クラシエ(Kracie)は、日本のグループ企業かつ、ホーユー傘下の企業。
持株会社の社名はクラシエホールディングス株式会社。 子会社の社名は主に「クラシエ○○」となっている。
旧社名のカネボウも含めて説明する。
クラシエホールディングスは、2007年7月1日に「カネボウ」から変わった社名であり、
化粧品事業以外のトイレタリー製品・食品・ファッション・薬品を中心に製造・販売する企業である。
化粧品事業は「カネボウ」の商標権も含め、花王の傘下の「カネボウ化粧品」に譲渡。
そのため、「カネボウ化粧品」とは、別法人となっている。
ニコニコ動画でにおいては、往年の「ねるねるねるね」のTVCMが人気であり、「ねるねる教」が制定。
その長年の時を経て「ねるねるねるね」のTVCMをリメイクをさせるなど、ねるねる教の未来を担っていると言える。
また、歌唱に合成音声を利用した「歯みがきガム」のTVCMを投下するなど、今後のTVCM(新素材)に期待される。
同社シャンプー製品の「ナイーブ」のCMにおいては、所ジョージや飯島直子を起用していた時期もあれば、
旧カネボウからクラシエに切り替わった当初まで放映された、昆布役を懸命に演じる男子園児の子役が話題になった
For Beautiful Human Life
Kanebo
「美しきヒューマンライフをめざす」をメインに、かつて東京都港区(化粧品事業はカネボウ化粧品とする)または墨田区にあった衣粧美(それぞれ、繊維企業、化粧品製造企業、美容製品企業)のメーカー。
主なキャッチコピーは「For Beautiful Human Life」
当社は主に、化粧品事業の分野である企業だったが、他に、クラシエと同じく、繊維製品・化学製品・薬品・食品などの分野における企業であった。
2007年7月1日に、化粧品事業以外の商号をクラシエに変更。
2008年11月11日には、カネボウを完全消滅することになった。
1887年に東京都墨田区鐘ヶ淵に紡績会社として創業。鐘ヶ淵の名称は通称で、当時の地名は墨田村、現在は墨田区墨田となっている。鐘ヶ淵の名称については、東武伊勢崎線の駅名として今も残っている。
紡績を中心として様々な業種に手を広げていたが、第二次世界大戦の際の空襲で工場の大半を失ってしまう。
1949年に化学部門を鐘淵化学工業(現:カネカ)として分離独立させるものの、化粧品分野を再び取り込み、カネボウ化粧品として売り始める。
その後、1964年にお菓子メーカーのハリスを買収して食品部門に参入、1966年に製薬会社を買収して薬品部門にも参入した。
1973年の第一次石油ショックによって、創業から続く繊維事業で赤字となり、事業は縮小。非繊維部門が稼ぎ頭となっていった。
これに併せるように、カネボウは多角化路線を進むこととなった。
この路線はバブル景気によって絶頂を迎えるも、崩壊後は多額の債務が大きな足かせとなった。
21世紀になると負債はさらに大きくなり、ついに粉飾決済を行うようになった。
結果、多額の債務超過を残すこととなり、自力での再建も労組の反対によって頓挫した。
2004年に産業再生機構の支援を受け、稼ぎ頭の部門を残して解散することとなった。
2006年に化粧品部門は「カネボウ化粧品」として独立、花王の子会社となった。
2007年7月1日にはトイレタリー部門、食品部門、薬品部門をクラシエとして統合、持株会社としてクラシエホールディングスを設立した。クラシエホールディングスは投資ファンドを経由して2009年よりホーユーの子会社となった。
2017年5月6日にはクラシエを含め、創業130周年を迎える。
カネボウの社名の由来は鐘ヶ淵紡績の略称である。1896年ごろから鐘マークを商標として取り扱い、20世紀末まで正式な商標として使われてきた。
※スローガンの発足は1961年(創業から74年)。
※スローガンの中で、一番長く続いたのは「ForBeautifulHumanLife」。
カネボウのブランドマークは1980年まで「KANEBO」、1981年から2000年までは「Kanebo」表記し、ブルーバックに出たころは白いKaneboとした。
また、工場などで記載されているKaneboはシンボルマーク+青い文字で装飾されている。
2000年までは「カネボウ」のカタカナ表記のロゴも使われていたほか、工場やビルやCMには、同社のスローガンがつけられていた。
化粧品事業は別のKaneboのブランドロゴとするとし、これはカネボウ化粧品(2004年5月~)のロゴマークとして使われている。
ただし、例外として、大阪ビルにあるカネボウの鐘マークにThe Lifestyle Companyと出た時代もあった。
※TheLifestyleCompanyはCM上としてのサウンドロゴやアニメーションスローガンとして使われていた。
カネボウのシンボルマークは四角い囲みに「K」が付けられた鐘が描かれ、その囲みの下にもう一つの囲みを設け、そこにブランドマークを記載した。
1896年から1969年ごろの鐘を商標としていたが、1971年12月に上記マークが採用された。このマークが掲載されたのは2000年12月末までとなる。(2001年以降も新スローガンで鐘のシンボルマークを表記した会社はあるが、後に廃止されることがある)
カネボウのCMは当初はブルーバックであり、鐘マークを商標として、下にKANEBOやKaneboというブランドマークがつけられている。
90年代には芸術化~と下線とKaneboでつけられている。1989年からFor~を別のフォントで明記とした。
2004年2月16日からサウンドロゴがすべて廃止され、化粧品事業には「FEEL YOUR BEAUTY」をロゴの下につけるようになった。その後カネボウ化粧品として独立後も使用されているとともに、化粧品事業として残された、カネボウ化粧品側の「Kanebo」ロゴのデザインは変わった。
ただし、RAPHAIE(1984年~2000年)のCMは30秒固定で、サウンドロゴ入りとなっている。2005年からの新ラファイエはサウンドロゴはなし。
1971年:For Beautiful Human Life. (美しき人生のために)
(テレビCMでは男性向け製品では男性の、女性向け製品では女性のナレーションが入った)
1980年代:Kanebo. For Beautiful Human Life.
(カネボウを含めてナレーションがされた)
1987年:「感謝をこめて、100周年と100 ANNIVERSARY」(英語スローガンの男性の声または女性の声となる)
1990年:上部は、「(上)横一本白線(中)'90芸術化産業宣言(下)横一本白線(90年代前半ごろは「芸術化産業をめざすカネボウです」の女性の声がCMの終わりに流れるようになってた)そして、その下にKanebo. For Beautiful Human Life.が出た
1991年ごろから1998年8月:「芸術化産業をめざす」(90年代前半ごろは「芸術化産業をめざすカネボウです」の女性または男性の声がCMの終わりに流れる)で、下にKanebo. For Beautiful Human Lifeが出ている
1998年9月から2000年12月:1989年の形式に戻るが、For~部分は新しいフォントに変更
2001年から2004年2月:サウンドロゴ(女性の)がThe Lifestyle company.(以下TLC)となり、Kanebo、横線、The Lifestyle company、カネボウ公式URLと表示される。バックはTLCにちりばめられて、地球みたいなGIFアニメのCMになっていた(一部CM除く。)
2004年5月にカネボウ化粧品のみは、新カネボウロゴとなり、スローガンのサウンドロゴがない。また、2004年10月に、FEEL YOUR BEAUTYがCMの前に登場する。CMの最後のサウンドシーン・ロゴは廃止。
おもにカネボウの芸術(ファッション)を取り入れ、繊維と化学を両立したことが、企業の目標としているスローガン。
CMでは1991年1月から1998年8月で使われているが、1990年前半~1991年後半までには「芸術化産業をめざすカネボウです」の女性または男性ナレーション入りで使われていた。ちなみに「目指す」ではなくひらがなの「めざす」で表記されている
詳しくはこちら→美しきヒューマンライフをめざす
2001年~2004年2月15日までのスローガンであり、元は総合生活消費企業をテーマにしたスローガン。「The Lifestyle」という意味は生活のスタイルで、「Company」は「会社」または「企業」の意味。CMでは、2001年~2004年2月15日までのサウンドロゴで、女性ナレーションのみ。
カネボウ名義のスローガンはTheLifestyleCompanyまでとなり、2004年2月16日~2007年6月30日まではブランドマークとして残した。
2004年2月16日以降に使われたスローガン、CMではこのサウンドロゴは使用しない。「FEEL YOUR BEAUTY」という意味は、あなたの美しさを感じるという造語的な意味である
フジテレビ系列が放送する26時間テレビまたは27時間テレビのグランドフィナーレである提供読みで使われている。提供読みでは、1980年ぐらいから、「カネボウ」、1990年代後半は、「Kanebo」、2004年ごろには「カネボウ化粧品」という表示から新人による提供読みは「カネボウ(化粧品)」というセリフで読まれ、スローガンは読まない。
ちなみに、スポンサーのカネボウはカネボウ化粧品の事を指す。
また、カネボウの化粧品事業の「カネボウ化粧品」がスポンサーになっていたが、
化粧品事業外の「クラシエ」のスポンサーは27時間テレビの提供読み自体、存在しない。
もともとはかつてのスポンサーのカネボウ化粧品は、今では採用されていなかった
詳しくは、「27時間テレビ提供一覧」を参照。
TBSが毎年1月1日朝8時に放送する、「ニューイヤー駅伝」で1962年に初出場、優勝回数は4回。
選手のグループ地区では中国地区代表カネボウチーム(山口県)、2007年東日本代表地区チームである、東京都(カネボウ化粧品)のチームで出場。チームNo.10。
このチームのゼッケンはカネボウ→Kanebo(2004年からの新カネボウ化粧品ロゴ)とロゴに変わっており、色はオレンジ色と青と白の3色構造になっている。
2006年に拠点であった防府工場が閉鎖されたことと、企業自体の再生事業に伴い、花王の傘下となったカネボウ化粧品に移管された。
2014年1月1日、ヤマザキ新春スポーツスペシャルニューイヤー駅伝2014では、
2013年7月初頭からのカネボウの美白化粧品の薬害問題(肌にまだらができるなど)の社会問題が発覚したため、
カネボウ陸上競技部(チームNo.10/東京都/東日本地区代表チーム)のメンバー全員の活動を休止
(2014年度以降のニューイヤー駅伝から参加取り消し)
分野 | ブランド |
---|---|
薬品・医薬品事業 | |
食品事業 | |
化粧品事業(カウセリング化粧品) | |
化粧品事業(セルフ化粧品) | |
化粧品事業(グローバル化粧品) |
|
トイレタリー事業 |
掲示板
7 ななしのよっしん
2014/07/06(日) 15:23:38 ID: VS3oqO2poF
以前の記事統一の完了に続き、リダイレクト化等全て完了
・「Thelifestylecompany(カネボウ株式会社のスローガン)」「鐘紡(旧々社名)」の記事はクラシエに統一、
・「Kanebo」(コーポレートブランド、社名ロゴ、英表記名)はカネボウ化粧品に統一
・カネボウはクラシエにリダイレクトしたはずだが、「カネボウ化粧品」が望ましいと考えられている
8 ◆LOUDweep3s
2018/02/22(木) 15:11:44 ID: roKzBGdRj/
おいらがチェックしていない間にすごいボリュームに。
おいら的には、旧カネボウ時代と、クラシエ時代とは、
記事をわけちゃったほうがよかったんですが。。。
創業130周年って言われたら、旧カネボウ時代を含まないと
そりゃ納得行かないとする人も居るでしょうね。
おいらの気持ちとしては、カネボウ(Kanebo)の記事は、
「クラシエ」と「カネボウ化粧品」を参照する
曖昧さ回避にした方が良いかもしれませんね。
まぁ、VS3oqO2poF さんの独断と偏見でお好きにどうぞ。
9 ななしのよっしん
2022/07/25(月) 01:18:16 ID: va+72hiFu0
5代目 美しきヒューマンライフをめざす(1973~1986年)
グループ会社のみ「トータルビューティーインダストリーを創造する」(1980年〜1989年)
6代目 感謝をこめて、100周年(創業100周年の1987年、1年)
※創業100周年は1987年5月6日を指す。
7代目 '90芸術化産業宣言(1990年)
8代目 芸術化産業をめざす(1991年1月~1998年8月末、7年8ヶ月)
9代目 ForBeautifulHumanLife(1972年1月~1986年12月、1988年1月〜1989年12月、1998年9月〜2000年12月)
10代目 TheLifestyleCompany(2001年1月~2005年8月、約4年8ヶ月)
11代目 FEELYOURBEAUTY(カネボウ化粧品のみ、2004年10月~2022年6月)
2022年7月1日〜はスローガン消滅でKaneboだけしかない
歴代コーポレートスローガン(クラシエ)
12代目 Kaneboは、Kracieへ。(2007年7月1日)
(省略しています。全て読むにはこのリンクをクリック!)
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最終更新:2025/04/08(火) 14:00
最終更新:2025/04/08(火) 14:00
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