ギデオン・ジュラとは、マジック:ザ・ギャザリングの登場人物の1人であり、ムキムキの兄貴であり、細身の優男である。
ほとんどのプレインズウォーカーとは異なり、ギデオンは自ら戦闘に乗り込むことを躊躇しません。強力な白の魔道士である彼は忠義に突き動かされ、聖なる正義の魔法である神聖術を操ります。
強い道徳心と義務感を持つギデオンは、レガーサの次元で法治組織のヘリウド騎士団に工作員として十分に仕えてきました。紅蓮術士のチャンドラ・ナラーが騎士団の障害となった際には、彼女を阻止すべく、ギデオンはケファライの次元へと送り込まれます。チャンドラはこの時、ゼンディカー の次元に隠されたウギンの目の位置を示す、強力な炎の呪文の巻物を盗み出そうとしていました。2度目の挑戦です。
ギデオンにとって、かつてこれほどずる賢く、機知に富み、神出鬼没の敵はいませんでした。ケファライにてギデオンはついにチャンドラを捕らえるも、彼女に逃げられてしまいます。チャンドラを追って闇の次元、ディラデンへとたどり着いたギデオンは、次元の支配者である吸血鬼のベルラブから逃れるためにチャンドラと手を組み、二人は意外にも味方同士になります。
レガーサに戻ったチャンドラはようやくギデオンが騎士団に仕えていることを知り、彼女は第二の故郷が破壊されるのを防ぐために、自ら投降せざるを得なくなります。騎士団の真の動機を疑い始めたギデオンの助けで、チャンドラは責めを受けずに済みました。チャンドラは再びウギンの目を求めてすぐに旅立ちます。
自らの行いを省みたギデオンは、チャンドラを追って ゼンディカー に行くことにします。この不安定で予測不能な次元で、きっと彼女の力になれると考えたのです。しかし、彼が到着した時にはチャンドラはすでに発った後で、 ゼンディカー は古の世界を食らう存在、エルドラージの攻撃を受けていました。今、ギデオンは多元宇宙で、ゼンディカー が食い尽くされてしまうのを彼と共に防いでくれる仲間を探しているところです。
チャンドラ・ナラーが主役の小説「The Purifying Fire」で初登場したプレインズウォーカー。カードとしては小説が出てから発売されたセット「エルドラージ覚醒」が初登場となる。
この「The Purifying Fire」を日森よしのが漫画化したものが「燃え尽きぬ炎」であるが、漫画版のギデオン・ジュラが細身のイケメンキャラなのに対して、カードのギデオン・ジュラはムキムキの兄貴キャラである。
どっちがより小説版のギデオン・ジュラに近いかというと漫画版のほうだったりする。
元々の名は『キテオン・イオラ』。テーロス次元出身。
手のつけられない不良だったが、何かやらかして投獄されたときにヒクサスという魔術師と出会い更正、正義の魔術師となった。その後キテオンはハーピーの群れに襲撃された街を守ることを条件に放免される。大胆不敵な戦術を用い、勝利へと導いたキテオンはその武勇を太陽の神、ヘリオッドに勇者として見出され、勇者の試練として死の神、エレボスの放ったタイタンを討つことを命じ、それを果たすためヘリオッドの持つ槍を与えられた。
キテオンはタイタンをおびき寄せ、非正規軍とともに巨人と戦い、太陽の槍をもってとどめを刺した。
だがその時、地平線の向こうからエレボス自身が姿を現した。
「今ならばエレボスを討てる!」と確信したキテオンは太陽の槍をエレボスに向かい投擲する。
だが、エレボスはその槍をキテオンに弾き返した。身構えた彼の視界が真っ白に染まった。視界を取り戻した時、キテオンは自分の率いた不正規軍の見るも無残な姿を目撃してしまう。確信は慢心へと変貌し、後悔と苦悩に苛まれる中、彼の「灯」は灯り、キテオンはアラーラのバントへとプレインズウォークした。
プレインズウォークした後は、倒れていたところをライオンに乗った女騎士に保護される。
その時に自分の名を語ったが、息が詰まっていたため「ギデオン」と聞こえてしまった。
以降、それが彼のもう一つの名前となった。
この事は彼にとっての苦い記憶であり、他人に話そうとすることはない。
なお、色々やらかしてた時期の悪名はテーロス中に知れ渡っている。
その後は数多くの次元を渡り、あれこれあった後に赤のPW、チャンドラ・ナラーと知り合う。
彼女とはいい仲になりかけるが、彼女がゼンディカーへ向かったことを知り、後を追ってプレインズウォークする。
その後、ゼンディカーにてエルドラージと戦闘するものの、「こりゃ1人じゃ勝てねぇ…」と悟ったギデオンは世界が都市に覆いつくされた次元「ラヴニカ」へと飛び、情報収集と仲間集めを開始した。
しかし、ラヴニカのギルド「ボロス軍」で指揮官をやっているシーンが短編小説で数多く描写されてしまったため、「ギデオンの使命はスタック式だから」「ゼンディカーをマモレナカッタ…」「ゼンディカーへの回帰(仮)でエルドラージと戦うプレインズウォーカー!一方ギデオンは別の次元で人助けをしていた」などなどネタにされ心配されている。
ちゃんとそのときに来るよね?だいじょうぶだよね?
そして、その時は来た。
2015年3月10日、2エキスパンション1ブロック制へと移行する最初のエキスパンション
『戦乱のゼンディカー』の発売が発表された。
フェッチランドを始めとする強力なカードの再録が噂される中、公式ページにて1枚の画像が公開された。
そこにはエルドラージの眷族と思わしき存在と戦うギデオンの姿があった!
6年ぶりに我々が再び訪れることとなる次元・ゼンディカー。果たしてギデオンは凶悪なエルドラージの侵攻を阻むことができるのか?今後の展開に期待である。
カードとしてのギデオン・ジュラは2014年10月時点で2枚存在する。いずれもカードタイプはプレインズウォーカーである。
カードのルールテキストはMTG wikiより引用した。
Gideon Jura / ギデオン・ジュラ (3)(白)(白)
プレインズウォーカー — ギデオン(Gideon)
[+2]:対戦相手1人を対象とする。そのプレイヤーの次のターンの間、そのプレイヤーがコントロールするクリーチャーは可能ならギデオン・ジュラを攻撃する。
[-2]:タップ状態のクリーチャー1体を対象とし、それを破壊する。[0]:ターン終了時まで、ギデオン・ジュラは6/6の人間(Human)・兵士(Soldier)クリーチャーになる。それはプレインズウォーカーでもある。このターン、彼に与えられるすべてのダメージを軽減する。
6
プラス能力は攻撃強制。この強制効果は「プレイヤー」を対象としているので、相手が「速攻」[1]持ちクリーチャーを出した場合も《ギデオン・ジュラ》を攻撃しないといけない。
全員が攻撃に出されてしまうため、対戦相手は基本的に次のターンブロックすることができなくなってしまう。
また、プレインズウォーカーを攻撃したクリーチャーをブロックすることは可能なので、戦場で能力を使うことに意味があるクリーチャー(システムクリーチャーという)をブロックで容易に討ち取れるようになる。
マイナス能力はクリーチャー破壊。プラス能力の後なら対戦相手のクリーチャーは基本的にタップ状態である。
クリーチャーをタップさせる能力をもった他のカードとの組み合わせもおいしい。
0能力はクリーチャー化。6/6はフィニッシャー(切り札)クラスの大きさである。
プラス能力を使って生き残れば、この能力で簡単に反撃ができる。
実はこの状態でも「プレインズウォーカー」のままなので、「軽減できない」ダメージを受けると忠誠度カウンターが削れる。そして同時にクリーチャーとしてもダメージを受ける。あまり起こることではないが一応注意が必要である。
それから、「ダメージを軽減する」であるが「破壊不能」ではないのでクリーチャー破壊効果を受けると普通に墓地送りになる。
プラス能力が恐ろしく強い。なにしろプラス能力使用後は忠誠度[8]である。ノーガードで殴られても倒せるかどうか微妙、とまでいえる硬さである。
そして、1度生き残ればがら空きになった相手に
「もう1回プレイヤーにダメージを与えられないままノーガードになってもらう」
「クリーチャーを1体失ってもらう」
「自軍の打点に6点加えて食らってもらう」
の3択から好きなものを選べる。
構築戦ではプレインズウォーカーを直接殺すカードをデッキに仕込んでおけるので対抗手段はあるのだが、そういうカードを十分に用意できないリミテッド[2]においては《ギデオン・ジュラ》が出た≒勝った、になるほどの力を持っていた。
Gideon, Champion of Justice / 正義の勇者ギデオン (2)(白)(白)
プレインズウォーカー — ギデオン(Gideon)
[+1]:対戦相手1人を対象とする。そのプレイヤーがコントロールするクリーチャー1体につき1個の忠誠(loyalty)カウンターを正義の勇者ギデオンの上に置く。
[0]:ターン終了時まで、正義の勇者ギデオンは彼の上に置かれた忠誠カウンターの数に等しいパワーとタフネスを持つ、人間(Human)・兵士(Soldier)クリーチャーになる。それは破壊不能を得る。彼はプレインズウォーカーでもある。このターン、彼に与えられるすべてのダメージを軽減する。
[-15]:他のすべてのパーマネントを追放する。4
プラス能力は忠誠度上昇。プラス能力において 忠誠度を上昇させられるだけ=よわい動き である。一応他の能力次第とは言うものの、忠誠度上昇+1が+いくつに変わろうと原則的によわい動きなのは変わらない。
0能力はクリーチャー化。破壊不能とダメージ軽減を持っているためこの状態の《正義の勇者ギデオン》を除去することは困難である。パワー/タフネスは初期状態では4/4、プラス能力を使えば強化できる。
《ギデオン・ジュラ》でも同様だが出したターンにこの能力を使っても攻撃することはできない。「戦場に出したターンにクリーチャーは攻撃できない」からである。
大マイナス能力はパーマネント追放。《正義の勇者ギデオン》以外のすべてが消滅する。味方消し飛ばしてんじゃねぇよ
首尾よく消し飛ばしたとして、《正義の勇者ギデオン》がこの後どれだけの戦闘力を持っているのか疑問を感じずにはいられない。もしかして忠誠度15だから15/15になる、つまり《引き裂かれし永劫、エムラクール》を倒せるなんかすごいパワーを持ったんだぜ! って言いたいだけなんじゃなかろうか。
《ギデオン・ジュラ》と比較すると使い勝手が悪い能力揃いで登場時の評判は非常に悪かった。「正義の勇者」なのに正義の欠片もなさそうな大マイナス能力も突っ込みどころである。
スタンダードが「イニストラード」ブロック-「ラヴニカへの回帰」ブロックから「ラヴニカへの回帰」ブロック-「テーロス」ブロックになると白単ビートダウンデッキで使われるようになった。
とはいえ、
「《太陽の神、ヘリオッド》[3]をクリーチャーにするため少しでも(白)(白)をコストに含むカードが欲しかった」 「ブロックできないかわりに強力なクリーチャー破壊耐性があるクリーチャー、ということでひとつ。他に使える4マナクリーチャーもいないし。」 という少々後ろ向きな採用理由であった。
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最終更新:2026/09/14(月) 00:00
最終更新:2026/09/13(日) 23:00
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