クプアス(cupuaçu)とは、カカオに近縁の植物の一種である。また、その植物の果実を指しても言う。
「クプアスー」などの別表記もなされる。
学名は「Theobroma grandifiorum」というが、この学名からもカカオ(学名「Theobroma cacao」)に類する植物であることがわかる。その果実を指して「白カカオ」などと呼ばれることもある。
ブラジルやその周辺国を流れるアマゾン川流域のジャングル(熱帯雨林)に自生しており、また果実の生産のために栽培もされている。
果実はラグビーボール型をしており、木質の殻を割ると中には白色の果肉が詰まっている。この果肉の食感はややねっとりとしておりバナナに喩えられることも多い。味についてはヨーグルト、シークァーサー、梨、キウイなどに喩えられることがある。
上記のように果肉そのままや果肉パルプ(ピューレ)で食される他、ジュース、アイスクリームなどに加工しても食される。
カカオに近縁であるため、カカオバターやカカオパウダーのように加工して、チョコレートに似たお菓子を作ることもできる。これは「チョコレート」(chocolate)をもじって「クプアス」(cupuaçu)と組み合わせた「クプレート」(cupulate)と呼ばれる。1990年にブラジル農牧研究公社(Empresa Brasileira de Pesquisa Agropecuária: EMBRAPA)がこの「クプレート」の製法を発表しているようだ。[1]
日本でも、クプアスの果肉をパルプ(ピューレ)にして冷凍したものなどが輸入販売されており入手可能ではある。だが、あまり知名度は高くない。
2019年にはロックバンド「ヤバイTシャツ屋さん」が「君はクプアス」という楽曲を発表しているが、「君はとっても綺麗だね クプアスみたいだね」と執拗にクプアスに喩えて自分を讃えてくる人に対して「ねえクプアスってなに? さっきからクプアスってなに?」「一生懸命歌ってくれても 聞いたことないし 想像つかんわ クプアスってなに?」と反応するという、日本での知名度の低さを反映した歌詞となっている。
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最終更新:2025/04/11(金) 14:00
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