クモヤ442・443系とは、日本国有鉄道が製造し、JR東日本・JR西日本が所有していた業務用車両の1つである。
架線検測用と信号検測用の車両として1975年に日本国有鉄道が近畿車輛で製造した業務用車両の1つ。国鉄分割後は2両1編成ずつがJR東日本(第一編成)とJR西日本(第二編成)に継承された。
JR東日本の第一編成は2003年登場の検測用車両「East i-E」により、早い段階で置き換わり廃車・解体された。
一方、第二編成は古い車両を大切に末永く使うJR西日本の手に渡ったことで異常な程の延命に成功しており、検測用気動車のキヤ141系による仕業を相互補完する形で長らく運用された。また、2016年3月~4月の間に7年ぶりとなる全検が施行され、排障器に編成番号「D1」が付けられた。なお、所属は吹田総合車両所京都支所になっている。
次世代の架線・信号検測対応の事業用車両「DEC741形」が導入されたことにより、2021年7月に引退。事業用車両の宿命か保存されることなく解体・形式消滅してしまったが、本形式の検測機器の一部がDEC741形に引き継がれている。
第二編成は約45年使われたことになり、国鉄型車両の丈夫さが伺える。
車両は前述のとおり2両1編成で運用される。車両番号はクモヤ443-2とクモヤ442-2。車体は同時期に製造されたキヤ191系をベースとしており、塗装もキヤ191系の色違いでピンクとクリーム色のツートーンカラーとなっている。この色となった理由としては、製造当時の交直流電車の標準カラーであること、顔のクリーム色に関しては警戒色としての狙いがあったからである。
車両は架線がある全ての路線を走らせることを想定して、交直流どちらにも対応した交流直流両用電車になっている。また、あらゆる運用をこなしていくことを想定して、連結器には双頭連結器が搭載されている。
クモヤ443では主に架線検測、クモヤ442では主に信号検測を行う設備が搭載されている。信号検測については2006年に製造されたキヤ141系の登場により、検測運用から外されている。
JR西日本所属ではあるが、同管内のみならず、JR四国、JR九州の全ての電化路線、さらにIRいしかわ鉄道、あいの風とやま鉄道、肥薩おれんじ鉄道などの第三セクターの路線まで検測運用される。なお、羽衣線や和田岬線の検測はキヤ141系が担当する。
JR九州の唐津線・筑肥線を検測する際は非電化区間の南福岡〜西唐津駅間を経由することになるが、その間はディーゼル機関車のDE10形に牽引される。後継のDEC741形はディーゼル走行が可能なので、このような牽引方式は受け継がれなかった。
掲示板
1 ななしのよっしん
2021/10/27(水) 22:47:26 ID: nnPt9eAiyR
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ついにクモヤもお役御免に…新しい検測車DEC741系に置き換えへ
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最終更新:2025/04/18(金) 07:00
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