が1億5000万円であるから、ここから今の額に直すと3億7500万円になる計算である。上田氏のダービーへかける執念が見て取れる。

だが、本番のダービーは逃げを打ったキーストンをダイコーターはとらえきれず、1身4分の3離された2着に終わる。キーストンと山本騎手は晴れダービーの栄誉を手に入れたが、ダイコーターは"ダービーでは買えぬ"という格言を身を持って明する形になってしまった。

超特急は止まらず

その後休養に入ったキーストンは9月から復帰し、オープン2戦と京都杯を難なく勝利。2冠を狙うべく菊花賞に臨んだが、ダイコーターの前にここは敗れ去った。

その後キーストンはオープンを制したが、不調との判断から有馬記念は欠場。年明けの京都杯から始動し、これを圧勝。続く大阪杯は7着となったが、続くオープンは制覇。

続く天皇賞は5着に敗れ、休養に入ったものの休養先で足を負傷。そのまま5歳シーズンを終えた。

復帰は6歳のまで遅れた。7月オープンで2着とし、その後オープンを4連勝。年末の有馬記念引退が決定したが、遠征の負担を考慮して阪神大賞典に変更した。この配慮が思わぬ事件を生むのだから、世の中とはわからない。

事件

1967年12月17日、冷たいが吹く曇天阪神競馬場にて、5頭立てで阪神大賞典は行われた。

例にもよって快足を飛ばして先頭に立ったキーストンが、そのまま第4コーナーを回って最後の直線に差し掛かった時、事件は起こった。

後続が迫り、必死に逃げるキーストンだったが、ラスト300メートルといったところ突然前のめりに崩れ落ちたのだ。左前脚の全脱臼であった。(重度の脱臼は重度の折と同様、競走馬にとって致命傷となる故障である)

転倒の拍子に山本騎手は落震盪で立ち上がれない山本騎手のもとに、折れた左前脚を浮かせて三本足のキーストンが歩いてきた。足は全に折れていて、が見ても予後不良なのは明らかだった。

これほどの故障をしたら、普通なら痛みで起き上がれない。それどころか痛にもがき苦しみ、最後は衰弱死してしまうほどにとっては致命的な怪であった。だが、キーストンは歩いて行って山本騎手を気遣うように顔を寄せた。一部始終アナウンサーは涙になりながら実況していた。(´;ω;`)

山本騎手はひたすらキーストンに泣きながら謝っていたという。そして山本騎手は職員に手綱を託し、その後しばらくの記憶はないそうである。

キーストンは予後不良となり、に運び込まれて安楽死となった。普通なら5分で死ぬところを、キーストンは強心臓ゆえか15分もかかったという。しかし山本騎手はその死の場面には立ち会えず、が覚めた時には既にキーストンは殺されていた。

このキーストンの行動は人との間にも深いは生まれるというエピソードとしてあまりに有名である。
「キーストンはの本で騎手に助けをめに行っただけだ」と言う人もいるが、そんなことを言うやつは絶対に許さない。仮にそうだとしても、文字通り死ぬほどの痛に蝕まれながらも、生物としての生存よりも人間に手綱を握られたとしての本が勝った、という感動的な一幕が実際に起きたということには違いない。

その後

キーストンの故障・死は、当時モラルの低かったとされる競馬ファンすら会場で押し黙ったと言われるほど、計り知れない衝撃を与えた。この事件を題材に寺山修二は『夕日よ、急ぐな』というエッセイを発表。歌手の諸口あきらは『キーストン・ブルース』という歌を発表するなど、多方面に波紋を呼んだ。

山本騎手は1973年37歳の若さで騎手を引退し、調教師に転身。多くのGIホースを育て上げたが、キーストンにしか思い出がないとる。また、キーストンが生きていればその産駒に乗ることを楽しみに、もっと現役を続けたとも言う。

ライバルダイコーターは古になってからは精を欠き、晩年には障害競走に出るまでに落ちぶれた。しかし、種としては多くの重賞を輩出し、当時の内産種としては出色の好成績を残した。

キーストンがもし生きていれば、あるいは山本騎手はもっと活躍していたかもしれない。あるいはダイコーターと種としてもり合ったかもしれない。あまりに惜しいであった。

血統表

ソロナウェー
1946 鹿
Solferino
1940 鹿
Fairway Phalaris
Scap Flow
Sol Speranza Ballyferis
Sunbridge
Anyway
1935 鹿
Grand Glacier Grand Parade
Glaspia
The Widow Murphy Pomme-de-Terre
Waterwitch
リットルミッジ
1957 鹿
Migoli
1944 
Bois Roussek Vatout
Plucky Liege
Mah Iran Bawram
Bah Mahal
Valerie
1939 鹿
Sir Cosmo The Boss
Ayn Hali
Dereham Friar Marcus
Lysandra F-No.11-f


Keystone(1962)←Solonaway(1946)←Solferino(1940)←Fairway(1925)←Phalaris(1913)←Polymelus(1902)←
Cyllene(1895)←Bona Vista(1889)←Bend Or(1877)←Doncaster(1870)← Stockwell(1849)←The Baron(1842)←
Birdcatcher(1833)←Sir Hercules(1826)←Whalebone(1807)←Waxy(1790)←Pot-8-Os(1773)←
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