クヌギ

クヌギとは、ブナ科の植物である。

概要

独特のにおいがする落葉高木。

本州から四国、九州、沖縄にかけての野山で見られる。

成長すると高さは15〜20mほどとなる。

葉は細長く、フチはギザギザしていて、表面にはツヤがある。

樹皮は縦に割れ目があるのが特徴。

春に花が咲き、二年かけて直系3cmほどの丸い果実を実らせる。これは「ドングリ」とよばれる。

風媒花の一種で、おしべの花粉を風に運ばせて受粉する。

一般的にクワガタの木、またはカブトムシの木として知られる。表皮が傷付いた際に分泌される樹液は多くの昆虫の好物で、それらの虫を狙う昆虫採集愛好家の人々にとってもお馴染みの木。

成長が早く、かつては薪や炭にするため頻繁に植林されていたが、生活様式の変化により減少傾向にある。今現在はシイタケを栽培する際に菌をつけるほだ木として利用されることが多い。また、クヌギを細かく砕いたものがカブトムシを始めとする昆虫を飼育する際のマットとして利用されている。

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関連項目

• ドングリ
• 植物の一覧
• クヌギダマ