クソゲーオブザイヤー2012 単語

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クソゲーオブザイヤー2012(KOTY2012)とは、2012年1月1日から12月31日の間に発売されたゲームの中で一番のクソゲーを選評・総評したものである。

この年について

2011年の大賞決定後間もなく、『デューク ニューケム フォーエバー』(通称DNF)が発売されるが、10年に及ぶ延期や海外の評価などで(クソゲーとしての)期待値が高かったためか、購入者が少なく、この時点では大きな話題にならなかった。

8月に入り、『ヘビファイア アフガニスタン』(通称アフガン)が登場するとスレの流れが一変する。10月には前述のDNFと、発売直後からその酷さが話題になっていた『時と永遠~トキトワ~』(通称トキトワ)の選評が届き、ゲハの襲撃も相まってスレ一気に祭り状態となった。

年末になり、上記3作品が大賞補となったが、かねてよりSSα製、他ハードでの圧倒的低評価などでスレから期待を寄せられていた『太平洋の嵐~戦艦大和、暁に出撃す!~』(通称太平洋)が発売されると再び流れが一変。にわか太平洋が大賞補の流れとなる。しかし、そのあまりの酷さから脱落者が続出。前述のように見えている地雷だったこともあり購入者そのものも少なく、酷すぎて大賞を逃すという前代未聞の事態も囁かれるようになった。その後二ヶ以上にも渡る検証の末、ついに全貌が判明。テキストのみで40kBをえる選評が投下される。満場一致太平洋が大賞にいたものの、総評審議は4月にまで及んだ。

携帯ゲームではNewラブプラスバグ事件によりゲハの襲撃を受ける。Newラブプラスそのものはパッチ配信により致命的なバグがなくなり選外となったものの、4月にはシェルノサージュバグ事件が起こり、前述のNewラブプラスの件も相まってスレは混迷を極め、一時は機停止寸前にまで陥る。頃には『ヘビファイア・ザ・チョーズンフュー』(通称重火)が発売されたこともあり混乱はひとまず収まったものの、スレは荒れ気味で、年末まで選評が届かない状況であった。

年明けには審議が開始される。大賞補として、前述の重火の他に、年末に一躍補に躍り出た誰得もぐらたたきパシャットバシット~Whack A Friend』、発売直後からなにかと話題になっていたゲー無集『みんなの縁日』、インターフェイスなどは善されたもののシナリオは直らずクソゲーのままだった『Piaキャロットへようこそ!!4 ~夏の記憶』が補に上がったが、シェルノサージュを大賞にした総評が投下されたためにゲハが大暴れしスレは再び混乱三月まで続けられた審議の結果、『ヘビファイア・ザ・チョーズンフュー』が大賞となった。

乙女ゲープレイに支障の出るようなクソゲーこそ少なかったものの、「新しい運命の七日間」と謳っておきながらほとんどのキャラは実質三日間しかない未完成シナリオの『TOKYOヤマノテBOYS SWEET JELLY BEANS』(通称ヤマノテ)、に入ったキャラだけが伸び悩む(主人公が足を引っる)上、そのキャラを叱励することもなくただ見守っているだけという主人公がお荷物的存在の『うたの☆プリンスさまっ♪ Debut』(通称うたプリ)、主人公拷問に等しい仕打ちを受け続け、プレイヤーの精を削る上シナリオが某ドラマから丸パクりの『再会~あなたともう一度~』(通称再開)、表示バグや整合性の取れていないシナリオ、全く意味のない選択肢など多数のクソ要素が点在する『キミカレ~新学期~』(通称キミカレ)など悪い意味で個性的な作品がノミネートされた。その中でも、ひたすら苦痛をや怒りを与えた他作品とは異なり、バグ展開など笑わせるクソが豊富なキミカレが大賞にいた。

エロゲー2011年度の総評すら届かぬうちに同人ゲーの劣化コピー、HCGゼロという強すぎるクソ要素を引っさげ、『麗に悩殺♪ くのいちがイク! ~桃色レン法帳~』(通称くのいち)が登場。2012年最強クラス門番となり、地雷報告がありながらも選評が届かないような事態となった。その後 、同じsofthouse-sealから『ノ躾』、『魔物ふぁんたじ~』の選評が届き、seal一人勝ちの様相を呈した。

しかし、8月末には10年近い開発期間を経て発売された『神子』、薄い、破綻、苦痛の三拍子ったシナリオかつ抜きゲーのくせにHシーンが使えない『SEX戦争あるエッチは禁止ですっ!~』(通称SEX戦争)が発売される、10月にはEMU7年半ぶりの新作で、201MBの容量に例する極薄シナリオ夢オチの『パジャマさんこんにちわ』(通称パジャマさん)が発売され、徐々にスレ空気が変わっていく。

しかし、そんな流れを断ち切るかのようにsealは『欲情トマランナーズ』を発売。スレは混迷を極める。年末には超絶難易度ACTの『CROSS QUARTZ』が登場。一時期、攻略スレのような状態になった。同時期にはねずみ算式にバグを増やし、タイムリープぱらだいすを彷彿とさせる状態にまで逆進化した『いたずら ~うちのにかぎって~』(通称いたずら)の選評も届き、盛り上がりは最高潮に達する。

最終的には究極のゲー無くのいちと全方位くまなくクソSEX戦争一騎打ちとなったが、低価格でHCGの代わりにあるミニアニメに僅かながら需要があったくのいちに対し、フルプライスでHCGシナリオ、容量、システムなど褒めるところのSEX戦争はどこにも需要が見当たらないということで最終的に評価が逆転。見事SEX戦争が大賞の座を掴んだ。

なお、くのいちを排出したsofthouse-sealは、姉妹ブランドDevil-sealも含めKOTYe史上最多タイとなる四作品総評入りという快挙を成し遂げた。

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関連項目

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