ギンギツネ(けものフレンズ)とは、スマートフォンゲームなどのメディアミックス作品『けものフレンズ』に登場するアニマルガール又はフレンズ(動物の擬人化キャラクター)である。
CV:白石涼子(ゲーム版)、相坂優歌(アニメ版)、演:鈴木絢音[乃木坂46](舞台版)
アカギツネの色が黒化した種類・ギンギツネのフレンズ。黒色と銀色の毛皮が美しいキツネ。
色んな意味で野生的な思考回路が多いフレンズとしては珍しく、論理的な思考を行える知性的な娘。物事に対しては頭を使って考えるタイプで、過去の実例や今までの経験則など、様々な判断材料を元に答えを見つけるのを好む。記憶力に優れているようで(キツネは仕留めた獲物を埋めて非常食とする習性を持つ。当然記憶力が良くなければ活用出来ない)、本人もその事に自信を持っている。
フレンズとなった今でも積雪地帯における狩りの方法(地下に潜む獲物目掛けて飛び掛かる)を身に付けている。
キタキツネの保護者として常に一緒に行動している(種的に近縁らしい)。インドア派でぐうたらな性格であるキタキツネに手を焼きつつも面倒を見ているお姉ちゃん的存在。
長い髪は全体的には銀髪だが、耳や前髪の毛先の部分は黒になっている。尻尾は、根元は黒いが先っぽの方だけ白くなっており、元になったギンギツネの特徴的な尻尾と同じ。
シャツの上にネクタイを締め、さらに紺のブレザーのような上着を着ている。プリーツ付きのスカートと合わせて、学生の制服風にも見える。スカート・タイツ・ネックウォーマー・靴と、身に付けている服・小物には黒いものが多い。
全体的に黒っぽい中で、耳や手足で特に黒が強調されているところも、元のギンギツネの特徴そのままである。
雪山の気候に合わせてか、手袋の手首の部分やさらに足首にはファーのようなモフモフが付いている。ネックウォーマーは首の前で蝶結びになっているかのような、蝶ネクタイにも見えるような結び方をしている。
服装はキタキツネとの共通点が多く見られ、種的に近縁である両動物の関係を意識してのものだろう。また、同じキツネのフレンズ(妖怪ですが)のオイナリサマとも服装が似ている。
「私、ギンギツネの頭にあるデータがきっと役に立つ時がくるわ」
記憶力に自信があるわ。
頭を使って答えを見つけるのも好きだから、論理的な思考も得意。
有事には、即席の発明品で助けてあげる。
でも、勘違いしないでね、あなたを助けるのは“あの方”のためなんだから。
クール属性(青)のレアリティ度4のフレンズとして登場。コストは350・攻撃タイプは近距離・サイズはM・特定のグループには加入していない無所属キャラ。固有スキル「変幻奇抜の調合術」は10秒の間だけ自身の攻撃力が50%アップする。スキル発動時のモーションでは、一度ヒトに化け(耳と尻尾が隠れ、眼鏡美少女に)、自身で調合したであろう薬を服用する。かわいい。その薬はドーピングの類であろうか。
科学者としての面を持ち、数々の発明品や科学技術の粋を集めて調合した謎の薬を完成させている。有事の際には自慢の発明品や薬剤を駆使して危機を突破する。研究などの際に目の保護のためか、「ビン底メガネ」という絶滅種的アイテムを着用し愛用する。
メインストーリーでは、とある守護けものからの司令を受け、ジャパリパーク入りした主人公の追跡を始める。主人公やサーバル達の一挙一動を記憶しつつ、発明品で一行を手助けし、時にはやむを得ず姿を現すことも。
第4章にて、追跡中に得られた情報から、独自に「ガオガオ病」の調査をし、ワクチンを調合。偽サーバルによって強化された巨大セルリアンに攻めあぐねていた主人公一行の前に姿を現したが、直後にセルリアンに吹っ飛ばされてしまう。ワクチンの力を借りてセルリアンを撃破した主人公一行は、意識を失ったギンギツネを連れ、ホッカイチホー(雪原エリア)へ向かう。しばらくして目を覚ましたギンギツネは、記憶喪失となってしまっていた。
第5章ではその記憶を取り戻すために、主人公と同行し、ホッカイチホーの温泉地を巡っていく。途中トキやサーバルに有る事無い事吹き込まれそうになりつつも、最終的には超秘境温泉にてサーバルのドジが発動し、それによって記憶を取り戻す。そして、温泉に浸かりつつ、改めて自身と、仕える守護けものの正体を明かし、ジャパリパークに起こっている事態を主人公一行に伝える。それによって物語は大きく動き始めることとなる。
以降はサーバル達からは半ば普通に同行している扱いを受け、何かと頭数に入れられたりするが、彼女も悪態を吐きつつも付き合ってくれたり、発明品でサポートしようとしてくれる辺り、案外満更でもないのかもしれない(トキ曰く「容易い」)。守護けものに仕える特殊な立場もあり、やがて大きく葛藤することになるが、守護けものへの思いは揺らぐこと無く、その上で彼女自身の答えを導き出していく。
ちなみに、ギンギツネはサーバルのネーミングセンスをあまりよく思っていないが、カラカルからはギンギツネの発明品や薬品のそれはサーバルと同じレベルと思われているようだ。ギンギツネ曰く「失礼ね!」とのこと。
「私はアイラブユーを「おまえは夢みる女だな」と訳しているのよ」
第14話に登場。菜々一行のリウキウチホー旅行に同行し、シーサーの方言を通訳を務めるが、「堅苦しく翻訳するのは私の主義ではない」として妙な翻訳で菜々にツッコまれている(主義ではないだけで普通に翻訳することもできる)。
水族館を満喫した後、おみやげコーナーにてシーサーの置物を買っていこうとするが、解説するアニマルガールのシーサーに目をつけて……?
「うわぁー! いっぱいいるー!」
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ネコ目 イヌ科 キツネ属 ギンギツネ Silver fox |
第9話「ゆきやまちほー」で登場。ジャパリパーク内にある温泉宿にキタキツネ・カピバラと一緒に生活しているようだ。ある日、「いつも使っている装置」が動かなくなったため、様子を見るべくキタキツネとともに雪山の源泉地帯へ出発。途中で吹雪に見舞われかまくらから外に出られなくなったかばんちゃん・サーバル・氷漬け状態のラッキービーストと出会う。
カイロの使い方を分かっている・「装置」のシステムを把握している・パイプ詰まりの原因が分かる(湯の花だった)など、ある程度科学的存在の仕組みを把握し使いこなしている描写があり、ゲーム版と同じく非常に知性的な、稀有なフレンズだと言える(の割には服がどういうモノなのかを知らなかったが)。
ちなみにこの「装置」が何なのか作中では明言されなかったが、「分離器」という台詞(「気水分離器」か)、特徴的な形の構造物(冷却塔か)、装置を復旧させるとお湯が流れ出しゲームが動くようになった描写などから、おそらく温泉の熱水を利用した地熱発電の装置であろうことがわかる。
また、かばんちゃんとサーバルにカイロを渡すシーンでカイロが布の小袋のようなものに包まれていたが、これは使い捨てカイロというより、「ハクキンカイロ」に代表されるような白金触媒式カイロでよく見られる使い方である。ただし白金触媒式カイロは使用時に「点火」が必要であるため、もしこのタイプのカイロだとしたらギンギツネは「火」を使えるのかもしれない。
湯の花を除去して「装置」やお湯の供給ラインを復旧させた一行だが、帰りにセルリアンの大群と遭遇してしまう。セルリアンの群れが雪崩の如くすごい勢いで襲い来るという危機的状況に諦めかけるフレンズ達だったが、風呂桶を簡易ソリにして逃げるというかばんちゃんの機転により難を逃れる。その後、セルリアンに対処してくれる「ハンター」なる存在に連絡しておくと告げた(なお、その連絡手段については作中で明言されなかった)。
復活した温泉に浸かり極楽気分なフレンズ達。そこでかばんちゃんの口から「服は脱げる」という衝撃の真実が発覚。事実を知ったフレンズ達は早速すっぽんぽんになるのだった。このとき、ギンギツネは「すごい発見だわ!」と驚愕し、さらに「へぇー、服を脱ぐとつるつるになるのね」と感心している。
また、港に「海の上を移動できる、さっきのソリの大きいやつ」がありヒトはかつてそれを動かせていたらしいという情報をかばんちゃんに教え、その際にサーバルの持っていた「オアシスにある泉くらいの大きさ」というイメージを一蹴し、もっと大きなものであることを伝えた。
一通り温泉を楽しんだ後、港を目指して出発するかばんちゃん一行を見送った。
なお、この第9話では「みやぎざおうきつねむら さとうおねえさん(みやぎ)」によるギンギツネの解説も挿入された。キツネは大きく分けるとホッキョクギツネとアカギツネに分類され、キタキツネは要するにこのアカギツネ。そしてキタキツネの突然変異で生まれたのがギンギツネである、などの内容を説明してくれた。
解説の後ろでは、ギンギツネがおすましポーズで立っている。その背景画像の元となった写真はこちら(みやぎざおうきつねむらと公式提携している、「キツネ写真館」による写真のようだ)。
第10話「ろっじ」でも登場。かばんちゃんを追いかけてきたアライグマ・フェネックコンビと遭遇し、2人を温泉を堪能させている(彼女とキタキツネは脚だけ浸かっている)。キタキツネの「レアアイテム」発言には「あなたそれゲームの話でしょ……」と呆れて突っ込んでいた。
第12話「ゆうえんち」ではパークとかばんちゃんの危機に対し駆け付けた、コノハ博士とミミちゃん助手率いるフレンズ軍団の一員として登場。キタキツネ、アルパカ・スリ、ツチノコと協力して、用意した水(海が近いので海水の可能性あり)を落とし穴にハマった超大型セルリアンの脚にぶっかけ、溶岩へと変えることで動きを封じ込めることに成功した。
戦闘から1ヵ月後のセルリアン撃退&かばんちゃんが何のフレンズか判明記念祝賀会にも参加。何時もはキタキツネの保護者として傍にいるが、今回だけは傍を離れてコノハ博士らと話し込んでいた。新たな旅に出るかばんちゃんの船出式にも立ち会ってエールを送っている。
舞台「けものフレンズ」2〜ゆきふるよるのけものたち〜、に登場。演じるのは乃木坂46より鈴木絢音。
アプリ配信当初より登場。性格はアニメ版と同一のようで、けもトーク内ではアニメ版同様全体的にクールな印象を受けるが、少々抜けている面も見受けられる。
第二世代ではコウザン追加と同時に登場しており、こちらではネクソン版の性格となっている。
珍しい行動が観察できるあそびどうぐは「ボールプール(ギンギツネジャンプ)」。
「大きなボールプール」では珍しい行動を観察することはできないので要注意。
すごく珍しい行動をするあそびどうぐは「ころころ玉入れセット(玉入れ勝負!)」
第二世代では「ドキドキ実験セット(化学の時間だわ)」
アニメ9話放映前に発売された『コミックアラカルト:ジャパリパーク編』にも登場。さばんなちほーの異常気象にサーバルとともにあの手この手で対応しようとするが……?
アニメでは温泉管理者を務めたことからか、キタキツネと共にケロリンのコラボ風呂桶のデザインに採用。[1]。
また、Animelo Summer Live 2017のスペシャル動画、けものフレンズ×アニサマ2017 「あにさま」(動画)では、「いい感じにする」群れの一人として登場。
更に、「きつね」繋がりで、どん兵衛とのコラボ、日清のどん兵衛 × けものフレンズ「ふっくら」に、これまたキタキツネと共にメインとして抜擢された。「ふっくら」させるためにはどうすればよいかと悩んでいたところ、キタキツネに唆されたギンギツネが取った行動とは……?
12月にファミリーマートと合同で行われたキャンペーンでは、ギンギツネのクリアファイルが貰えた他、当時のどん兵衛のCM中に登場したキャラクターを模したマフラーとメガネ姿を披露した。
そして、『けものフレンズ』キャラクターソングアルバム「Japari Café2」内ではキタキツネと共に「湯けむりユートピア」を歌唱。雪山温泉郷の雰囲気溢れる和風な曲で、歌詞内にはアニメ本編で登場したワードが多数盛り込まれている。
加えて、2018年2月に開催されたさっぽろ雪まつりでは、サーバル、キタキツネと共にぱびりおん版の姿の雪像が展示された。
キタキツネと全く同じなのでそちらの記事を参照のこと。
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最終更新:2023/03/28(火) 00:00
最終更新:2023/03/28(火) 00:00
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