ギリメカラとは、インド神話における神、インドラの乗り物とされている象「アイラーヴァタ」の蔑称である。
仏教発祥の地であるインドでは、バラモン教の影響が根強く残ったものの、他宗教の影響は免れず、 結果として、多神教としてのヒンドゥー教が発展した。 現在、インドではヒンドゥー教徒が多数を占める。これに対して、スリランカには初期の仏教、特に上座部仏教が伝来し、そのまま根付いた。
このため、スリランカとインドでは宗教を地盤とした文化には違いがあり、後期仏教における帝釈天、つまりバラモン教における主神の一柱であるインドラの乗り物、アイラーヴァタが魔物として扱われる。役割も仏教におけるサタンに近い他化自在天(マーラ、天魔、第六天魔王など)の乗り物となり、 容姿も白から黒い象に変わり、名称もギリメカラとなる。
釈迦入滅以後、様々な神や悪魔を受け入れてきた大乗仏教に対し、上座部仏教は神仏の解釈に厳しく、そのため、インドラやアイラーヴァタを悪魔視するようになったものと思われる。
なお、ヒンドゥー教におけるインドラ、アイラーヴァタは、教義の変化によって人気を減じ、 現在のヒンドゥー教における主たる神は、シヴァ、ヴィシュヌ、ブラフマーである。
インドラの属性はシヴァにより濃く、その乗り物であるところのアイラーヴァタは、 シヴァの息子であるところの白い象の首を持つ「ガネーシャ(別名ヴィグネーシュワラ)」に、それぞれ受け継がれたものと思われる。
初期のうちから登場し、プレイヤー達に一種のトラウマを植えつける。
何かというと、この悪魔の特性として「物理攻撃を反射する」というのがあり、うっかり強い武器を持った主人公が物理攻撃をセットしてオートバトルにするとあっさり死亡 → タイトル画面。初見殺しの代表的な罠である。金子一馬氏のデザインから、「「1つ目の象」にはオート厳禁」と言うのが定番である。
なお、「女神転生Ⅱ」では「ギリメカテ」になっている。単純に「ラ」と「テ」を見間違えたのであろう。
ちなみにシリーズによっては「アイラーヴァタ」「ギリメカラ」の両方が登場する。
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最終更新:2024/03/29(金) 07:00
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